第5回アクティブ・バーチャル・モール研究会議事録





第5回アクティブ・バーチャル・モール研究会議事録
平成11年10月21日 14:00〜16:00 岡崎商工会議所501会議室 出席者32名
岡崎商工会議所コーディネート活動支援事業

1.アクティブ・バーチャル・モールの名称について(草間コーデイネーター)
モールの名称は、『アクティブ・バーチャル・モール OZ』とする。
・ OZ(オズ)とはバーチャル・岡崎ゾーン・イン・フロンティア(virtual okazaki−zone infrontia)
・ ここでいう『アクティブ』の意味は、単に、「能動的にテナントからユーザーに情報を送る」というテクノロジーとしてのアクティブの意味に止まらず、「テナント自体がアクティブ」であって欲しいという思いを込めて命名した。

2.アクティブ・バーチャル・モールのホームページ・デモンストレーションとQ&A
・ 入り口は、お店のインデックスで、カテゴリーは「衣」、「食」、「住」、「暮らし」、「嗜み」、「遊び」、「工業」、「その他」の8つに分かれ、テナント名が表示されます。
・ テナント名をクリックすると、(モデル例を画面に提示)お店のページに飛びます。
まず、[お店のロゴ]があり、その下に[お店の案内=簡単なテナント紹介・写真地図など]、更に、[新着情報=自社ホームページをお持ちのテナントは、この部分を省略しても良い]
・[本店はこちら=自社ホームページをお持ちのテナントのみ]、最後に[テナント連絡先=所在地、責任者名、TEL、FAX、問い合わせはこちらまで(E-mailで返信)]という形の画面構成となります。
・ [今週の新着情報]をクリックすると、[商品・サービスなどの写真、説明文、価格]、[注文表]、[支払方法=郵便振替、代引き、銀行振込等]、[購入ボタン]などが表示されます。
・ ユーザー登録画面は、[メールアドレス、氏名・ふりがな、職業区分、年代区分、性別、未・既婚の区別、メッセージ等]という内容です。これを送信すると、バーチャルユーザーとして(プッシュ情報の受け手として)登録されます。

Q.テナントの最初のページは、どの店も同じ構成となるのか。
A.基本フォームは同じです。ロゴ、店の内容、写真・地図(希望により)等です。10月25日には、ご提出頂いた資料に基づいて作成した各テナントのページを見られるようにします。それをご覧頂き、ご意見なり、訂正の指示なりを頂きたい。但し、11月1日で完璧なものをつくると考えずに、実験事業を通じて学習し、より良い物に仕上げて行くとお考え下さい。

Q.商品案内のページが2ページあるのか。
A.インデックスをクリックしてお店に入ったところ(お店のロゴ、お店の案内、本店へのリンク・今週の新着情報へのリンク、テナント連絡先)が1ページ目、今週の新着情報(商品説明等)と説明したものが2ページ目です。新着情報の内容は入れ替えます。

Q.バーチャルユーザーでない人は、この情報を見ることは出来るのか。
A.見ることは出来ます。但し、プッシュ情報は送られてきません。ユーザー登録を済ませた方は、岡崎市在勤の100名強で、大学の教職員・学生、市民(市政便りに掲載)、商工会議所会員事業所(機関紙、E−Mail)、などに登録を呼びかけております。

Q.誰でもユーザー登録できるのか。
A.誰でも登録可能です。なお、現在お申し込み頂いたテナントは、37店です。今後も、随時受け付けます。また、基本フォームの背景の色はご希望により変更致します。

Q.商品毎に検索できるのか。
A.現段階では、検索できません。現在37店舗ですから、カテゴリーの区分で対応できると思います。テナント数が多くなれば商品検索システムを検討しますし、また、テナントの皆さんの論議により、必要となればつくってまいります。

・ 研究会の中だけでは、情報の共有も、マーケティングなどに関する論議も充分に尽くせないので、ネット上にコラボレーションルームを開設し、コミュニケーションの場(掲示板であリ、広場であり、全員が見ることが出来る)を作ります。こうした場で、問題提起を行った り、その解決法を論議するなど、充分に活用していただきたい。
・ 商店街の名称をOZ(オズ)と名づけました。「バーチャル・岡崎ゾーン・イン・フロンティア」、これは、「フロンティアの中の仮想の岡崎地域」という意味ですから、商品のみに限定しない地域活性化のための情報発信の仮想空間です。
・ 名称は、タイトルページでは、「ACTIVE VIRTUAL MALL OZ」、日本語では、「バーチャル・岡崎ゾーン・イン・フロンティア」と表現してまいります。OZというのは、「オズの魔法使い」という映画がございまして、主人公が夢の中に入り、仮想都市オズに向かって冒険を繰り広げて行くお話です。また、英語の辞書を引くと、OZは、重さの単位オンスの略です。金の重さの基準でもあり、1トロイオンス=△△ドルなどと使われます。ですから、商店街のタイトルにも違和感のない名前であると考えています。実験が終了すれば、このシステムはフロンティアに委譲され、マーケットは世界となってまいります。地域だけでなく、世界に情報発信して行きたいという意味も込めております。
・ アクテイブに提供される文字情報送信用のフォームは、「テナント名」、「電話番号」、「30文字程度の新着情報」という構成になっております。


