『花とともに』

  岡崎商工会議所婦人会
  有限会社安藤製材

    安藤 民子 さん

 先日、久しぶりに訪ねて来た友人が言った。「貴女がこんな花好きだとは知らなかった」。玄関の花を見て言ったのだ。花の栽培に特別関心を寄せるようになったのは、三男が東京の大学に入学し巣立って以来のことだったように思われる。多忙さにかまけて、つい水を掛けるのを忘れ「ごめんね一寸忙しくて」と言い訳しながら、あわてて水を掛けてやったこともしばしば。

 しかし、この頃では、「お早う今日ももきれいに咲いてくれてありがとう。たっぷり水を吸ってね。」と、朝の挨拶を交わすことが楽しみの日課となった。夫との会話にも、花の話題が加えられるようになった。移ろいゆく時の流れの中に、花の四季は確実に私の生活の跡を刻み続けている。

岡崎商工会議所婦人会は花の街づくり活動に取り組んでいます。

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