未来城下町連合代表世話人
 株式会社宝金堂 専務取締役

 佐谷  智 氏

 康生通東1−18
 TEL21−2015

 10年前から街づくりといっていろいろなことをしてきた。その頃から芽が出始めたもの、また既にあった芽を育ててきたものが、今ようやく幹になってきたように感じる。
 今回のインターネットカフェのように、きっかけは先生からの紹介で始まったことが、少しずつ生徒と街の関わりに変わり始めている。このような、お互い物々交換のように相互にメリットをもてるような仕組みを、あらゆる人との関係の中で築いていきたいと思う。
 中心市街地という言葉はもう死語なのかもしれないと思う。今は岡崎の「街」をつくっていきたいと感じている。“どんな人が来てもおもしろいと感じられる街”、“参加したい人が参加し楽しむ街”がこれから目指していくところだと思っている。
 例えば通りのゴミをひとつ拾うのも街づくりだと思う。そう考えていくと、「街づくり」は誰にでもできることだし、そういう人たちの気持ちを活かしていきたい。
 商店街についていえば、街づくりは、実際に商売をやっている人が、身銭をきって汗を流さなければ本当の「楽しい」にはつながらないと感じている。若手の中には、この地域の可能性を感じ“まだまだ捨てたもんじゃない・・・”と自ら「街」について行動しているメンバーがいる。そのメンバーの存在が、このあたりを盛り上げていく求心力の源になると感じている。
 まずは、おされても倒れない幹ができた。これからはこの幹を育て、葉をつけ花が咲くようにしていくのが役割のように思う。
 街づくりは30〜50年のスパンで考えるものだと思う。自分達が次に受け継ぐ時に、本当の意味で「来て楽しい街」にしていきたいと思う。

《減りつつある空き店舗》




 ◇ も ど る