第1回OZマーケティング会議議事録



平成11年12月22日 14:00〜14:50 岡崎商工会議所特別研修室 出席者25名
岡崎商工会議所コーディネート活動支援事業

1.開催趣旨
 研究会の中では時間の制約があって話題にできなかったモールに対する要望事項や改善提案、質問等をご提出頂き、自由な論議を行なうことで、OZをより良いものとしてゆきたい。


2.モールに対する感想、意見、要望
・ 今回で2回目の出席ですが、情報を発信しながらモールを展開するというOZの仕組に興味を持ち参加しました。インターネットの広告媒体としての地図検索も仕事にしておりますので、私の情報も発信させていただきながら、バーチャルモールの3D化へ向けての動きについても勉強してゆきたい。

・ メーカーでお客様に直接販売することは考えておりませんので、どのようにこのモールでアッピールするか難しい。このモールに参加して勉強になる点は、テナントの皆さんが本気で売ろうと取組んでおられるのが大変参考となり刺激になります。ユーザーとしての体験では、アクティブ・メッセージだけでなく、メールでも案内を受け取ったほうが、ユーザーとの一体感が深まるように思います。

・ ホームページの製作、コンサルティング業務を行なっています。お客様は、製造業から小売業、サービス業に及び、また、インターネットというと全国とか世界を対象にマーケティングを行なうことが出来ることがメリットとされる訳ですが、一方で、地域のお店でそれほど特徴のある商品も扱っていない一般的なお店や、製造業ではどのようなプロモーションを行なったら良いか、更に、従業員の方にどのようにトレーニングを行なってゆくか等など、沢山の事例を体験しておりますので、ご質問頂ければお答えできる面もあるかと思います。

・ 日経新聞でOZの記事を見て、非常に興味を持って参加しました。私は、アメリカの製薬メーカーの代理店としてサプリメント、スキンケア商品の販売を行なっており、事業を立ち上げたばかりですので、どういう形でお客様にPRしてゆくか、その手段の1つとしてバーチャル・モールがどのようなかたちで展開できるか大きな期待を持っています。具体的な手法や、バーチャル・モールがどのようなかたちで展開され、受け入れられてゆくかについてこれから勉強して行きたい。

・ 個人的な発言ですが、バーチャルモールで買うメリットは、店員を気にせずにいつでも店に入り商品を見ることが出来ることだと思います。OZでは自社のホームページを持ってみえないテナントもまだ多くあるようですが、その面からいうと、あるだけの商品やサービスを見やすく提示することが必要で、自分で作ればホームページはそれほどお金をかけなくてもまずまずの品質のものが出来る訳ですから、抵抗感を持たずに取組んでいただくと結構簡単に出来ることがおわかり頂けると思います。最終的には、業者に任せるとしても、一度自分でやっておくとより良いものが出来ると思います。

・ 難しく考えすぎず、お店でやっていることと全く同じことをインターネット上でやって行くとお考え頂ければ分かりやすいのではないか。ホームページの作成に関しても、ディスプレィを変えたり、セールを打ったりすることを同じようにホームページの中で行なってゆく。ホームページは、内容を少しづつ書き換えていかないと魅力的なものとならないので、これも通常のお店と同じように考えて内容を変更・充実させて行く必要がある。

・ 新しい流通の仕組ということで大変期待を持っている。自社でホームページを開設しているが、商材に問題があるのかあまり反応がありません。アクセスの動向や売れ筋の価格帯などの情報が提供されると多いに参考になるので、それを見ながら商材を変えたり提示の仕方を変えたりしてゆきたい。インターネット・ショッピングは急速に普及しているということを聞いているので、これからに期待したい。

・ インターネットのユーザーとしての体験をお話致します。インターネット・ショッピングの場合、一度お店に入って内容が自分に合わないと思うと、再びその店に来ることはあまり無いように思います。楽天市場は2週に一度くらいメールを送ってくるので、自分の欲しいものがあればそれを見にゆくということになるわけで、一度お店を見てつまらなく思ってもメールの内容が興味あるものであれば見に行くことになります。OZもメールを出すようにすればより多くのお客様が見に来てくれるのではないでしょうか。

・ 自社ホームページの作成の準備に入る段階です。来年、成人病向けの宅配弁当を始めたいと思っています。そこで、ホームページを作るにあたって、週一回内容を変更するとして、その投資額や、その仕組をうまく動かす為の工夫について教えていただきたい。メンバー間の連携で、他のテナントの商品・サービスも私どもで取り扱いたいと思っています。そして、私どもを通じて買っていただいた場合には私どもの商品を無料で提供する試みもOZでやってみようと考えています。

・ 末端のユーザーに販売する商品がありませんので、個人的な視点で参加しておりますが、研究会では技術論が先行しているように思う。テナントサイドで見ると、デリバリーや決済などマーケットリサーチというかインターネット・ショッピングをキーワードとした市場の事前解析をするディスカッションを行なう場所を用意する必要があると思う。

