平成18年度本所事業ならびに決算報告承認
〜第187回通常議員総会 5月22日(火) 盛況に開催〜
 《平成18年度重点的に実施した事業は以下の通り》

1.ひとづくり:次代を拓く人材確保・育成

○優秀な人材確保の支援、労働環境整備の支援

 インターネット等による企業情報、採用情報の発信、合同企業説明会の実施など、会員企業の魅力を学生に伝えるとともに、公共職業安定所との連携強化による中途人材情報の提供や岡崎地域企業の求人開拓支援事業の実施など、企業と優秀な人材との出会いの場を創出・提供した。
 また、各種共済制度、労働保険事務組合の運営、健康診断事業の実施など経営者や従業員を守る制度を拡充し、若年労働者の相互交流会、企業人事管理者への研修を通した若年労働者の職場定着支援事業や、現状の多様な働き方に対応した労働時間等設定改善推進事業を実施するなど労働環境整備の支援に注力した。

○人材育成の支援強化 〜産業競争力の源である人材(プロフェッショナル)の育成〜
 組織をリードする"中核人材"として、高い成果を創出し、組織に貢献できる経営者マインドをもったリーダーの育成が、組織内の各部門・各階層で必要となっている。  本所では、その中核人材育成に向け、従来の講習会・研修会を拡充するとともに、幹部育成コースのひとづくり塾、担当者間のネットワークを構築し、課題の共有・解決を図る多様な研究会活動を実施した。

2.ものづくり:中小企業の活性化と競争力の強化

○新産業創出、地場産業育成の支援

 岡崎ものづくり推進協議会の活動支援を通じて産学官連携による技術革新・経営革新を促進、オンリーワン・ナンバーワン技術を全国に広く紹介し、広域的なビジネスチャンスの拡大に取り組んだ。他地域との連携強化では、岡崎市の親善都市・福山市の福山商工会議所主催"びんご産業市場"に本所ブースを出展。ものづくり事業所の技術・製品を展示・紹介することで、新たな取引のきっかけづくりを担った。

○経営革新、創業を柱に、挑戦する中小企業への積極的な支援
 中小・小規模事業者が抱えている経営課題に対し、支援策を熟知した経営指導員・専門指導員がきめ細かい相談・指導を実施。経営革新・創業支援を柱に、中小・小規模企業の資金調達、経営効率化を積極的に支援した。

3.まちづくり:まちの魅力・再発見

○市街地再生と賑わいづくり

 街情報ステーションを拠点に、各商店街情報を受発信するとともに、活性化イベントの開催、岡崎商業高校との連携事業など多彩な事業を実施し、中心商店街の賑わい創出、活性化に寄与した。特に、商店街各店との協働事業として展開している『得する街のゼミナール』は受講者数延べ1,300人を超えるなど、商店街回遊率向上に大きな成果を出した。
 また、コミュニティ・サテライト・オフィスの運営支援を通じ、地域活性化フォーラム・学生フォーラム・岡崎学を開講し、産学官民が一体となって地域の様々な課題解決を図る場を創出したほか、岡崎城下まち都心再生協議会への積極的な支援を通じ、「都心再生基本構想」策定に寄与した。
 11月には、初の試みとなる第1回岡崎ジャズストリート開催を支援、2日間で約20,000人を動員し、岡崎の新たな賑わいを創出した。

○観光からのまちづくり 〜観光文化都市を目指して〜
 NHK連続テレビ小説"純情きらり"放送にあわせ、観光まちづくりの推進と地場産業の活性化を図るため、「きらり岡崎。」をキャッチフレーズに、市と連携のもと、ガイドブック・ホームページを作成、効果的に活用するとともに、市内57箇所にまちかど案内所を設置し、時代展を開催するなど観光客増加に対応した。
また、5月から9月の期間、岡崎城下に伝統産業展示施設「三河・岡崎 城下町わざ工房たくみ庵」を開設、日替わりで製作実演や体験指導、作品・パネル展示等を行い、全国からの約1万人の来館者に、歴史と文化、伝統と匠のまち・岡崎をアピールした。
食を活かしたまちづくりとして、小規模小売店の新しい事業展開を支援するとともに、地元農産物の消費拡大・地産地消を推進する仕組みづくりに取り組んだ。


 
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