「えひめ丸の慰霊碑を寄贈!」
岡崎石工団地青年経営者協議会


 岡崎石工団地協同組合の青年経営者協議会(中澤茂政会長)では、愛媛県宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」の犠牲者を追悼する慰霊碑を製作し寄贈、事故からちょうど1年になる2月9日、ハワイ・オアフ島カカアコ公園内で竣工慰霊祭が執り行われました。
 同協議会は、今年度設立30周年を迎えるにあたっての記念事業を計画をしていましたが、その矢先に「えひめ丸」の事故報道をうけました。「同じ子供を持つ親として、家族の悲しみは他人事ではない」とメンバーの中で慰霊碑建立の思いが高まり全員の満場一致で制作を決定、30周年記念実行委員会の永田龍寛委員長を中心に製作が進められました。慰霊碑は、南アフリカ産のラステンバーグという黒みかげ石を使った3.6m四方の正方形で、デザインは宇和島水産高校のOBによるもの。碑の中央にはえひめ丸のいかりを置き、亡くなった9名の方々のお名前、日本語と英語による碑文、校章、事故現場の略図が彫りこまれています。
 岡崎の若手石工の思いの込められた慰霊碑。今後事故を風化させないだけでなく、見た人達の心にたくさんのメッセージを届けてくれることでしょう。