今こそ基本・常にベストを

 11月1日(木)の第162回臨時議員総会において、太田進造・太田油脂株式会社代表取締役社長、服部晃・岡崎信用金庫理事長のお2人が新副会頭に選任されました。商工会議所の新しいリーダーとして、若さと持ち前のバイタリティーある行動力に期待が寄せられます。
 そこで今回は、このたび黄綬褒章を受章された太田副会頭に商工会議所活動のあり方や地元岡崎について、抱負やお考えを伺いました。


岡崎商工会議所 副会頭


太田油脂株式会社
(岡崎市福岡町字下荒追28)


代表取締役社長  太田 進造 氏
ミ 想いを語られる太田副会頭岡崎商工会議所 副会頭


Q:黄綬褒章ご受章おめでとうございます。
 ありがとうございます。愛知県には油脂卸業としてはめずらしく協同組合があり、そこで理事長を務めています。今回の受章は、みなさんの健康に奉仕するために日々努力し精進してきた功績が認められたことと受けとめ、大変光栄に思っています。今後も、健康によいもの、安心できるものをより安い価格で提供していけるよう努めていきたいです。


Q:会社も創業100周年を迎えるとお伺いしていますが、
 100年をひとくちで言うと、長いようで短いですね。明治35年に創業して、その間戦争もありましたし経済の大きな変動もありました。先輩方がその時代時代に的確に対応され、そしてなにより社員の力があればこそここまでやってこれましたので、私には特に苦労がないと思っています。何より皆がベストを尽くした100年と言えますね。しかし、100年は通過点に過ぎません。
 私どもは、社是にSKY(スカイ)「大いなる創造精神(S)、豊かな人間関係の協調(K)、更なる一歩の躍進(Y)」を掲げています。社員から考えを募集して皆で考え、皆で決めました。数年前に発足させたSKYチーム(経営を主体的に検討するグループ)をベースに、若手社員の意見や価値観を積極的に受け入れる体制を整え、会社を思う気持ちを共感していきたい、そうすれば、お客様そしてグループ会社社員全体が一つになって、皆が幸せになれると思います。



Q:“岡崎”はどんな街でしょうか?
 伝統や歴史的価値は高いのですが、全体的に活力が不足していると思います。IT技術を上手く活用して新しい活力を創造し、岡崎に来たい、住みたいと思ってもらえるような街、新しい何かが起こる予感が感じられる街になったらいいですね。


Q:このたび副会頭に就任されました。
 変革を迫られる時代の中での大役を仰せつかり大変だなという気持ちです。大川会頭の企画された事業を着実に実行しながら、それに加えてこんなことをやってみたいという想いもあります。
 会員の方にはいろいろな業種があり、全体でみると異業種の大きな集まりといえます。そして、みなさんそれぞれ得意な分野があります。たくさんの会員の方とディスカッションし交流を図りながら、そういったいいところを持ち寄って、新しいビジネス・新しい価値観を生み出す仕掛けづくりが出来たらと思っています。また、こんな時代だからこそ基本に立ち返り、私たち企業が消費者・顧客の声を聞いて企業活動を行うように、会員の皆さんの声に真摯に耳を傾け、様々な事業に取り組んでいきたいですね。
 そして、商工会議所も社会の大きな変化に対応するため、職員一人一人が意思をもった変革をしないといけないと思います。



Q:最後に、太田副会頭の好きな言葉は何ですか?  “一期一会”です。与えられた時間にベストを尽くし、何事もその時々を一生懸命やるということです。その人と共有している時間、どの瞬間も同じものは2度とやってきません。ですから、仕事をしているときも、遊びのときも(ゴルフをしているときも、麻雀のときも)常にベストを尽くします。今で言えば、こうやって私の考えをお話ししていることにベストを尽くしています。



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