岡崎市内景気動向調査報告

13年1月 13年2月 13年3月 13年4月 13年5月 13年6月
13年7月 13年8月 13年9月 13年10月 13年11月

平成13年12月分

  岡崎商工会議所・中小企業相談所が毎月実施している「岡崎市内景気動向調査」平成13年12月分の調査結果がまとまった。
 製造業では、食品・繊維・石製品・機械金属業界はいずれの業種も低調で、総じて不冴えな状況が続いている。
 土木建設業界では、公共工事は財政状況が厳しいなか総じて前年割れが続き、主力の民間工事も大型物件にめぐまれず低水準で推移しており、住宅関連も需要減退傾向で、不況色が強い。
 小売業では、一般小売店舗では年末の最需要期にもかかわらず、総じて厳しい業況感である。岡崎市内主要大型店(12店舗)の販売動向では、12月の販売総額は53億1630万円、対前年同月比は+1.1%で2ヵ月連続で前年を上回った。

 業種別の概況は次のとおり。

*製造業*

(食 品)
 味噌・菓子を中心とした食品製造業界では、季節需要である歳暮などギフト用品は低調で、生産・出荷ともに前年を若干下回り、総じて普通ないしはやや不況という景況感であった。
 今後は、在庫調整がすすみ、新たに需要を喚起する製品の開発や販路拡大に期待がかかるが、当面は横ばいないしはやや悪化傾向になると思われる。

(繊 維)
 繊維業界では、厳しい状態が続いており総じてやや不況ないしは不況という景況感であった。部門別では、ニット関連は、婦人・子供ともに末端需要の弱さと製品輸入圧力により、受注減退傾向に歯止めがかからずきわめて低調に推移している。紡毛紡績は、在庫過多が解消されず受注が大きく下振れしており、糸値・工賃はともに低水準に推移している。特紡糸・綿スフ織物関連では、主力の作業用手袋関連は需要期に入ったが輸入手袋の影響が大きく軟調で、アパレル関連やインテリア関連も回復傾向がみられず、総じて不冴えな状況が続いている。
 今後は、若干の円安基調になっても輸入圧力の影響回避は限定的とみられ、総じて横ばいから悪化傾向になると思われる。

(石製品)
 石製品業界では、主力の墓石は一部で下げ止まり傾向がみられたが端境期色が強く、灯ろう・彫刻関連も依然として荷動きが少なく底ばい状況が続いている。また、建設関連も住宅需要減により低水準で、総じて普通ないしはやや不況という景況感であった。
 今後は、主力の墓石は当面端境期が続き、灯ろう関連とともに製品輸入の圧力が強く、新製品開発や新規需要の開拓に期待がかかるが、当面は横ばいから悪化傾向で推移すると思われる。

(機械・金属)
 機械金属業界では、主力の自動車関連は国内販売に一服感がみられ、輸出も頭打ち傾向となった。こうしたなか中小部品メーカーでは、企業間格差がさらに明確となり、全体的に受注単価は横ばいながら数量は前年割れに転じ、不冴えな景況感であった。また工作機械関連は、国内では主力の自動車向けなどが回復に至らず受注の前年割れが長期化しており、海外もIT関連を中心に大幅な減少傾向で、総じて普通ないしはやや不況という景況感であった。
 今後は、自動車関連が主力メーカーでは国内販売は期末に向けて増産傾向にあり、また工作機械関連も受注回復に期待がかかるが、海外生産移転は着実に進展しており需給悪化懸念や競争激化により先行きは不透明で、総じて横ばいからやや悪化傾向で推移すると思われる。

*土木建設業*

 土木建設業界では、公共工事は本格期に入ったが低調で、年度通算でも前年度を大きく下回っており低水準、主力の民間工事は依然として大型物件が少なく受注競争の厳しさが増している。また住宅関連は持家系・マンション系ともにが弱含むなか、価格競争激化により採算性は低下傾向で、総じてやや不況ないしは不況という景況感であった。
 今後は、公共工事は、財政状況が厳しく例年ならば下支えする補正予算・景気対策特需もみられないなか底ばい状態が続く見込みで、主力の民間工事や住宅関連も先行き回復には材料不足で、総じてやや悪化ないしは悪化傾向で推移すると思われる。

