世界最軽量の担架を開発
ギネスに申請!
株式会社前田シェルサービス
代表取締役社長 前田 貞夫 氏
池金町金山76-4 TEL48−2411
各種抗菌フィルターの開発等で知られる前田シェルサービスでは、重さ1.5キログラムの超軽量担架を開発、8月中に本格的に発売を開始しました。
従来の担架(重さ約6.5キログラム)が意外と重く、なんとか軽く利用しやすいものにできないかと社長が思いついたのがきっかけで、1年余り前から軽量化に挑戦。軽くて丈夫なカーボン繊維性のパイプに着目しパイプ成形システムを導入、グラム単位で試作を重ねていく中で、ついに従来のものに比べ強度や大きさはそのままで、重さは4分の1以下の片手で簡単に持ち運べる今の形となりました。
現在世界一軽い担架としてギネスへの申請もされているこの担架は、既に消防署や航空システム会社などから注文が入っており、今後も緊急時の搬送活動など幅広い分野からの注目を集めそうです。
社長のアイディアはもちろんのこと、年2回社員による新製品提案を行うなど、常に新たなものが生まれる気風にある同社、次の開発にも期待がもたれます。
「ゴミ」から「資源」を分別する
総合廃棄物処理施設「Eco プラザ」本格稼働
中部保全株式会社
代表取締役 近藤 敬道 氏
柱町下荒子57-1 TEL51−1858
一般廃棄物処理業務を手がけている中部保全では、総合廃棄物処理施設「Eco プラザ」(額田郡幸田町坂崎与荒子26)が全面完成し本格稼動を始めました。民間企業がこのような再資源化総合プラントを建設し、自治体から認可を受けたのは全国でも初めてのケースで、多くの自治体や各種団体から注目を集めています。
“「ゴミ」の中から「資源」を分別する”をコンセプトに建設されたこのプラントは、ペットボトルや空き缶、プラスチックなどありとあらゆるゴミを種類によって分別し、容積を圧縮したり熱で溶かし凝縮し、リサイクルしやすくした後、それぞれの再資源工場や処理工場へと出荷するシステムで、既に額田町、幸田町全域と岡崎市の一部からゴミが運び込まれています。
また、愛知県許可では初めての蛍光管の中間処理を行い、併せて電池、フロン冷媒の回収も取り扱っており、どんなゴミにも対応できる総合プラント機能が多くの支持を得ています。
「ゴミを出す時の少しの心がけで、ゴミの減量は大きく進みます。弊社のこのプラントが、ゴミにはまだまだ資源として再生できるものがたくさんあることを住民の方に再認識いただきけるきっかけとなり、ごみの減量につながればと思っています。」と話す近藤社長。
今後は、ゴミ全体の数%を占めるリサイクル不可能とされている分野の研究にも積極的に取り組んでいくとのこと、“ゴミから資源を再生する”挑戦はさらなる広がりをみせそうです。