(17)問17.今後、期待する会議所の情報化支援サービス

 営利を目的としない商工会議所はその特徴を最大限に有効利用して会員サービスを提供できる。会員企業はどのようなサービスを求めているのだろうか。1番求めていることは「インターネットでの情報発信」(52.4%)である(図3-17-1)。内容まで調査対象になっていないが、従来の会報に加えきめ細かい情報発信を求めているということであろう。2番目は「教育機会の拡充」(34.4%)である。これは会議所主催の勉強会、講習会を求めているのであろう。第3位から第5位まではあまり差がない。相談相手、ネットワークの基点、としての会議所の機能を求めている。
 業種別では表3−17−1のような順位になった。情報関連だけが1位が異なっている。

(表3−17−1) 業種別順位
  インターネットでの情報発信 教育機会の拡充 パソコン相談窓口の充実 会議所・会員間ネットワーク 専門家等の紹介・斡旋 情報機器購入の斡旋 その他
製造業(自動車関連) 1 3 4 2 5 7 6
製造業(その他) 1 3 5 3 2 7 6
卸売業 1 2 4 3 4 6 7
小売・飲食業 1 2 3 5 4 5 7
建設業 1 2 2 5 2 6 7
金融・保険業 1 3 1 4 4 4 4
情報関連 2 4 6 1 4 2 7
サービス業 1 2 2 4 5 6 7
その他 1 2 5 3 4 6 7
合計 1 2 3 4 5 6 7

 従業員別では表3−17−2のような順位になった。

(表3-17-2) 従業員規模別順位
  インターネットでの情報発信 教育機会の拡充 パソコン相談窓口の充実 会議所・会員間ネットワーク 専門家等の紹介・斡旋 情報機器購入の斡旋 その他
5人未満 1 4 2 5 3 6 7
5〜19人 2 1 5 4 3 6 7
20〜49人 1 2 4 3 5 6 7
50〜99人 2 1 5 3 5 4 7
100〜299人 1 2 2 2 5 6 7
300人以上 1 2 4 4 3 6 6
合  計 1 2 3 4 5 6 7

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