3.回答結果集計 2

(3)問3.インターネット接続状況

 全体的な傾向はパソコンの導入状況と同じである (図3−3−1)。約2/3の企業が既に接続済であり、全体の約80%がインターネットに対して興味を示している。
 業種別でも同様である。全体の導入企業割合よりも下回っているのが、小売・飲食業、建設業、サービス業である(図3−3−2)。意外なところでは情報関連でも未接続企業が存在している。
 従業員規模別で見ると、全体を下回っているのは5人以下の企業のみであり(図3−3−3)、6人以上の企業は全体を上回っている。


(4)問4.インターネットに接続しない理由

 基本的には問2のパソコンを導入しない理由と同じような結果(1位の「使いこなす自信がない」と2位の「必要性を感じない」の順位は逆転しているが)が出た(図3-4-1)。 インターネットに接続する費用は接続するパソコン台数に比例しないこともあって「コスト負担」と答えている企業数が上位2つと比較して1/2以下というのも頷けるところであろう。
 これを業種別に目を転じてみると面白い結果が出ている(図3-4-2)。自動車関連の製造業においてはインターネットは「必要性を感じない」ものであるらしい。また、情報関連においては接続に関するコスト負担が大変であるとの認識である。これは、単純な接続形態(ダイアルアップIP接続)ではなく、専用線接続なども考慮しているのではないだろうか。
 「使いこなす自信がない」業種は製造業(その他)、卸売業、サービス業で、「必要性を感じない」業種は製造業(自動車関連)、建設業である。
 従業員規模別では300人以上の企業で「必要性を感じない」という回答があるが、企業数が「1」であり、特異点として除いても問題ないと思われる。その中で100〜299人の企業で「コスト負担」が第1位であるというのは面白い結果である(図3-4-3)。 ダイアルアップIP接続であれ、専用線接続であれ、ある一定の規模(パソコン台数)では通信コストがかなり高くなるということを示していると思われる。


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