*小売業*

 市内一般小売店舗の12月の動向は、年末の最需要期にもかかわらず低調で、大型店や専門店との競争激化により、総じて厳しい業況が続いている。
 一方、岡崎市内の主要百貨店・スーパー・共同店舗12店を対象とした大型店販売動向調査によると、12月の販売総額は53億1,630万円、対前年同月比+1.1%となった。主力の「衣料品」は対前年同月比+0.4%、もう一方の「食料品」は同−5.1%で、前年同月が2ケタのマイナスであったこともあり、指数的には下げ止まり感がみられる。
 消費マインドに大きな変化がみられないなか、デフレによる商品単価の下落は徐々にそのスピードを緩めつつある。しかし、良質廉価品を中心に衣料品業界をリードしてきた大手カジュアル専門店でさえも業績の下方修正がみられるなど、消費者の厳選買いは定着しており、岡崎市内の大型店にとっても、厳しい状況が続くと思われる。



 
業種 12月の景況 景況見通し
◎好況 ○や好 ―普通 △や不 ×不況 ◎好転 ○や転 ―横ばい △や悪 ×悪化
製造業平均 0.0 0.0 20.5 63.6 15.9 0.0 2.3 54.5 34.1 9.1
食品 0.0 0.0 14.3    85.7 0.0 0.0 0.0 85.7 14.3 0.0
繊維 0.0 0.0 0.0 66.7 33.3 0.0 0.0 33.3 66.7 0.0
石製品 0.0 0.0 33.3 33.3 33.3 0.0 0.0 33.3 33.3 33.3
機械・金属 0.0 0.0 25.0 75.0 0.0 0.0 6.3 68.7 25.0 0.0
土木建設業 0.0 0.0 0.0 50.0 50.0 0.0 0.0 0.0 50.0 50.0
小売業 0.0 0.0 0.0 50.0 50.0 0.0 0.0 0.0 50.0 50.0
※や好=やや好況  や不=やや不況  や転=やや好転  や悪=やや悪化

岡崎市内大型店販売動向〔12店舗〕 (平成13年12月分)  
区分 衣料品 身の回り品 家庭用品 雑貨 食料品 飲食・サービス その他 合計
販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比
12月 118.411 0.4 23.848 △2.2 85.000 23.7 51.764 5.1 227.809 △5.1 16.477 2.2 8.321 △12.6 531.630 1.1
〔注〕 1.販売額の単位は万円、前年比の単位は%。
     2.平成12年8月分から調査先を変更(9社10店舗→11社13店舗)。前年比は11社13店舗対比。
     3.平成12年9月は主要店舗での改装休業有り。
4.平成13年8月分から調査先を変更(11社13店舗→10社12店舗)。前年比は10社12店舗対比。

平成13年11月分
  岡崎商工会議所・中小企業相談所が毎月実施している「岡崎市内景気動向調査」平成13年11月分の調査結果がまとまった。
 製造業では、食品・繊維・石製品・機械金属業界はいずれの業種も低調で、同業種においても企業間の格差が拡大傾向となるなど、総じて不冴えな状況が続いている。
 土木建設業界では、本格期に入った公共工事は財政状況が厳しいなか弱含みで、主力の民間工事も低水準で推移しており、住宅関連も需要減退傾向で、総じて不況色が強い。
 小売業では、一般小売店舗では消費性向に変化がみられず、依然として厳しい業況感である。岡崎市内主要大型店(12店舗)の販売動向では、11月の販売総額は45億4,846万円、対前年同月比は+2.4%で前年を上回った。

 業種別の概況は次のとおり。

*製造業*

(食 品)
 味噌・菓子を中心とした食品製造業界では、季節需要である歳暮などギフト用品は低調で、生産・出荷ともに前年を下回り、総じてやや不況という景況感であった。
 今後は、年末年始のギフト用品を中心に最繁忙期を迎えるが、廉価品中心の購買動向を反映して、横ばいないしはやや悪化傾向になると思われる。

(繊 維)
 繊維業界では、総じてやや不況ないしは不況という景況感であった。部門別では、ニット関連は、婦人・子供ともに末端需要の弱さと製品輸入の増加により、操業度はきわめて低調に推移している。紡毛紡績は、端境期に入り受注が大きく下振れしており、糸値・工賃はともに低水準に推移している。特紡糸・綿スフ織物関連では、主力の作業用手袋関連は需要期に入ったが輸入手袋の影響が大きく軟調で、アパレル関連やインテリア関連もライフスタイルの変化や輸入増により、総じて不冴えな状況が続いている。
 今後は、多少の円安基調になっても輸入圧力の影響回避は限定的とみられ、総じて横ばいから悪化傾向になると思われる。

(石製品)
 石製品業界では、主力の墓石は一部で下げ止まり傾向がみられたが端境期色が強く、灯ろう・彫刻関連も依然として荷動きが少なく底ばい状況が続いている。また、建設関連も住宅需要減により低水準で、総じて普通ないしはやや不況という景況感であった。
 今後は、主力の墓石は当面端境期が続き、灯ろう関連とともに製品輸入の圧力が強く、新製品開発や新規需要の開拓に期待がかかるが、当面は横ばいから悪化傾向で推移すると思われる。

