表紙−作者の言葉 生田 薫デザイン室 生田 薫

 子供の頃、花火の「シメ」はやはりこの「ドラゴン」でした。最後は線香花火と考える情緒派もいるでしょうが、子供には「ドラゴン」の爽快感の方が勝っていました。「玩具花火」は子供に一番似合うものだと思いますが、この美しさは老若男女誰だって楽しむことができます。この間、上海サミットで演出を担当した香港の花火アーチストのレポートを見たけれど、大人のための「玩具花火」や「花火アート」が伝統の三河からどんどん発信されていってもいいのではとも思います。


岡崎の「三河花火」

 玩具花火生産量の全国シェア3割以上が岡崎を中心とする三河地域で占められています。株式会社太田煙火製造所では、50年ものロングセラーを続けている噴出花火「ドラゴン」などのおもちゃ花火を生産しています。花火を楽しんだ後に占い文が浮き出す「花火 de 占い」など、大人も楽しめる新製品も開発しています。

◇ も ど る