21世紀記念事業第2弾
JR東海 須田会長講演会盛況!

 5月24日(木)、本所大ホールにて「交流の世紀を拓く/産業観光と地域活性化」と題し、東海旅客鉄道株式会社(JR東海)代表取締役会長 須田 氏をお迎えし、特別企画講演会を開催いたしました。
 須田氏は、交流の世紀ともいわれる21世紀において、観光は主要産業のひとつに成り得る可能性を秘めているとしたうえで、特にモノづくり王国・愛知で期待される新しい観光のかたちとして、次の4つを挙げられました。
1.産業観光:愛知県には、産業遺産・工場もしくはその遺構などの産業文化財が豊富にある。これらを新しい観光資源として 捉え、モノづくりの心に触れてもらおうとする「産業観光」を、産業中枢「中京圏」から提案・発信すべきである。
2.街道観光:今年は東海道五十三次宿駅制定400年、来年は中山道が400年を迎える。中京圏は日本の真ん中だけにいろいろな街道が通っている。街道には人が行き来する。そこにふれあいが出来、文化が生まれる。いくつかの県にまたがっているので、広域的にこれを盛り上げたいものである。
3.都市観光:街そのものを売り込むことを都市観光というが、これからは伝統を残しつつ、若者受けする街に変えていく必要がある。若者がそぞろ歩きするのは、その場所が歩くだけでも楽しいと思うからである。そのような街にもしたいものである。
4.常在観光:どのようなモノでも観光資源と成り得るし、どのような街でも観光地に成り得ると考える。要は効果的に情報発信し、いかに人を集めるかである。岡崎にはいくらでも観光資源があるので、ぜひ情報発信に努めてほしい。