第3回アクティブ・バーチャル・モール研究会議事録





第3回アクティブ・バーチャル・モール研究会議事録
平成11年9月10日 14:00〜16:00 岡崎商工会議所501会議室 出席者31名
岡崎商工会議所コーディネート活動支援事業

1.アクティブ・バーチャル・モール研究会の位置付け(草間コーデイネーター)
本研究会は、本年度コーディネート活動支援事業の4つの柱(@VVCフロンティアの創業支援支援、ANPO法人化を目指す「21世紀を創る会・岡崎」の支援、Bアクティブ・バーチャル・モールの検討と試作、C通信制大学院の設立に係るシステムの検討と試作)のひとつに位置づけられる。

2.バーチャルモールの現状と将来性(草間コーデイネーター:資料「ネット販売の脅威」)
@オートバイテル・・・系列にとらわれない自動車情報の発信(購入検討者を提携ディーラーに紹介) AEライン(IBMの造語)・・・インターネットやECを積極的に活用する企業群と、そうでない企業群との間には、超えるに超えられない『境界線』がある。 Bアマゾン・ドット・コム・・・3年で売上高1200倍(6億ドル)。書籍に加えて、CD、玩具、ギフト、薬と販売品目を拡大。既存書店の買収により店舗による販売も検討。 Cメリルリンチ証券・・・当初の方針を変換し、ネット取引に本腰。 D楽天市場(出店企業975、取扱商品数8万点、月商4億円)・・・低額の出店料(月額5万円)と、顧客情報活用で急成長。運営企業『楽天』は、年商60億円。 Eマイクロソフトのモールビジネス・・・msn(マイクロソフト・ネットワーク)で優良小売店が集まる『パルコ』をつくる。

3.アクティブ・バーチャル・モール(以下AVM)の構築・運用に向けて(草間コーデイネーター)
(1)AVM研究会のメンバーについて
@ テナント出店メンバー
A 個人テナント出店メンバー(趣味・娯楽)
B デジタルコンテンツ作成メンバー
C バーチャルユーザー協力企業
D その他

(2) AVM研究会のメンバーに必要な条件について
上記 @ A Bのメンバーはインターネットのアドレスを持つこと。未取得の場合はYAMASAで対応が可能。

(3)AVM実験事業について
@ 出店テナント 20店以上
A バーチャルユーザー 100人以上(最低でもこれだけは確保する。)
B 出店テナントは現在インターネットのホームページを持っている必要は無い。
C 出店テナントにはAVM用のホームページを無料で準備する(2、3ページ)。
D 出店テナントはAVM用ホームページのタイトルページのロゴを考えることが望ましい。
E 出店テナントはプッシュ型データを定期的にホストに配信する。
F 出店テナントはホームページ用データを定期的に更新する(ホストに配信)。
G バーチャルユーザーのID設定料、通信料は事業費で負担する。
H AVM用のホームページはXML(extensible markup languege=リンクの高機能化がなされる次世代HTML)言語で作成する。XML
IAVM実験期間は11月1日から2月18日の100日間(12/25〜1/3休?)
J物流は各出店テナントで対応することが望ましい。
K電子決算について(今回の実験期間内では想定しない。)

(3) 次回AVM研究会10月13日(水)までに、疑問な点、希望・要望事項などを持ち寄って、運営の方法やルールを最終決定したい。


4.質疑・その他
Q.XML言語で作成するということだが、スタッフの尾上さんの方で対応してもらえるのか
A.そのとおりです。

Q.個人の資格での出店(本業の商品でなく、趣味で作ったCDの販売)も可能なのか。
A.可能です。

Q.出店するテナントが、それぞれバーチャルユーザを見つければいいのではないか?
A.そうあるのが望ましいが、それを出店者に義務付けません。希望がある方は、是非、バーチャルユーザとなっていただきたい。

Q.ユーザがメール・アドレスを持っていれば、コストはかからないということでいいのか?
A.そのとおりです。

Q.バーチャルユーザが岡崎市内の人であれば、電子決裁を使わなくても、配達時に代金を受け取ってもよいのでは。
Q.ユーザが岡崎市内のうちであればいいが、エリアが広がったとき,安価なものの送料はどうしたらいいか
A.配達の方法には、ルートセールスを行う事業者の協力を求めるなどの方法があるが、実験期間中は市内のユーザばかりなので、この問題は次のステップに向けて検討して行きたいと思いま   す。

