第3回:10月21日: IT化・情報化活用事例 1 「TOYOTAの情報化」 〜海外戦略におけるIT化の取り組み事例〜 講師:トヨタ自動車 (株)グローバル生産推進センター形式知化推進室 技術G グループ長 酒井 浩久 氏 |
<出席者>
メンバー16名、アドバイザー2名、コーディネータ、オブザーバー2名、事務局 計22名 |
<セミナー・グループディスカッション>
第一部 グローバル生産推進センターの紹介 〜グローバル化に向けた人材育成の取り組み〜 現在、トヨタ自動車は、世界26カ国、51工場でグローバル生産を展開している。日本でのモノづくりの競争力を強化し、急拡大している海外生産に対応するために当センターが設立された。 現地事業体の自立と、体質強化、効率化を図るためにビジュアルマニュアルを活用した人材の早期育成を図る。 |
教える人によって教え方が違うことによる現地での混乱を 解消するにはどうしたらよいか。 |
各工場の中でベストなやり方を採用して全社に統一化させる。 |
自社の強みを再認識させ、基本技能を徹底的に学ばせることにより、 モノづくりの基本は世界同一レベルの品質保証であるという理念のもと、 グローバル化を上回るスピードで人材育成を図る。 |
海外工場で外国人が外国人に教えることが可能になった。 |
第二部 海外戦略の紹介 〜海外保全人材の早期育成の取り組み〜 保全教育のためのビジュアルマニュアルの活用で設備保全と品質維持のノウハウをビデオ及びコンピュータグラフィックスで分かりやすく伝える。習得に10〜15年かかっていた育成を1,2年で達成させる。2007年問題の対応と若手の意欲を引き出すなど所与の成果を得た。 |
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<その他説明>
IT活用による経営革新モデル事業について
<研究会を終えて>
従来、暗黙の了解で済んできたところをビデオとアニメーションで表現するビジュアルマニュアルやコンピュータグラフィックスをとりまぜた人材育成のためのマニュアル書はそれはすばらしく、わかりやすいものでした。しかし、それらはモノづくりの競争力を上回るスピードでいかに人材育成を早く、正しく効率的に行い、若い力を引き出し、世界同一の高品質を提供するかということが前提にあるのだと気づきました。 |