創立108周年記念式を挙行

▲ 式辞を述べる大川博美会頭             ▲ 永年継続事業所を代表して顕彰を受けられる丸石醸造株式会社深田正義 殿(右)

 本所は、11月15日(水)午前10時30分より、創立記念式を挙行しました。明治25年11月15日に創立され、108年目にあたる記念式では永年継続事業所の顕彰、永年勤続役員・議員の表彰、記念講演などを行いました。

 第1部の記念式典では、大川会頭が「日本経済は緩やかながらも回復の兆しを見せていますが、中小企業にとっては依然として厳しい環境下にあります。本所といたしましては、21世紀に向けての重点活動目標を示す指針を作成するとともに、経営環境の大きな変革期にあたり、会員企業の皆様のために、“中小企業のIT化支援”“中心市街地の活性化”“創業と経営革新の支援”などの大きな課題に積極的に取り組み、地域活性化に努力いたします。」そして、「永年にわたる事業経営を通じ、地域商工業の発展に寄与された方々に、深く敬意と感謝を申しあげます。」と式辞を述べたあと、創業310周年を迎えられた事業所を筆頭に、創業20周年以上10年刻みの351永年継続事業所を顕彰、永年勤続役員・議員13人に感謝状を贈呈しました。
 第2部では、市川祐三中部通商産業局長をお迎えし「21世紀産業社会の展望」と題する記念講演を行い、市川氏は「中部地方は景気回復の主因である消費の本格的な改善はみられないが、消費の拡大により最も先行して回復する可能性のある地域。21世紀産業社会の方向性として、1.業種・業態を越えた新しい開放・連繋型へ、2.若年依存から高齢者参画型へ、3.大量消費・摂取型から環境調和型へ、4.官民二元的からNPOを加え三元的へ、など新しいシステムづくりが必要。」と述べ、最後に今後の課題として「創造的レントの創出、効率的資本投下や、情報インフラなどの社会基盤整備に取り組むべき。」と語られました。


▲記念講演をされる市川祐三中部通商産業局長

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