![]() 両地域は、愛知県の衣浦港から三河湾岸中央部に隣接する県内の中枢地域であり、地域全体の面積は850kuで、愛知県の約16.5%、人口においては約114万人で県全体の16.2%を占めています。 産業特性は、製造品出荷額が7兆2580億円(県全体の約22%)と極めて高く、県内の生産拠点の一翼を担う地位にあり、輸出入も盛んであります。 (平成13年版愛知県統計年鑑より) その中心は自動車産業を主体とする高い産業集積地ですが、一方において、これまでの技術蓄積を生かした新産業分野への取り組みや、情報通信事業の展開など将来性に富む地域と位置づけられております。 また、近くには風光明媚な三河湾リゾートや徳川家康公ゆかりの歴史遺産など豊富な観光資源に恵まれ全国から数多くの観光客を迎えている地域でもあります。 自然条件にも恵まれ、全国一の生産を誇る抹茶をはじめ花き栽培、果実類の生産も盛んで、全国各地との物資の交流も非常に多い地域でもあります。 とりわけ、知多地域では、2005年開港予定の「中部国際空港」を核とした新たな産業集積・都市化を図っております。 この両地域が、2005年日本国際博覧会開催と中部国際空港の開港に向けて、国際的な交流・観光への対応、あるいは他の地域間との交流・連携を推進し、「世界に開かれたネットワークづくり」とともに21世紀においても「安全で活力に満ちた社会・経済・生活の実現」をするため、幹線道路の整備が今後の発展の上で欠くべからざるものであります。 物流の効率化により、産業界の一層の活性化を図り、活力ある地域づくり、都市づくりを実現するため、名古屋三河道路の早期建設が不可欠であり、下記のとおり強く要望するとともに両地域の実情をご賢察いただき、格別のご高配を賜りますようお願い申しあげます。 また、この道路の重要性を勘案し、ITS(高度道路交通システム)を導入した道路とされることを強く要望いたします。 2.道路整備に関する新たな「長期計画」を策定し、21世紀の地域整備に相応しい交通ネットワークを計画的に整備するため、自動車重量税、揮発油税等の「道路特定財源制度」を絶対堅持し、一般財源化などに転用することなく、その全額を道路整備に充当することを強く要望いたします。 平成14年 7月10日
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