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4月8日に『浜名湖花博』が開幕し、その中
の"庭回廊"エリアに石のすぎた有限会社八代がモニュメントを出展されました。 杉田氏が2年前に日本JC石材部門の会長を受けられた折り、「淡路の花博会場で使用されていた石が、中国製品ばかりで恥ずかしかった。」と聞き、今回の花博への出展依頼があった時は“国産材で岡崎の技を披露できるチャンス”と引き受けられたとのこと。 これまでで行われた"JAPAN STONE FAIR"(東京ビッグサイト)に"世界一大きい臼"(約5t)を出品するなどのチャンレジをされて いますが、今回は与えられたブースにそれぞれのテーマを持たせ、作品にどう反映させるかが創作の重要な課題になったそうです。 「テーマは"侘びと寂び"。ヨーロッパの街並の石畳は、敷石ひとつひとつがすべてまるみをおびているというヒントを得て、モニュメントを飾る石は、すべてまっすぐに見えてまっすぐでないとういう手法を工夫し取り入れました。年数を経れば経るほど、味わい深くなる作品を庭園の中に表現しました。」 間口2m奥行き4mで、入り口に門、内部は層塔や墓標状の石などを配し、周囲は太い蔓で覆われ不思議な安らぎ感をおぼえるこの作品は、開幕前のコンテストにおいて石部門の金賞を受賞。そして多くの来場者から『こんな優しい素敵なお墓に入りたい』とお誉めの言葉をいただくとのこと。ぜひ『浜名湖花博』へお越しの節はモニュメントをご観賞ください。 同社は、『石と和み』をテーマに迅速・丁寧に、永年培った技術と時代に求められるサービスを提供することがモットーです5月中旬には、市内細川町窪地63−1地内に小売専門の店舗をオープン予定です。 取材で訪問した社内ではネクタイを締めた社員の方々・女性の方がきびきびと立ち働き、従来の石材店のイメージとはかけ離れていました。今回杉田社長にお会いして、いつも新たな石材店を模索し切り開いて行かれる姿を拝見し、岡崎ひいては日本の石材業界の未来が大変明るいと感じました。 |