・ 写真関連の業務を行なっていますが、世の中のデジタル化の流れは急速で、これに取り残されないようにと勉強を始めております。画像処理やデジタルプリントのサービス等をインターネットに乗せて売買できないかと考えております。インターネットに関しては、接続はしたものの独学ではなかなか思うように進まず、やりたいことがどんどん膨らんで行くのでそのギャップがむしろ拡大しているのが現状です。

・ 先程のメールに関しては、当社では、メーリングリストを活用して社員間の情報共有を行なっています。お客様に対しては同報メールという仕組を使って毎月2回イベント案内等をお伝えしております。お客様からはもっと情報を送って欲しいという要望が寄せられております。それほどお金もかかりませんので、当社のメールの活用事例を紹介させていただきました。

・ 私は、三河スマートバレーネットワークがスタートしたときからお付き合いをさせて頂いていますが、OZを含めた地域の活性化への取り組みに対しに多いに関心があり、汗も流してゆきたいと思います。

テナント出店も検討していますが、ユーザーとしての体験もお伝えしたいと思います。ホームページだけの情報で商品やサービスを販売できるということは相当なことで、ホームページそのものがものすごく魅力的か、商品・サービスがすばらしいかでなければ簡単にはうまく行かないないということが、ユーザーの立場で見ていると良く分かります。しかし、これをやっていなければビジネスにならない時代がすぐ来ることは間違い無い訳で、今からいろいろなノウ・ハウを築き上げて行く必要があると思います。

・ OZで見た商品がお店にあるか聞いたところ、店員が知らなかったという話もあったようです。

・趣味でコンピュータを始めて3〜4年になり、お店のポップとか広告の下書きの作成に活用していました。最近になって地元CATV会社から電子商取引の実験に参加しないかという誘いを受けました。まだ検索サイトにも登録されておらず、注文もあまり来ておりませんが、課題は、送料やその他で生ずる手数料などの負担によって、これまでの販売方法に比べて高くなってしまうことです。これを店側で負担できるかといえば、商品が比較的低額な為、そうできず、結局お客様の負担にせざるを得ないことで、これを何とかする方法は無いかと考えています。また、検索のキーワードになりそうな言葉を出来るだけ織り込んで作っていますが、どのようにして自社のホームページを見てもらうかが一番頭の痛いことです。

・ ホームページを作ろうかという声は社内で出てくるようになりましたが、それについて良いか悪いかのコメントをできずにいるので進んで行かないのが現状で、これが研究会に参加した理由です。まだアクセス数が少ないようですが、商売として成り立つ為にはアクセス数を増やすような仕組を組み込んで行く必要があると思います。決済をコンビニで行なうことの出来るバーチャルモールもいくつか出てきているようですが、コンビに自体もバーチャルコンビニを展開するようです。より競争が激しくなる訳ですから、どのようにしたらその中で衆目の興味を引くようなホームページ作りが出来るかということを考えています。

・ 先程技術面の話が多いという話が出ましたが、私もそのような印象を持っておりました。皆様の課題解決の為に支援を行ないますので意見・ご要望をお聞かせ下さい。

・ 草間コーディネーターが、バーチャル=アクティブという話しをされるが、バーチャルでも自分の店構えがしっかり見せられないようでは商売にならないぞ、というのが根本ではないか。

・ 今後、マーケテイング研究を行なう会合を持つことについてのご意見はいかがですか。

・ OZのテナント談話室(コラボレーションルーム)が用意されているのでこれを活用したらどうか。

・ それを踏まえつつ、リアルの会合を行なって行きたい。

・ OZのテナント談話室(コラボレーションルーム)のカテゴリー分けが、実際に見て、買っていただくという視点とずれがあり、書き込みにくいように感じます。ご検討下さい。

・ カテゴリー分けについては、カテゴリーの追加ということで要望をお出しください。改善致します。


本日提出された主な意見・改善提案・検討課題
1. ユーザーに対するメールによる情報発信。
2. 出来るだけ多くの商品やサービスを提示する為に自社のホームページの開設が必要。
3. お店でやっていることと全く同じことをインターネット上でやって行こう。
4. メンバー間の連携で、他のテナントの商品・サービスも取り扱う。
5. デリバリーや決済などマーケットリサーチについてのディスカッションを行なう。
6. 商品が比較的低額な場合の送料やその他で生ずる手数料などの負担の低減。
7. より競争が激しくなる中での、衆目の興味を引くようなホームページ作り。
8. アクセスの動向や売れ筋の価格帯などの情報が提供されると参考になる。
9. 商売として成り立つ為にはアクセス数を増やすような仕組を組み込んで行く必要がある。


まとめ
 本日の論議を踏まえ、マーケテイング研究を行なう会合を、OZのテナント談話室(コラボレーションルーム)を活用しつつ、毎回のテーマを決めて、開催する。(以上)




前のページに戻る