ハノーバー万博・ベルリン ドイツ経済視察報告

平成12年10月1日(日)〜8日(日)


主 催 岡崎商工会議所 旅行主催 日本旅行岡崎支店

 10月1日〜8日の8日間の日程で、都築国際委員長を団長に随行、添乗含めて総勢16名のドイツ経済視察団が派遣されました。
 この視察は、ハノーバー万博を見聞し、来たる2005年の愛知万博への対応のヒントを得ることと、東西ドイツ統一後10年が経過して大規模再開発事業が進むベルリン等を視察し、都市再開発の実例を見聞することが主な目的でした。

 また、どの都市でも路面電車や自転車道が完備されていて、それが大いに利用されていることや、ごみ処理システム・風力発電施設・電柱は勿論のこと看板やネオンサインのほとんど無い街並み、駐車中の車がアイドリングをしていない状況などを見聞し、環境先進国と言われるドイツを膚で感じることが出来ました。

 さらに、旧東ドイツのポツダムやドレスデンを訪れ、道路や建物の修復状況が東西でまだまだ格差があることも理解でき実りある視察旅行となりました。
 主要な視察先でのポイントについて報告します。

1.ハノーバー万博〔10月2日(月)〕
 視察団一行が訪れた10月2日は、10月3日のドイツ統一記念日を控えての4連休中の真っ只中で、ハノーバー万博はいつ行っても空いている≠ニいう事前の情報とは裏腹に、オープン以降最高の入場者数を記録したという日に当たり、大変な人出でした。
 ホスト国のドイツ館と人気のオランダ館およびグローバルハウスを午前中に視察し、韓国館のレストランで昼食を済ませ、午後は日本館を訪れました。

 愛知県から出向中の石垣副館長から紙管とシートで出来たパビリオンの概要説明を受けた後、館内で展示している日本の地球温暖化対策の仕組みを視察し、続いてアフリカ諸国の集合館を自由視察しました。以下、各館での様子・ポイントなどを解説します。

Aドイツ館
 バス駐車場から近い東口を並んで入場。入り口には金属探知機も設置され、チェックが行われていました。入場してすぐ左手のドイツ館は内側に湾曲したガラスで出来ています。
 ドイツ館パビリオンのコンセプトは「アイデア工房」「未来への架け橋」「モザイク・ドイツ」ですが、入館してすぐ目を奪われるのは、シュテフィー・グラフやマレーネ・デートリッヒなどのドイツの著名人の胸像や頭部像で、足場で組まれた通路を歩いていくと、まるで彫刻家のアトリエにいるように仕組まれており、まさにアイデア工房といった雰囲気を創り出していました。

 続く「未来への架け橋」コーナーは、世界最大のスクリーン面積という720度映画館になっており、『ドイツの真中で』というタイトルの、ドイツの暮らし振りの紹介映像を見ました。
 3番目の展示「モザイク・ドイツ」はドイツの16州が、それぞれ特徴ある歴史と未来を代弁するような物を出品しています。
 例えば、グーテンベルクが印刷した聖書やベンツの一号車、通常はドレスデンの衛生博物館に展示されているガラスの人体、ハンザ同盟時代の帆船、有人宇宙実験室「スペースラブ」、ドイツ最高峰の山の二億年前に生成した岩の塊などが展示されています。

Bオランダ館
 場内移動用のゴンドラ乗り場隣りにある高さ40mの5層に及ぶサンドイッチ状のパビリオンがオランダ館です。ここも長蛇の列で約50分程並んで入場。
 屋上は風力発電パークで、ここからは会場内は勿論、周辺の緑溢れる森の眺望が素晴らしい。
 5つに区分された層では再現された農地や森林、花畑などに目をひかれましたが、展示の中心は、オランダの自然や暮らし振りを360度スクリーンで紹介する映像でした。

