代表株式会社新東(燃料卸売業) ISO9001(2000年度版)・ISO14001を取得
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合資会社 多々内モータース商会 ISO9001(2000年度版)→2001年6月15日取得 | |||
ISO取得に至った背景は・・・ | ||||
ISO9000が2000年に改定され、製造業中心の規格から顧客満足という概念も取り入れられサービス業など幅広い業種にも適合するようになりました。それを機に、時代の流れとして品質や環境は企業にとって絶対に必要となるだろうと考え取得に向けて動き出しました。まず最初にサービスの質の保証ということで、ISO9001の取得を目指し、その後ISO14001にも挑戦しました。 | “ホリデー車検”に加盟している事業所の中で、ISO取得希望事業所が一緒になりISO9001の取得を行いました。ISO9000シリーズが2000年の改定時に“顧客満足”という概念が取り入れられたことで、当社としても顧客満足の質を高めるツールとして導入を検討しました。 | |||
ISO取得の過程で大変だったことは・・・ | ||||
ISO9000シリーズの取得に関しては、日常の仕事の作業手順のまとめという意味合いが強かったので、比較的スムーズでした。ただ、感覚では分っているものの文書化するという作業は大変でした。外部のコンサルタントの方をお願いし、社内で10人程の委員会を立ち上げ、休日等を利用し集中してISOの勉強を行なっていきました。実際に取得するまでは1年2・3ケ月程かかりました。やはり取得までに時間と費用がかかることが大変な点でした。 | 一種の共同取得なので、一から全て自分のところでやった訳ではありませんが、必要最低限とはいえ、事細かに記さなければいけない書類作成は量も多く大変でした。ただ、ISO取得時にみなさん気にされる費用面に関しては、共同で取得したということもあり、一社単独で取得した場合と比べ10分の1程度ですんだのではないかと思います。 | |||
ISOを取得したことによるメリットは・・・ | ||||
ISOの取得には全社員の協力が欠かせません。そういう点では、社員全員の“顧客満足に対する意識”や“今まで以上の法令遵守の意識”の高まり、“トラブルが起こった時のスムーズな解決方法の構築”等様々なメリットを実感しています。細かな決め事等、正直大変だと思う部分もありますが、全社員で実行していくなかで、長い目でみて“企業の文化”に育っていってくれればと思っています。 ISO取得は時代の流れとして必然とされており、挑戦する時期が遅いか早いかだけの違いだと思います。あくまでもISOは仕事のツールであって目的ではありません。取得してからが本当の意味でのスタートでありISOの概念を着実に社内に根づかせて行きたいと思います。 |
ISOの概念の中で行動をしていくのは「面倒くさい」と思うこともあります。ただ、お客様からの声を材料とし、クレーム等に対する社内のシステムの構築等が行えたのはメリットです。今までは口で「こんなミスはもう2度とやるなよ」と言っていたのが、ISOの概念を用いることによって、「根本的にミスを起こさない」方法を模索するようになりました。本来明確にしておかなければいけないことでも、曖昧なままになっていることが多いのですが、そういったものをきちんと明確にすることでミスの原因になる芽を摘み取ってしまう、という流れが社内に生まれたことは喜ばしいことです。 ISO9001に続き、現在ISO14001の取得を視野に入れた活動を開始しており、今回も共同取得を予定しています。費用の面等から考え、中小企業者にとっては共同取得ということも選択の一つに加えてもいいのではないかと思います。 |
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株式会社新東では2003年11月、岡崎市内では 初となる天然ガススタンド「エコステーション」をオープン予定です。 |