  3.意見交換
Q.ユーザーから見る画面は、どんなものですか。
A.先ほどお見せした、商店街名があって、8つのカテゴリーに分けて商店名が表示されているものが最初のページです。店名をクリックすると表示されるお店のロゴ・お店の案内・新着情報及び本店へのリンク等が次のページです。新着情報をクリックして商品説明・注文表が出てくるのが最後のページです。プッシュ情報がユーザーのパソコンにどのようにテロップ形式で出てくるかについては、次回の研究会でご覧頂きます。

Q.ネット上でのテナント登録において、出店者の信用確認をどうするか。
A.実験期間中は、基本的には、岡崎の事業者(岡崎商工会議所会員)をテナントと考えたい。将来的には、日本商工会議所が検討を進めている認証システムを活用するなど、信用確認のためのシステムを構築して行きたい。

Q.コラボレーションルームは、全てのテナントが活用できるのか。いつから使えるのか。
A.全テナントが使えます。スタートは、11月1日の予定です。

Q.決済方法については、先ほどのデモ画面で示された方法に限定されるのか。先払いの方法は使えるのか。
A.テナントの判断でお決めください。

Q.岡崎市内での先行バーチャルモールはあるのか。
A.これだけの規模のものは確認できていない。

Q.広報体制はどうなっているか。
A.11月1日の市政だよりで、バーチャルユーザーの募集を行います。また、商工会議所の機関紙11月号で、テナント、ユーザーの募集を行います。動き出す段階で記者発表を行います。

・動き出しますと、物流と決済の問題が発生します。物流は、テナントの責任において行っていただきます。決済の仕組は、先ほど説明した決済方法のほかにも、この会でもより良い仕組を考えたい。

Q.勉強だけではつまらないので私も出店するすることにしました。テナント出店される方とお話していましたら、商店街に経営コンサルタントがいるのも面白いね、というご感想でしたので、出店してコンサルティング事務所を開きます。
A.このバーチャルモールは、物を売るだけではなく、OZシティというまちをつくるということですので、コンサルティング事務所の出店を歓迎します。
A.当社は製造業なので物を売ろうというより、存在アピールの情報発信を行うが、その際、アクセスカウンターが用意されていないことから、どの程度当社の情報が見られているか確認できないわけだが、なにか方法はあるのか。
A.アクティブなプッシュ情報が役立つのではないか。また、ヒット数は数えることはできますので、これをご活用ください。

Q.宅急便の代引き手数料に関してだが、1万円未満は300円、3万円未満で400円、10万円未満で600円、30万円未満で1000円で出来るという情報が入りました。また、幅広く企業に呼びかけて、テナントをもっと増やすという考えはないか。
A.商工会議所会員を中心としてテナント参加を呼びかけて行く。意欲のあるテナントの参加を期待しています。

Q.当社では、商品代金のほかに別途消費税がかかりますという1文を入れて、金額が8000円を超えた場合は、送料は無料に、支払方法は、代引き、銀行振込等がご利用頂けます、という表示を行い、フォームをつくってメールを送っていただくという方法を考えている。また、小額の商品は買い物カゴにいれて合計金額を計算するというやり方があるが、このモールではこの点の対応をを考えているか。

Q.当社は、3年前からインターネットを使って販売をしており、送料は一律500円、二万円を超えると送料は無料、現金振込と郵便振替で入金確認後発送と、代引きで宅配業者にお支払い頂くという方法をとっている。このやり方でトラブルは発生していない。発注が多いのは、電話とFAXです。

Q.発注があった際の確認のメール発信はどのように考えたらよいか。
A.朝に注文頂いたら、昼休みには確認・お礼のメールが入っているような対応を、テナントの皆さんにお願いしたい。

Q.個人情報を取り扱うので、この管理の方法はあらかじめきちんとルール化したほうが良い。
A.おっしゃる通りです。この実験のなかできちんとしたルールを作って行きたい。


4.インターネットマーケティングについて(服部コーディネーター)
インターネットマーケティングが何故良いかといえば、顧客とのインターアクティブな双方向のやり取りが企画しないで出来るというところにあります。
例えば、どういうものが売れるかについては、インターネットマーケティングは、とにかく出してみると、反応の有無がわかる。マーケットの反応が直接わかるし、ある層の人からは問い合わせも出てくる。そういう層の人たちを対象として商品開発・改良に持って行く。そのスピードがインターネットマーケティングの一番の強みだと思います。その際に重要なことは、顧客のプロフィールです。顧客によって反応が違てくるということを、この実験のなかで得て、それぞれのビジネスのなかに生かして行くことが大切だと思います。

(次回は、10月27日午後2時より開催)
(以上)





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