 ドイツ館もそうでしたが、こうした映像中心の見せ方は大阪以降の万博とほとんど変わり無いなという印象が強く残りました。
 それでもドイツの子供達にとっては、万博会場は身近で国際的な雰囲気を感じ取れる魅力的な場所と映っているようでした。
 オランダ館視察後はグローバルハウスを駆け足で回りました。ここでは、エキスポ2000のテーマに共鳴した世界各国のプロジェクト487件の内容を紹介していました。

C日本館
 日本館もガイドの松尾さんの手配で優先入館ができ、しかもミーティングルームにて愛知県庁から出向中の石垣副館長からハノーバー万博の状況や日本館の概要と展示内容の説明を頂戴することができました。その要旨は次のとおりです。

【石垣副館長説明要旨】
 ハノーバー万博は6月1日の開幕以降、入場者数が伸びず日本のマスコミにもいろいろ書かれましたが、8月に入り増加傾向となり、9月に入っては1日当たり10万人を超え、先週1週間では100万人の入場者を数えました。
 当初の計画では4,000万人の入場者見込みをしていましたが、下方修正をして、8月下旬に公社総裁が1,400万人という入場者数の公式予想を発表しました。この数字は間違い無くクリアすることでしょう。

 日本館はNHKでも放映されたようですが、骨組みはペーパーチューブで、長さ20m重さ約100キロの物を440本使用しています。
 ドイツ国内で生じた古紙で出来ており表面はコーティングしてあります。これと、ラダーと呼ぶ木のはしご状の骨組みとワイヤーの3つで3,000平米程の建物を支えています。
 屋根は15%程紙の入った白いシートを張り、その上に強化のためビニールを張っています。このため、自然採光でき、昼間は照明が不要です。通風も良いのでエアコンも使っていません。二酸化炭素を排出しない作りとなっています。

 内部の展示物については、日本の地球温暖化防止への努力、すなわちいかに二酸化炭素の排出を減らしていくかということを5つの島で紹介しています。

 会場西側のパビリオンは会期が終了すると、それぞれの負担で取り壊し、更地にして返却しなければいけませんが、東側の建物はそのまま残され今後のメッセで使用されます。
 アジアやアフリカの諸国で単独のパビリオンを持てない所は、まとまって1つのパビリオンを形成しています。新しい展示の方法として皆さんもお時間があれば視察されたらいいと思います。

 日本館の隣りはドイツのリサイクル処理会社デュアルシステムドイツ社(DSD)≠フパビリオンです。
 このDSD社は包装材のリサイクルのために、包装材を使用する事業者から費用を徴収し全国レベルで回収・リサイクルするシステムを完成させドイツ初の成功を収めた会社です。日本の容器包装リサイクル法とそのシステムの参考にしたといわれるところです。
 このパビリオンでは竜巻を利用して包装廃棄物を自動分別する装置を実演しているとのことでしたが、余りの列の長さのため入場は諦め、石垣副館長お奨めのアフリカ集合館へ向かいました。

Dアフリカ集合館
 アフリカ諸国がまとっまってのパビリオンは、入場の列は無かったものの、館内は大変な人で、休憩する場所を見付けるにも一苦労の状況でした。
 ここは、どちらかと言えばバザール的な雰囲気が強く、アフリカまで行かないと入手できないような木彫りの人形や動物などをはじめ、各種の民芸品が買える土産物コーナーのようなパビリオンでした。

 全体の印象としては、広大な敷地で開催中の万博を丸1日見聞しただけの感想ではありますが、展示の仕方は非常に真面目で、アトラクションや参加型の仕掛けは少ないように見受けられました。
 また、前述したように360度スクリーンによる映像中心の展示には新鮮さを感じませんでした。確かに言葉がわからなくても映像ならばある程度訴えたいことが感じ取れるのですが。

 日本館以外は説明もドイツ語と英語中心で、この両言語を理解できない国々からの来場者にとっては消化不良で終わってしまいそうでした。

 また、万博会場へのアクセスは、新たに作られた新幹線駅をはじめ在来線や市電など公共輸送が充実していて大いに利用されている様子でした。さすがに、連休中とあって、付近の道路は朝方は大変渋滞していましたが、帰りは渋滞も無く導線は十分に配慮されている様子でした。

