11月10日(土)から12月6日(木)までの約1ヶ月間、根石学区にお住まいのお年寄り(65歳以上)と
その家族を対象に、「配食:食事の配達」の実証実験を行っています。
 今回は、実証実験に参加された事業者、そして食事の配達サービスを受けている利用者の方に
お話を伺いました。

株式会社まごころ
代表取締役社長 小林数生 氏

Q:今回、実証実験に事業者として参加された理由は?
A:
お一人で暮らしている方はどうしても食事が偏りがちになってしまい、カラダにいい食事をとりにくいと思います。私ども“まごころ”は、社名のとおりいつも誠意をもってお客様と接したいと考えております。そんな考えのもと、誰もが簡単にバランスよい食事をとれる環境を作りたかったのです。

Q:サービスを利用する側のメリットはなんでしょうか?
A:
カロリー計算をした食事を作るのは本当に難しいんですよね。奥さんがおじいちゃんやおばあちゃんのために料理をつくることは非常にいいことだと思うんですが、長続きさせるのはかなりのエネルギーが要ります。そこで、お客様にあった食材を選び、カロリー計算もして、利用される方の健康状態に合わせた食事をお届けしますので、非常にメリットがあると思います。

Q:まごころグループとしても独自に健康食の宅配を始められたとお聞きしました。
A:
はい、栄養バランスとカロリーを考えた日替わりメニューを作りました。きっかけは、私がこの春に糖尿病になってしまい、食事療法の重要さを身をもって体験したことでしょうか。食べることを我慢するのではなく、規則正しい健康的な食事をとることによって自己管理ができます。不規則な生活習慣に悩むビジネスマンやお年寄りの食事療法として、また、ご家庭の負担が軽くなればとの思いで、手作りのものを作りたての状態でお届けします。
一生懸命やりますので、ぜひご利用いただきたいですね。

サービス利用者の声

Q:なぜ、配食サービスを利用されたのですか?
A:
私は78歳で、一人暮らしをしており、町内の回覧版でこのサービスのことを知りました。最初は、年寄りがわざわざ配達料を払って値段の高い食事をとるのはどうかと思ったんですが、食事を頼むのは毎日じゃなくても週1回でもいいとのことでしたので、利用しようと思いました。

Q:早速、実験初日から利用されたそうですね。
A:
ええ、バランスのとれた塩分控えめのおいしいお弁当でした。ボランティアの方が届けてくれたんですが、お話にもつきあっていただき、この次もまた来ますよって言ってくれて嬉しかったです。

Q:配食サービスはどんなときに利用されるのですか。
A:
自分でも料理を作るのですが、たまに外食したいと思うんです。私はうなぎが大好きなんですが、お店には1人でなかなか行きにくいんですよ。友達が一緒に行けるときはいいんですけどね。そんなとき、1人分でも配達してくれますので、気軽にお願いできるのが嬉しいです。このお弁当で外食気分も味わえます。申込みも無料の電話で簡単に注文できるので、おすすめしたいです。



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