(機械・金属)
 機械金属業界では、主力の自動車関連は堅調であった国内販売が伸び悩み、輸出も下降傾向となった。こうしたなか中小部品メーカーでも、繁閑格差が顕著になるなか、全体的に受注量は前年割れに転じ、収益力も低下した。また工作機械関連は、国内では設備投資抑制傾向から受注の前年割れが長期化しており、海外もIT関連を中心に大幅な受注落ち込みが影響しており、総じて普通から不況という景況感であった。
 今後は、自動車関連では主力メーカーが強気見通しの次年度販売目標を打ち出したが、中小部品メーカーにとっては単価引下げ圧力懸念があり、また工作機械関連は、需給悪化懸念や発注側の内製化動向により先行きは不透明で、総じて横ばいから悪化傾向で推移すると思われる。

*土木建設業*
 土木建設業界では、公共工事は本格期に入ったが、地方財政悪化の影響で工事高は概ね前年を下回っており低水準、主力の民間工事は依然として大型物件が少なく受注競争の厳しさが増している。また住宅関連は特に持家系が弱含むなか、価格競争激化により採算性は低下傾向で、総じてやや不況ないしは不況という景況感であった。
 今後は、公共工事は、最需要期の年度末に向けて前年を下回る公算が強く、主力の民間工事も工場・商店用途ともに底ばい気配。住宅関連も購買層の所得が鈍化傾向となるなか先行き回復には材料不足で、総じてやや悪化ないしは悪化傾向で推移すると思われる。

*小売業*
 市内一般小売店舗の11月の動向は、大型店や専門店との競争激化により、客数・客単価ともに低下傾向に歯止めがかからず、総じて厳しい業況が続いている。
 一方、岡崎市内の主要百貨店・スーパー・共同店舗12店を対象とした大型店販売動向調査によると、11月の販売総額は45億4,846万円、対前年同月比+2.4%となった。主力の「衣料品」は対前年同月比−0.4%、もう一方の「食料品」も同−1.1%でマイナス幅は縮小したもののともに前年を下回った。
 主力の「衣料品」・「食料品」のマイナス幅はデフレによる商品単価の下落から販売数量を勘案すると実質プラスであると考えられるが、消費マインドに大きな変化がみられないなか、本所が実施した岡崎市内主要事業所の年末賞与調査結果によると、支給平均額は前年を大きく下回っており(−6.81%)、年末商戦を迎えた岡崎市内の大型店にとっては、険しい道のりが続くと思われる。



 
業種 11月の景況 景況見通し
◎好況 ○や好 ―普通 △や不 ×不況 ◎好転 ○や転 ―横ばい △や悪 ×悪化
製造業平均 0.0 0.0 21.4 54.8 23.8 0.0 0.0 38.1 50.0 11.9
食品 0.0 0.0 0.0    100.0 0.0 0.0 0.0 50.0 50.0 0.0
繊維 0.0 0.0 0.0 33.3 66.7 0.0 0.0 66.7 33.3 0.0
石製品 0.0 0.0 71.4 28.6 0.0 0.0 0.0 66.7 33.3 0.0
機械・金属 0.0 0.0 25.0 50.0 25.0 0.0 0.0 25.0 50.0 25.0
土木建設業 0.0 0.0 9.1 45.5 45.5 0.0 0.0 0.0 18.2 81.8
小売業 0.0 0.0 0.0 20.0 80.0 0.0 0.0 0.0 40.0 60.0
※や好=やや好況  や不=やや不況  や転=やや好転  や悪=やや悪化

岡崎市内大型店販売動向〔12店舗〕 (平成13年11月分)  
区分 衣料品 身の回り品 家庭用品 雑貨 食料品 飲食・サービス その他 合計
販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比
11月 115.145 △0.4 19.889 △8.5 69.145 33.3 35.494 △6.6 191.914 △1.1 15.162 △6.3 8.097 23.2 454.846 2.4
〔注〕 1.販売額の単位は万円、前年比の単位は%。
     2.平成12年8月分から調査先を変更(9社10店舗→11社13店舗)。前年比は11社13店舗対比。
     3.平成12年9月は主要店舗での改装休業有り。
4.平成13年8月分から調査先を変更(11社13店舗→10社12店舗)。前年比は10社12店舗対比。

