人間環境大学 人間環境学部 人間環境学科 教授 文野峯子 氏   

これまでに取り組んでこられた研究分野は

 日本語教育と教師教育(teacher education)を専門としていましたので、日米の大学や国際交流基金などの機関で日本語を母語としない方達に日本語を教えたり、スチュワーデスへの研修や難民支援センターでの教育なども行いながら、様々な国の方々と接してきました。また、「生徒の能力をいかに引き出すか」、「そのためには何をしたらいいのか」という、教師教育の分野での研究の経験をいかしながら、教師や企業の管理者の育成支援研修などにも携わってきました。

最近様々な場面で「コミュニケーション能力」の必要性がいわれていますが、
先生は『コミュニケーション』についてどのようにお考えになりますか

 「人から見た時に自分はいかなる人間なのか・・・」について考え、自分を客観的に捉えることが何よりも大切なことだと思います。そして、そのうえで相手と自分を比較し、相手の立場を理解していくことが本来のコミュニケーションの姿であると思いますし、そうしていくことが結果的に相手を理解することに繋がっていくように思いますね。

産学官の連携についてどのようにお考えですか


 産学官の連携についても、客観的な視点でもう一度再認識することで、地域活性化への新たなきっかけが見えてくるのではないかと思います。岡崎には、岡崎国立共同研究機構をはじめ、様々な国から情報やアイディアを持った方が多く集まっているように思うので、その人達とうまくネットワークをつくっていき、連携をはかっていったらどうかと思いますね。
 私個人としては、具体的にはなかなか難しいのですが、地域における産学の連携についてはぜひ積極的にお手伝いさせていただきたいと考えていますので、お役にたてることがあればぜひお気軽に声をかけていただければと思います。



も ど る