平成20年 年末賞与調査結果

(平成20年12月25日現在)


妥結・決定額は540,951円、月数は2.03ヵ月

5年ぶりに前年を下回る!


●前年比、金額7,244円減、月数0.04ヵ月減
 本所では、岡崎市内主要事業所120社を対象に標記調査を実施しているが、12月25日現在で88社から回答を得た。このうち妥結・決定している事業所は72社(年間協定により、既に決定済みの事業所を含む)で、全業種の平均金額は540,951円、月数は2.03ヵ月(平均年齢39.2才)となった。
 妥結・決定している事業所について前年の実績と比較すると、全業種平均の金額で7,244円減(増減率−1.32%)、月数でも0.04ヵ月減と、5年ぶりに前年を下回る結果となった。

●業態間の格差は前年より縮小
 業態別では[表−1]のとおり、製造業平均(37社)の金額は544,149円、月数は2.07ヵ月(平均年齢38.9才)、非製造業平均(35社)の金額は538,096円、月数は1.98ヵ月(平均年齢39.5才)となり、金額・月数ともには製造業が非製造業を上回った。
 単純比較では金額・月数ともに製造業・非製造業の格差は前年より縮小しているものの、業種別においてばらつきがみられ、同業種であっても業績の優劣により企業間の格差はさらに拡大している。

●金額・月数ともに減少傾向
 次に[表−2]のとおり前年の妥結・決定実績と比較すると、全業種で金額が増加した事業所は29.1%、横ばい23.6%、減少47.3%。月数では、増加19.6%、横ばい33.3%、減少47.1%となった。金額は分散したが「減少」の割合が最も高くなった。月数では「増加」が前年(42.6%)と比較して大きく低下し、「横ばい」「減少」の割合を高める結果となった。

●未決定も大方が「横ばい・ダウン」を見込む
 今後については、未決定事業所の中には現在の景気後退の影響でさらに厳しい経営環境の事業所が含まれると思われる。見通しについて、昨年と比較して「横ばい」もしくは「ダウンする」との回答が大方であることから、最終的に年末賞与の妥結・決定状況も前年を下回る結果が見込まれる。



[表−1]岡崎市内主要事業所年末賞与調査結果(12月25日現在)

 集計企業妥結・決定額(月数)基準内賃金年齢勤続年数
全業種72社540,951円(2.03ヵ月)271,043円39.2歳12.7年
製造業37社544,179円(2.07ヵ月)248,491円38.9歳12.9年
繊維8社492,942円(1.98ヵ月)241,886円43.0歳14.0年
化学7社545,753円(2.24ヵ月)237,377円37.2歳11.5年
機械金属13社577,130円(2.20ヵ月)266,957円39.2歳14.2年
その他製造9社505,030円(1.84ヵ月)240,274円38.6歳12.2年
非製造業35社538,096円(1.98ヵ月)293,595円39.5歳12.5年
建設9社514,757円(1.93ヵ月)304,257円40.4歳 13.0年
卸・小売15社547,579円(1.97ヵ月)300,714円37.9歳12.3年
サービス・他11社541,376円(2.03ヵ月)276,253円40.8歳12.5年



[表−2]前年年末賞与実績との比較(12月25日現在)

  金 額 月 数
増加 横ばい 減少 増加 横ばい 減少
全業種 29.1% 23.6% 47.3% 19.6% 33.3% 47.1%
製造業 29.2% 12.5% 58.3% 23.8% 19.0% 57.1%
非製造業 29.0% 32.3% 38.7% 16.7% 43.3% 40.0%

※集計は全て単純平均による。


平成20年 夏季賞与調査結果

(平成20年7月24日現在)


妥結・決定額は526,706円、月数は2.01ヵ月

僅かながらも5年ぶりに前年を下回る!


●前年比、金額3,938円減、月数0.03ヵ月減
 本所では、岡崎市内主要事業所120社を対象に標記調査を実施しているが、7月24日現在で97社から回答を得た。このうち妥結・決定している事業所は82社(年間協定により、既に決定済みの事業所を含む)で、全業種の平均金額は526,706円、月数は2.01ヵ月(平均年齢37.7才)となった。
 妥結・決定している事業所について前年の実績と比較すると、全業種平均の金額で3,938円減(増減率−0.7%)、月数でも0.03ヵ月減と、僅かながらも5年ぶりに前年を下回る結果となった。

●業態間の格差は前年より拡大
 業態別では[表−1]のとおり、製造業平均(44社)の金額は538,179円、月数は2.07ヵ月(平均年齢37.6才)、非製造業平均(38社)の金額は514,086円、月数は1.93ヵ月(平均年齢37.7才)となり、金額・月数ともには製造業が非製造業を上回った。
 単純比較では金額・月数ともに製造業・非製造業の格差は前年より拡大しており、業種別においてもばらつきがみられた。また、同業種であっても業績の優劣により企業間の格差はさらに拡大している。

●金額・月数とも「増加」が5割を下回り、「横ばい」・「減少」に分散
 次に[表−2]のとおり前年の妥結・決定実績と比較すると、全業種で金額が増加した事業所は47.4%、横ばい14.0%、減少38.6%。月数では、増加37.5%、横ばい39.3%、減少23.2%となり、金額・月数とも、「増加」は5割を下回った。金額では、「増加」・「減少」に分かれ、月数では「増加」・「横ばい」・「減少」に分散した形となった。前年と比べ、金額・月数とも「横ばい」の割合が高まった。

●未決定も5割が「横ばい」2割「ダウン」を見込む
 今後の見通しについては、未決定事業所の中には比較的規模の小さい事業所やさらに厳しい経営環境の事業所も多いとみられることから、前年と比較して金額・月数ともに「横ばい」が5割、「ダウンする」が2割回答しており、最終的には前年実績を下回る可能性は高いと思われる。



[表−1]岡崎市内主要事業所夏季賞与調査結果(7月24日現在)

 集計企業妥結・決定額(月数)基準内賃金年齢勤続年数
全業種82社526,706円(2.01ヵ月)267,137円37.7歳12.3年
製造業44社538,179円(2.07ヵ月)260,042円37.6歳12.7年
繊維7社487,178円(1.89ヵ月)258,942円38.9歳13.6年
化学8社597,719円(2.17ヵ月)252,565円37.4歳12.3年
機械金属18社622,580円(2.25ヵ月)269,372円37.4歳12.9年
その他製造11社429,613円(1.83ヵ月)249,591円37.5歳12.0年
非製造業38社514,086円(1.93ヵ月)278,822円37.7歳11.7年
建設10社531,096円(1.85ヵ月)286,901円 39.0歳 12.2年
卸・小売16社531,958円(2.00ヵ月)288,764円36.1歳11.1年
サービス・他12社473,103円(1.88ヵ月)256,824円38.8歳12.1年



[表−2]前年夏季賞与実績との比較(7月24日現在)

  金 額 月 数
増加 横ばい 減少 増加 横ばい 減少
全業種 47.4% 14.0% 38.6% 37.5% 39.3% 23.2%
製造業 48.4% 9.7% 41.9% 40.6% 37.5% 21.9%
非製造業 46.2% 19.2% 34.6% 33.3% 41.7% 25.0%

※集計は全て単純平均による。








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