2. アウトシュタット〔10月3日(火)〕
 「アウトシュタット」とは、VWグループの会長フェルディナンド・ピエヒ博士の肝いりでウォルフスブルグ駅前のVW本社工場隣りに、万博の開催にあわせてオープンさせた、文字通り「自動車の街」です。
 施設全体の内容を身近な例をあげて言えば、トヨタ自動車の「トヨタ会館」と「トヨタ博物館」「メガウェイブ」を足して、ぐっと真面目にアレンジしたようなものだと言えばご想像いただけるでしょう。

 ここでは、現地ガイドの神宮寺さんのご案内で「オートラボ」と呼ばれる、自動車という工業製品が出来るまでのプロセスを体験しながら学べるスペースを視察しました。
 コンピュータグラフィックでボディのデザインをしたり、デザインを検討する場合の特殊な粘土クレイ≠削ったり、皮巻きステアリングの縫製にチャレンジすることも可能です。

 また、「タイムハウス」というコーナーでは、自動車が生まれてからの時代ごとの世界情勢やファッション・風俗とその時代の車が組み合わされて展示されていました。
 さらに、空気抵抗や動力の伝わり方について、いろいろ触って体験できるコーナーも充実しており、祝日のせいもあって多くの子供達で賑わっていました。

 この建物にはVWグループの過去の代表的な車は勿論のこと、歴史的に意義深い他メーカーの車両も展示されており、日本車では初代カローラが展示されていました。
 VWグループの一大看板施設で、勿論万博終了後も自動車テーマパークとして営業していくだけあって、万博に比べればすべての仕掛けや見せ方にお金がかかっており本格的で、車好きのみならず参加者全員大いに気に入られた様子でした。

 特に子供達に自動車そのものと、それを取り巻く環境に興味を持ってもらうことを大きな狙いにしているのではと感じました。
 ここもオープンしたてで、連休中とあって午後には大変な混雑となっていました。
 当日は、VWグループのスペインのセアト社役員一行が視察をしていましたが、広大な敷地内にはホテルリッツ・カールトンも建てられており、今後は北ドイツの産業観光≠フ拠点としてドイツ国内・ヨーロッパ域内は勿論のこと、世界各国からの観光客で賑わうことになるでしょう。

3.ジェトロ・ベルリンセンター〔10月4日(水)〕
 旧東ベルリン地区フリードリッヒ通りに面したビルの5階にあるジェトロベルリンセンターを訪問し、最初に都築団長が視察受け入れのお礼を申しあげ、続いて愛知県から出向中の安藤氏から、「ドイツ経済とユーロ動向」を中心に、1時間強ご説明をうかがいました。

【安藤氏説明要旨】
 ドイツの現政権は社会民主党と緑の党の連立政権ですが、98年10月にスタートしました。その前はコール氏が16年間政権を取り、統一の立役者となりました。
 シュレーダー氏が首相になった当初は人気が無く、支持率も低いままでした。その原因は高い失業率で、これを改善することが急務だと公約したにもかかわらず、一向に低下しなかったことによるものでした。さらに財政削減策を取ったため人気は低迷したままでした。

 しかし、昨年12月、コール氏の不正献金問題が明るみに出て、シュレーダー政権にとっては追い風が吹き出したのです。
 最近の経済成長は99年が1.5%、2000年は3%程度まで回復してきています。また、失業率はドイツでは10%を超えると大きな政治問題になる訳ですが、8月現在では9.3%と低下してきています。

 さて、ドイツではこの6月に与党と電力会社が原発の廃止に向け合意し、大きな政治問題の解決をみました。また7月には、2005年までに段階的に減税をしていく法案が可決しました。
 所得税では最高税率の50%を42%へ、法人税は40%から25%(法人関連税合計では38%)へそれぞれ減税しようというものです。

 ところで、ドイツは連邦国家で16の州で成り立っています。日本との大きな違いは参議院のシステムです。
 ドイツの参議院にあたる議員は選挙によって直接選出するのではなく、16州の政権党が議員を指名します。また、州の知事はその政権党の党首がなります。このように、州が国政に大きく関与できる仕組みになっています。

