食事の配達実験の流れ


ITを活用した新たなサービスの創造に取り組みます

 岡崎商工会議所では、国からの委託を受け、現在「IT(情報通信)介護支援事業」に取り組んでいます。地域内の各種メディア・サービス事業者・ボランティアの方々のご協力のもと、介護福祉分野における新たなサービス創造を行うものです。

「食事の配達」実験です

 この事業は「配食(食事の配達)」を実験的に行うものです。具体的には、コールセンター(情報の総合案内所)が、飲食店・給食業者の食事メニューの情報を収集し、地域のいろいろなメディア(電話・FAX・新聞・インターネット・CATV・エフエム放送など)を使って食事の配達利用者(高齢者とその家族)に提供します。利用者はいろいろなお店等のメニューの中から、自分に合った食事を選び、コールセンターに注文します。それが事業者に伝わり、食事を作り利用者に配達を行います。(配達できないお店等の場合は、配達事業者かボランティアの方が配達いたします)
 コールセンターを中心にしてこれらの情報の伝達を的確に行うことで、いかに効率的に食事の配達サービスができるかを実験するものです。


高齢者とその家族の方々が対象です

 今回は、65歳以上の高齢者の方(要介護認定は問いません)のみならず、その同居家族の方々に対する食事の配達も対象といたします。日々の生活の中で、食事に関する時間に少しでもゆとりを提供し、楽しい家庭づくりをご支援するものです。

利用者にとってのメリットは

 コールセンターを利用することで、飲食店や給食事業者のいろいろなメニューから希望の食事が選択でき、また注文も一括して行えるなど、利便性の高いサービスが受けられます。

※実施期間:11月10日(土)〜12月6日(木)の約1ヶ月  ※実験地区:岡崎市内根石学区を対象

本事業推進委員会委員  
岡崎女子短期大学    
初等教育学科長  
   
   教授
         
武藤久枝 氏

 今回、実証実験として行う配食サービスを通じて、地域のニーズにあわせた高齢化社会のネットワークを作りあげることを目指しています。そして、誰もが気がねなく活用できるIT技術を構築することで、お年寄りの現在の生活を大切にした、健康で豊かな地域づくりを実現させて、新しい福祉の時代を迎えましょう。