Q.現在HPを立ちあげて、実際に販売もしているが、岡崎からのアクセスは少なく、問い合わせは世界中からきている。岡崎市内に限る意味があるのか?ユーザー以外も買い物できるか?
A.PUSHで出す情報は市内のユーザのみですが、HPは全国誰でも見られます。そこではユーザでなくても、買い物できるわけです。配達方法については、ユーザ用と、そうでない人用の2種類の表示を考えてもらう必要もあります。

Q.どのような人がバーチャルユーザとなるのか。
A.ネットワーク環境が整っている市内事業所の社員・職員に加え、既に、メールアドレスを持っている方で登録されたい方は、一般の方にもどんどん加わっていただくつもりです。100名に限定しているわけではありません。

Q.顧客情報については、年代、性別等を始めどの程度まで把握できるのか。
Q.ユーザの顧客データは、メールアドレスだけなのか、個人データ的なものがあるのか。
Q.ユーザ登録のフォームはどのようなものか。
A.ユーザに関する情報をどこまで希望するかについての意見をお出し下さい。それによって登録フォームを作ります。ただし、ユーザに対して個人データの提供を強制することは出来ませんので、その点ご承知おきください。
Q.ビデオレンタル業での活用方法はどうしたらよいか。
A.例えば、予約注文の仕組みをご検討になったらどうでしょうか?レンタル業としての活用方法はいくつもあるのではないでしょうか。

Q.どのような形でパソコン画面上にPUSH情報が出てくるか教えて欲しい。
A.テレビの地震情報のイメージです。実験開始してからの変更も可能です。これについても、皆さんのご意見をお出しください。

Q.PUSH型で流れている情報に興味があるときユーザはどのようにするのか。
A.その時点でアクティブバーチャルモールのHPにアクセスすることとなります。バーチャルモールの運営についてですが、現実の商店街の運営と同じと考えてください。意見を出し合って事業を行って行きます。その話し合いの場がこの研究会とお考え下さい。皆さんのご意見でこのバーチャルモールを育てていくと思って出来るだけ多くの意見をお出し下さい。

Q.実験段階では、この仕組みの課題と可能性を探り、そこから実用に向けて改良して行くということと考えてよいか。
Q.利益を目指すものでなければならないと思う。儲からなければ、前には進まないのではないか。
A.その通りです。実験中は、あくまでも限られたメンバーでの小規模な運用となります。この中で、実際に売るための努力を行いつつ、課題の発見と解決方法の検討を行い、スムーズにビジネスベースでの運用につなげて行きたいと考えています。この事業についての検討は、既に3年前から進めておりますので、リクエストいただけば、どういう風にでも対応出来ると考えております。

Q.モールの名称が「康生新道商店街」と表示されていたが、これは仮の名前と考えてよいか。
A .その通りです。良い名前を考えてください。

Q.主婦でパソコンを使える人が少なく、女性は、ネットワーク・ショッピングをあまり活用していないように思われるがどうか。
A.商工会議所が行っているプレゼントの応募データ等を見ると女性ユーザは全体の40%に及んでいます。

Q.実験が終わってフロンティアに権利が委譲される時に、別途費用が必要になることはあるか。
A.必要経費を負担していただくこととなると思います。

Q.出店テナントは希望があれば何店でもいいのか。
A.出店者が増えるほど、ビジネスチャンスも増えて好ましいので、何店でも結構です。

Q.次回までに考えてくることは何か。モールのネーミング、タイトルページの原稿、自店の紹介・概要説明、その他には何か。
A.会議所からご連絡いたします。次回で全て決めるわけではなく、11月1日にオープンさせるものを来月13日までに決めていきたい。その後、皆さんの意向により変更して行きます。

(以上)


アクティブ・バーチャル・モールへの出店登録がお済みでない方は、至急下記までご登録下さい。
宛先:岡崎商工会議所コーディネート活動支援事業事務局(早川、神谷)
TEL:53−6165
FAX:53−0101
E−Mail:okajou@gol.com





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