 さて、ドイツのEU内での経済力等の割合は人口で20%、購買力では33%を占め、最大の経済力を持っています。
 しかし、他に比べれば人件費や土地が高く税金や保健料も高いので、投資先としてはオランダのアムステルダムの方が20%ほど安上がりだろうと言われています。

 また、ポーランド、チェコ、ハンガリーなどの東欧も自由化されて、人件費も安くインフラも整備されてきているので、投資先としての競争相手となってきています。例えば、ポーランドの南部ではトヨタ自動車の工場建設の鍬入れも済みました。
 旧東ドイツ地域は統一で吸収合併されたような形になりました。面積では旧東ドイツはドイツ全体の30%、人口では20%を占めていますが、経済力は10%程しかありません。設備面での生産性は西ドイツの60%、賃金は75%程でしょう。

 東ドイツ地域復興のための連帯付加税が5%掛けられており、それが2004年まで延長されていますが、この調子で行けばさらに延長されそうです。
 今後の東西格差はどうなるかについては、最近のアンケートによれば、もう10年経てば同じようになるという回答が多かったのですが、個人的には無理だと感じています。

 特に、精神面で旧東ドイツ側は旧西ドイツ側に吸収合併されてしまったという雰囲気が強く、経済面でも政治面でも征服されてしまったと感じているようで、気概が上がらないことが大きな社会問題になっています。

 ユーロについては、実際の現金が流通するのは2002年1月からです。勿論大きな企業間での決済はすでにユーロで実施されています。
 最近の問題はユーロの下落ですが、これはヨーロッパは日本よりは成長率が高いものの、アメリカに比べれば低く、金利差も拡大していることが主因でしょう。また、為替政策の責任者が指名されていないのも原因だと言われています。
 ユーロの相場については、先週協調介入があったのでこれ以上下回ることは無いだろうというのが一般的な見方のようですが、ドイツにとっては自国通貨の下落への恐怖感や拒否反応は根強いものがあります。

 最後にハノーバー万博について述べますが、最近やっとお客様が入るようになりました。6月、7月は閑古鳥が鳴いていました。この万博は国とニーダーザクセン州が折半して出資し、会社を作って運営しています。

 運営にあたっては、4,000万人という入場者見込みをしましたが、これは万博を開催するためにどうしても必要な数字だったと州の首相も認めているようです。州の役人も開催前からその達成は無理だと言っていたようです。

 愛知県議会でも大きく取り上げられたようですが、ハノーバー万博は現時点では1,000億円以上の借金が残るだろうと言われています。
 当初はこの赤字分を国と州が折半しようということでしたが、州にとっては負担が重すぎるので何とかして欲しいと国に要請したということです。その結果はまだ説明されていません。
 説明要旨以上

4. ダイムラーベンツシティー、ソニーセンター〔10月4日(水)〕
 ベルリンのポツダム広場に再開発されたダイムラーベンツシティーのショッピングモールと、その隣に作られたソニーセンターを視察しました。
 特に6月14日にグランドオープンしたばかりのソニーセンターでは、同センターの広報から委託を受けてガイドをしているドイツ人のミューラーさんの説明を浜田さんの通訳により視察しました。

【ミューラー氏説明要旨】
 ソニーセンターの建っているポツダム広場は戦前はカフェやレストラン、ホテルが建ち並ぶ活気のある場所でした。戦争により、ほとんど建物は破壊され、さらに冷戦時にひどい状況となり更地になってしまいました。

 この場所をベルリン市はいつか首都機能の施設を建てるべく空き地として確保していたのです。しかし、政府・州は首都移転のための土地は十分に確保していたので、市は企業に再開発をしてもらうことにしたのです。
 市は世界的に有名な企業に再開発を依頼しようとし、応募を受け付けましたが多くの企業の申し出があったようです。市はその中から、ダイムラーベンツとソニーを指定したのです。そこで、両社とも企業の名刺をここに作ろうとしたのです。

