地産地消とまちづくり

地域で生産された食料を、地域で消費するというのが地産地消の意味です。いま、日本のみならず、世界的にも地産地消を推進する活動が盛んになっています。それは何故かと言うと、地産地消を進めると、「食料の安定的確保」や「健康で安心できる食材の供給」が可能になってくるほか、輸送に使うエネルギー削減にもつながり地球環境にも良いからです。また、地産地消は、農業をする人々、流通をつかさどる人々、販売をする人々、そして消費者など、その地域の人々のほとんどが関係してきます。従って、地域の循環的な経済の推進と里や街の活性化とに大きく影響する活動となります。今の社会においては、情報と交通機関の発達によって、食料は国内のみならず世界中から運ばれてきます。その反面、地域の食材を地元で消費することは、少なくなり、地域コミュニティーは崩壊の一途をたどっています。従って、地産地消を推進していくことは、これからの地域の重要なテーマの一つになることに間違いありません。