平成13年10月分
  岡崎商工会議所・中小企業相談所が毎月実施している「岡崎市内景気動向調査」平成13年10月分の調査結果がまとまった。
  製造業では、一部で下げ止まり感がみられるものの、食品・繊維・石製品・機械金属業界は総じていずれも低調で、同業種においても企業間の格差が拡大傾向となるなど、不冴えな状況が続いている。
 土木建設業界では、公共工事は財政状況が厳しいなか低水準で、主力の民間工事は大型物件が少なく、住宅関連も需要減退傾向で、総じて受注競争は厳しく不況感が強い。
 小売業では、消費性向に変化がみられず、依然として厳しい業況感である。岡崎市内主要大型店(12店舗)の販売動向では、10月の販売総額は42億3,560万円、対前年同月比は−4.9%で一転前年を下回った。

 業種別の概況は次のとおり。

*製造業*

(食 品)
 味噌・菓子を中心とした食品製造業界では、生産・出荷ともに前年を下回り、総じてやや不況という景況感であった。
 今後は、日用品は使用価値に対する消費者の目は依然として厳しく、贈答品は歳暮需要期まで一服感があることから、横ばいないしはやや悪化傾向になると思われる。

(繊 維)
 繊維業界では、末端需要の弱さを反映して、総じてやや不況ないしは不況という景況感であった。部門別では、ニット関連は、婦人・子供ともに秋冬物がきわめて低調に終始し、小ロット・短納期と製品輸入増の状況に変化はみられない。紡毛紡績は、操業は底ばい状態で、糸値・工賃はともに低水準に推移している。特紡糸・綿スフ織物関連では、主力の作業用手袋関連は輸入手袋の影響が大きく軟調で、アパレル関連・インテリア関連もライフスタイルの変化や輸入増により、総じて厳しい状況が続いている。
 今後は、需給バランスの悪化と輸入圧力の環境下で好材料に乏しく、総じて横ばいないしはやや悪化傾向になると思われる。

(石製品)
 石製品業界では、主力の墓石は端境期に入り荷動きは少なく、一部で回復基調がみられるものの低水準で、灯ろう・彫刻関連も依然として底ばい状況が続いている。また、建設関連も住宅着工件数の鈍化傾向に比例しており、総じて普通ないしはやや不況という景況感であった。
 今後は、主力の墓石は当面端境期が続き、灯ろう関連とともに製品輸入の圧力が強く、新製品開発や新規需要の開拓に期待がかかるが、当面は横ばいから悪化傾向で推移すると思われる。

(機械・金属)
 機械金属業界では、主力の自動車関連は国内販売が新型車を中心に比較的堅調なものの、輸出は下降傾向となった。こうしたなか中小部品メーカーでは、受注量は前年並に推移したが、単価は低目の域を脱し得ていない。また工作機械関連は、けん引役の自動車関連などにも鈍化傾向がみられ、国内では設備投資抑制傾向に加え、海外もIT関連の大幅な受注落ち込みが影響しており、総じて普通から不況という景況感であった。
 今後は、国内では自動車部品関連はメーカーの生産計画下方修正と単価引下げ圧力懸念があり、また工作機械関連は、発注側の内製化動向と投資意欲の回復が遅行するなか先行きは不透明で、総じて横ばいないしはやや悪化傾向で推移すると思われる。

*土木建設業*
 土木建設業界では、公共工事は企業間格差があるものの、工事高は概ね前年を下回っており低調で、主力の民間工事は依然として大型物件が少ない状況である。また住宅関連は特に持家系が弱含みで、価格競争激化により採算性は低下傾向で、総じて普通から不況という景況感であった。
 今後は、公共工事は地方財政悪化の影響で厳しさが増しており、前年を大きく上回ることは厳しく、主力の民間工事・住宅関連はともに受注が前年を下回っており、請負単価も底ばい状態が続くなか、総じてやや悪化ないしは悪化傾向で推移すると思われる。

*小売業*
 市内一般小売店舗の10月の動向は、大型店や専門店との競争激化により、客数・客単価ともに低下傾向に歯止めがかからず、総じて厳しい業況が続いている。
 一方、岡崎市内の主要百貨店・スーパー・共同店舗12店を対象とした大型店販売動向調査によると、10月の販売総額は42億3,560万円、対前年同月比−4.9%となった。主力の「衣料品」は対前年同月比−4.9%、もう一方の「食料品」も同−2.9%でともに前年を下回った。また、いわゆる狂牛病問題も影響して「飲食・サービス」が同−16.1%と大幅な下げを記録した。
 マイナスとなった背景には、前年と比較して日曜日が1日少なかったことが主因に挙げられるものの、消費マインドに大きな変化がみられないなか、年末商戦を迎える岡崎市内の大型店にとっては、当面厳しい状況が続くと思われる。



