経済講演会

「“勝ち組み”に見る販売戦略 〜なぜこんなに売れるんだ?〜」

主催:岡崎市商業団体連合会 大型店部会・岡崎商工会議所 小売商業部会


 小売商業部会(川西部会長)、岡崎市商業団体連合会(川西会長)、女性部(鶴田会長)、岡崎談話倶楽部は11月19日(火)、合同の視察会を開催。「ジャズドリーム長島」では、到着後担当者より説明を受け、場内を視察。引き続き、バスで移動し「大垣の街づくり」について担当者より説明を受け、商店街空き店舗対策事業で実施している「コミュニティプラザ まちの駅」「リサイクルプラザ クルクルワールド」「マイスター倶楽部」を視察した。

【ジャズドリーム長島】
○ニューオリンズに住むジャズミュージシャン「バディ」の見た不思議な夢というコンセプトストーリーに基づき「楽しさ」や「賑わい」のある街並を演出。
○年間売上目標:約120億円、想定来客数:年間約300万人
○商圏・想定・ターゲット:車で1時間圏内、20〜50代男女、20代後半〜40代主婦
○店舗数:物販 77店舗、飲食 8店舗

●東海地区初登場のアウトレット店が全体の75%を占め、また、交通アクセスの良さもあり、かなり順調な様子であった。今後はリピーターの確保が課題となりそうだ。

【コミュニティプラザ まちの駅(子育て交流プラザ)】
少子化や核家族化、都市化が進展し、地域の人間関係が希薄になり、家庭や地域における子育て機能の低下をもたらしている。その結果、子育て家庭では子育てに精神的な負担を感じるなど、子どもの健全な育成への影響が懸念されており、乳幼児連れの親子が自由に交流できる場及び情報の提供、相談への対応が強く求められた。こうした中、多様な子育て支援機能を備えた総合的な子育て支援の拠点 子育て交流プラザを整備した。

【リサイクルプラザ クルクルワールド】
不用になった家具類を修繕し、新たな商品として提供するとともに、リサイクル情報の発信やリサイクルの活動体験などを通じて循環型 社会システムの啓蒙普及を図るための施設として開設。

【マイスター倶楽部】
岐阜経済大学、大垣地域産業情報研究協議会、地元商店街の共同研究室として、中心市街地活性化やまちづくりなどに関する調査研究、交流、情報提供、イベントなど各種事業の活動拠点として活用。

●岡崎市同様、大垣市でも商店街の空き店舗がかなり目立っていた。そんな中、閉じられたシャッターに「シャッターアート展」と題し、子供たちの描いた絵が飾られており、人通りのまばらな商店街に花を添えていた。こうした事業を今後の岡崎のまちづくりの参考にしたいと思う。