平成13年度事業・決算の概要


平成13年度事業概要

1.意見要望活動
先行き不透明な中小企業の経営環境に鑑み、金融政策、新規創業・新分野進出等支援対策、情報化対策、雇用関連施策をはじめとする「中小企業政策」、外形標準課税導入反対をはじめとする「税制改正」などの要望について業界の意見を結集し、日本商工会議所等を通じて政府・国会へ建議要望した。

2.部会主導による21世紀記念事業の実施
「21世紀のネットワークとビジネス」を総合テーマに、部会・女性部の企画、運営のもと、特別企画講演会やネットワークビジネス展を月1回開催し、ビジネスチャンスの拡大を推進した。

3.広域経済活動の推進
3市5町の商工会議所・商工会で組織する「三河中央エリア経済会議」 や西三河6商工会議所と企業で組織する「西三河交流圏推進協議会」において、地域の抱える共通課題をテーマに広域的な発展基盤の整備を図るべく、道路関係の要望活動を推進した。

4.産・学・官・民連携による地域活動支援
「NPO法人21世紀を創る会・みかわ」など地域団体の活動を支援し、「地域活性化フォーラム」、「学生フォーラム」の開催等を通じ、産学官民の協調活動を展開した。

5.IT革命に対応した情報化・ネットワーク化支援事業
IT(情報通信技術)の高度活用によるビジネスチャンスの創造を支援するため、所内に設置しているパソコン教室を活用したパソコン講座の開設やホームページの作成支援など会員事業所の情報化の支援、また、健全なEC市場を構築するため、オンラインマークの発行・普及にも取り組んだ。

6.中小企業の経営基盤強化および創業・経営革新の支援
国の施策に基づき、本年度も「岡崎中小企業支援センター」を設置し、中小企業の経営基盤強化を図るとともに、新規創業や経営革新を効果的に支援した。

7.中心市街地活性化に関する事業
空き店舗対策事業を実施するとともに、情報・まちづくり拠点として「街情報ステーション」の活動を強化し、商店街の情報受発信に努め、また、「城下町フェスタおかざき2001」などイベント事業の実施、未来城下町連合の組織・活動強化など、中心市街地の活性化を推進した。

8.人材確保事業の充実
新卒求人情報だけでなく中途求人情報の発信強化と就職相談機能の拡充、インターンシップ受け入れ実施、また、厚生労働省による官民総合検索サイト「仕事情報ネット」へ会員企業の求人情報を積極的に登録するなど雇用の促進を効果的に支援した。

9.介護サービス提供IT活用事業の実施
「配食サービス」の分野において、コールセンターの設置など革新的なIT技術を活用し、情報伝達を円滑に図るシステムの開発ならびに実証実験を実施し、新たな事業創出に向け取り組んだ。

10.技能・技術の維持・継承・高度化への取り組み(ものつくり推進事業)
産業活性化委員会(田口委員長)が中心となり、高い技能・技術の維持・継承を具現化すべく、「ものつくり推進研究会」(仮称)の発足、技能技術情報データベースの作成に向け取り組んだ。

11.特産品等販路開拓支援事業
地場産業の振興と地域活性化を目的に、伝統的な産業の技術、素材を生かした岡崎の新しい特産品11種類28点を商品化し、特産品カタログ「おかざき匠図録」の作成、商品ホームページ「おかざきの匠」(日本語版・英語版)を開設し、商品のPRと販売促進を図った。