産業活性化委員会

技能・技術の維持・継承・高度化等のための具体策を提案!

 日本経済の原点とも言える「ものつくり」は、生産拠点を海外に移し、生産部分が国外に移転している状況です。また、今まで日本の製造業を支えてきた高い技能・技術力をもった方々が定年を迎える一方で、若者の3K職離れという影響を受け、高い技能・技術の維持・継承が非常に困難な状況になっています。
 こうしたなか、産業活性化委員会(委員長:株式会社三龍社代表取締役社長田口竜也氏)では、急速に普及するIT(情報技術)、ハイテク技術の導入により、従来の技能・技術の維持・継承だけでなくそれらを組み合わせ活用できる人材確保など、日本経済の根幹となる「ものつくり」の維持・向上に向けての動きを具現化するべく提案書を作成し、常議員会(23日開催)において承認されました。
 また、岡崎大学懇話会中垣会長(岡崎女子短期大学理事長・学長)から、「まちづくりをはじめ、環境、介護、経営等特徴のあるカリキュラムをもった大学がある。4つの大学でそれぞれ智恵を出し合って産学官の連携を実現したい」と、地域活性化に向けた産学連携への意気込みを述べられました。

▲(左から、中村副委員長、田口委員長、中垣会長(岡崎大学懇話会)、牧野専務理事)

<提案の主な内容 >

○「ものつくり推進研究会」(仮称)を発足し、新たなネットワークの構築

○ 研究会に所属する事業所が保有する技能技術情報をデータベース化し、その内容の公開
  −ローカルメディアと連携して事業を推進

○ 研究会に所属する事業所の課題を解決する事業の実施
  −専門家による企業診断、岡崎国立協同研究機構の技術部との交流促進、産学連携の促進 等