平成17年度本所事業ならびに決算報告承認
〜第183回通常議員総会 5月23日(火) 盛況に開催〜
 《平成17年度重点的に実施した事業は以下の通り》

1.ひとづくり:次代を拓く人材確保・育成

○人材確保・育成事業の充実

 インターネット等による企業情報、採用情報の発信、合同企業説明会の実施など、会員企業の魅力を学生に伝え、企業と優秀な学生との出会いの場を提供した。あわせて、即戦力として活躍する人材を求める企業ニーズにも応えるため、中途採用情報やOB人材マッチング情報も積極的に発信した。
 また、会員企業の役員・従業員向け講習会・研修会など教育メニューをさらに拡充するなかで、課題の共有・解決に向けた担当者間ネットワークづくりを目的とした各種研究会活動も数多く実施した。

○創業者育成の実施
 創業・起業を目指す人、新たな事業展開等を目指す経営者及び介護支援など地域・生活密着型事業の展開を目指す人に対し、事業を開始するための心構え、ビジネスプランの作成や経営戦略等の知識やノウハウを提供し、創業や経営革新等にあたっての支援を実施。本所シニアアドバイザーセンターとの連携のもと、30件の創業を生みだした。
 また、産業の多角化・高度化を目指し、中心市街地で新規成長産業の創業を支援するための施設「インキュベート・オフィス・康生」の入居支援を実施した。

2.ものづくり:中小企業の活性化と競争力の強化

○新産業の創出・誘致、地場産業の育成支援

 平成17年6月に設立した岡崎ものづくり推進協議会の活動支援を通じて、産学官連携による技術革新・経営革新を促進し、また、バイオ産業、航空機産業といった先導的プロジェクトや多彩な連携事業の実施により、新産業の創出・誘致、地場産業の育成を支援した。

○中小企業対策の推進、産業基盤整備への働きかけ
 中小企業者が抱えている経営課題に対し、中小企業支援策を熟知した経営指導員がきめ細かい相談・指導にあたり、経営革新・新規創業・第二創業を柱に窓口相談事業、専門家派遣事業、調査事業、情報提供事業を積極的に実施、事業活動も地域に留まらず広域に展開し、支援した。
 また、産業活動を効率化するため基盤整備の促進に向けた意見要望活動を、関係諸機関に対し積極的に実施した。

3.まちづくり:地域の魅力・再発見

○市街地再生と賑わいづくり

 街情報ステーションを拠点に、okazakiまち祭り、得する街のゼミナールなど商店主が主体的に行う事業を通して、商店街をリードする意欲的な商店主のネットワークを形成した。さらに、“まちの元気を取り戻すこと”を目指し、岡崎城下まち都心再生協議会などの活動に対して、本所職員・アドバイザリーボードによる継続支援を実施した。
また、平成17年12月には、本所のまちづくり事業を実施するにあたり、民間の発想により迅速かつ効率的に地域活性化を進める“株式会社まちづくり委員会”を設立、その活動を開始した。

○観光からのまちづくり 〜観光文化都市を目指して〜
 社会が成熟化する中で生活の質の向上に対する人々の関心は高まっているが、それに見合った都市をつくるためには観光からのまなざしが必要である。そのようななか、岡崎の伝統工芸・地場産業の育成と振興に取り組む“おかざき匠の会”が、平成17年3月25日より37日間に渡り、愛・地球博「地球市民村」に出展。岡崎の地名度と関心を高め、地域振興に貢献した。
 また、岡崎大学懇話会の活動支援を通し、岡崎についての理解を深め、岡崎の良さを再発見することを目的とした「岡崎学」を実施、延べ1,036名が参加した。
万博対応事業の実施とともに、全国の商工会議所に岡崎への企業視察を提案し、多くの受入れを実践するとともに、平成18年4月からのNHK朝の連続TV小説「純情きらり」放送にあわせ、行政との協力のもと、ガイドブック、ホームページ作成などの対応事業を実施した。

 
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