岡崎商工会議所会報2007・1月号表紙:大門〆縄組合
しめ縄

 日本の新年に欠かせないしめ縄。矢作川の砂州を近くにもち、稲の乾燥作業に適していた大門地区では、明治中期からしめ縄の生産が始まったとも言われています。同地区で生産されるそれは、穂が実る前の青刈り稲を用いることや、機械の導入により鮮やかな青みが持続することで高い評価を得、県内の70%以上のシェアを誇ります。  玉締め・大根締め・ごぼう締め等地域によって異なるしめ縄は、今も職人の手でなわれ、日本のお正月に彩りを添えています。
大門〆縄組合  

 組合組織としてしめ縄づくりを手掛ける、県内でも稀な存在。昭和25年に設立され、現在およそ20戸の組合員で年間70万本程度を県内や近辺に出荷する。正月明けすぐから、芯作り等で来年用の作業に取りかかる。組合員の平均年齢はおよそ72・3歳で、後継者の確保が課題。  また、伝統産業理解の一環として20年程前から、学区内の大門小学校で児童にしめ縄づくりの指導を行っている。
事業所名:大門〆縄組合