第23回

 トップ・マネジメント・スクール

  Part1 経済講演会を開催

 9月6日(水)本所大ホールにおいて、第23回トップ・マネジメント・スクール Part1を開催しました。
 今回は、三井物産戦略研究所長の寺島実郎氏を講師に迎え、“直面する時代潮流と21世紀の日本および企業”をテーマに、世界的規模でIT革命が進展する中での日本と企業の方向性を語り、聴講者約90名が耳を傾けました。
 寺島氏は講演で、「米国、EU、中近東、アジア、ロシアなどの経済成長率が大きく伸び、世界同時好況が進む中で、日本経済の回復は遅れ存在感が薄い。」と指摘したうえで、「日本経済再生のカギを握るIT革命をどう企業に取り込むかが課題で、今後、雇用創出の量は増すが問題は質で、企業経営はITにより労働平準化へ向かい、企業においては情報の結接点役割のみを果たす高コストの中間管理職は限りなく不要になる。」と述べ、最後に「階層型日本社会が変わりゆく中で、雇用を生み出し、低コストの活動が行なえ、同時に目的意識と労働に対する誇りを得ることのできる民間非営利団体(NPO)活動の意義を重要視すべきである。」と結びました。

三井物産戦略研究所長 
 寺島 実郎 氏

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