 そもそも、ベルリンはソニーの前社長大賀典雄氏が声楽を習うために滞在していたことがあり、その時に夫人と知り合った思い出の土地だということです。
 また、ソニーにとっては今後の大きな成長が見込める東欧を近くに控えたベルリンをヨーロッパの本拠地としたいと考えていました。

 ここには、ソニーヨーロッパ本社をはじめ、映画館、IMAXシアター、ソニー製品ショールーム、フィルムミュージアムなどに加えて分譲住宅(1u当たり、1万〜1.2万DM)や賃貸マンション、オフィスビルなどもございます。

 ソニーセンター中心の広場の屋根は富士山をイメージしていますが、傘をさしたような作りになっています。シートはテフロンで出来ています。

 市はここを封鎖した構造にしないように要請したようですが、ソニーも広場として利用する計画でした。清掃と保安もソニーが担当しています。館内の映画館では営利目的だけでない作品の上映も行っています。
 こうした事業によって、ベルリンではハイテク製品のソニーとしてではなく、不動産開発の会社として知られるようになりました。
 説明要旨以上

 このように、ソニーセンターは隣りのダイムラーベンツシティーとともに、早くも地元の若者の人気スポットになっているようでした。
 ベルリン市内ではポツダム広場周辺を中心に、まだまだ大規模再開発工事があちこちで行われており、数年後にはドイツ最大の政治・経済・観光都市に変貌するだろうと感じました。

5. ポツダム、マイセン、ドレスデン〔10月5日(木)、6日(金)〕
 ベルリン視察後はポツダム、マイセン、ドレスデンを訪れ歴史的建造物や美術館、磁器工場などを視察し、ショッピングも楽しみました。
 ポツダムではユネスコ世界文化遺産でもあり、ポツダム宣言協議場として有名なツエツイリエンホフ宮殿と、フリードリッヒ2世の夏期用レジデンスのサンスーシ宮殿を訪れました。

 どちらも旧東ドイツ地域の著名な観光地で、多くの観光客がバスなどで来ていましたが、客待ちのバスがアイドリングをしているような光景はどこにもありませんでした。
 マイセンでは国立磁器工場を視察しました。企業紹介ビデオ放映や、作陶・絵付けの実演もあり、日本人の団体がまとまれば説明も日本語で行われます。

 2階の博物館は歴史深い磁器の数々が展示され、さらに売店ではマイセンの磁器が購入できる仕組みになっています。
 さすがに、高価な磁器を売るだけの仕掛けがきちんと出来ているという訳で、ここではいちいち言わなくても免税手続きの書類を作ってもらえます。

 ドレスデンはチェコ国境へ40キロのザクセン王国の首都だった都です。1945年2月の空襲で建物の70%以上が崩壊したと言われていますが、文化・芸術の都として復興が進んでいます。
 エルベ川南の旧市街には数々のバロック調の建物がそびえたち、すでに晩秋と思わせる膚寒い訪問日でも、多くの観光客で賑わっていました。

 ここでは、数多い博物館や美術館の中から、ドイツ人ガイドのペギーさんの案内で、ザクセン王の集めた貴金属や絵画を展示した「アリベルティウム」と、15世紀から19世紀の古典絵画巨匠の作品を集めた「アルテ・マイスター」を視察しました。
 また、旧市街南のショッピングモールで「カールシュタット」などのデパートや、さらにエルベ川北側の新市街の商店街なども自由視察いたしました。

 旧東ドイツの地域では、どこへ行っても道路や建造物の修復が各所で進められており、旧西ドイツ地域との復興の格差が大きいことが感じられました。
 それでも、例えばドレスデンは2006年に市制800年を迎えるとのことで、それを目標に修復が進んでいると聞きました。その頃にもう一度出かけたいものです。



 随行 岡崎商工会議所 地域活性化グループ 鈴木康夫
 TEL (0564)53−6190 FAX (0564)53−0700 E-mail suzuki@okazakicci.or.jp



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