 
業種 10月の景況 景況見通し
◎好況 ○や好 ―普通 △や不 ×不況 ◎好転 ○や転 ―横ばい △や悪 ×悪化
製造業平均 0.0 0.0 27.1 50.9 22.0 0.0 0.0 47.2 47.9 4.9
食品 0.0 0.0 0.0    100.0 0.0 0.0 0.0 80.0 20.0 0.0
繊維 0.0 0.0 0.0 28.6 71.4 0.0 0.0 28.6 71.4 0.0
石製品 0.0 0.0 75.0 25.0 0.0 0.0 0.0 28.6 71.4 0.0
機械・金属 0.0 0.0 33.3 50.0 16.7 0.0 0.0 50.0 50.0 0.0
土木建設業 0.0 0.0 16.7 33.3 50.0 0.0 0.0 0.0 66.7 33.3
小売業 0.0 0.0 0.0 9.0 91.0 0.0 0.0 0.0 18.0 82.0
※や好=やや好況  や不=やや不況  や転=やや好転  や悪=やや悪化

岡崎市内大型店販売動向〔12店舗〕 (平成13年10月分)  
区分 衣料品 身の回り品 家庭用品 雑貨 食料品 飲食・サービス その他 合計
販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比
10月 106.885 △4.9 21.240 △13.7 56.087 4.2 35.659 △17.0 181.707 △2.9 14.978 △16.1 7.004 1.6 423.560 △4.9
〔注〕 1.販売額の単位は万円、前年比の単位は%。
     2.平成12年8月分から調査先を変更(9社10店舗→11社13店舗)。前年比は11社13店舗対比。
     3.平成12年9月は主要店舗での改装休業有り。
4.平成13年8月分から調査先を変更(11社13店舗→10社12店舗)。前年比は10社12店舗対比。


平成13年9月分
  岡崎商工会議所・中小企業相談所が毎月実施している「岡崎市内景気動向調査」平成13年9月分の調査結果がまとまった。
  製造業では、石製品の一部で下げ止まり感がみられるものの、食品・繊維・機械金属業界はいずれも低調で、同業種間においても企業間の格差が拡大傾向となるなど、総じて厳しい状況が続いている。
 土木建設業界では、公共工事は財政が厳しいなか低水準で、主力の民間工事は大型物件が少なく、住宅関連も持家系が頭打ち状況で、総じて不況感が強い。
 小売業では、一般小売店舗は大型店の競争激化のもと、厳しい業況感である。岡崎市内主要大型店(12店舗)の販売動向では、9月の販売総額は40億8,319万円、対前年同月比は+7.7%となり、前年の主要店舗改装休業と新規大型店出店による落ち込みの反動により、3ヵ月ぶりにプラスに転じた。

 業種別の概況は次のとおり。

*製造業*

(食 品)
 味噌・菓子を中心とした食品製造業界では、生産・出荷ともに前年を大きく下回り、総じてやや不況という景況感であった。
 今後は、在庫調整と過剰雇用は改善傾向がみられるが、日用品は使用価値に対する消費者の目は依然として厳しく、横ばいから悪化傾向になると思われる。

(繊 維)
 繊維業界では、不安定な為替相場には一服感がみられるが、総じてやや不況ないしは不況という景況感であった。部門別では、ニット関連は、婦人・子供ともに秋冬物が低調で期近受注が多く、小ロット・短納期と製品輸入増の状況に変化はみられない。紡毛紡績は、極めて低操業状態で、糸値・工賃はともに底ばいで推移している。特紡糸・綿スフ織物関連では、主力の作業用手袋関連は輸入手袋の影響が大きく生産調整がすすんでおり、アパレル関連・インテリア関連も輸入の増加や個人消費の弱さから前年割れで、総じて厳しい状況が続いている。
 今後は、新たに付加価値の高い商品開発や販路の拡大方策に期待がかかるが、業界を取り巻く環境に好材料は乏しく、総じて横ばいまたは悪化傾向になると思われる。

(石製品)
 石製品業界では、主力の墓石は秋の彼岸需要期となり、一部で回復基調がみられるものの低水準で、灯ろう・彫刻関連は荷動きが極めて少ない。また、建設関連も新築住宅の頭打ちにより低調で、総じて普通ないしはやや不況という景況感であった。
 今後は、主力の墓石や灯ろう関連は製品輸入の圧力が強く、また建設関連も大型物件にめぐまれず、業者間競争が激化するなど不冴えな状況であることから、当面は横ばいないしはやや悪化傾向で推移すると思われる。

(機械・金属)
 機械金属業界では、主力の自動車関連は国内販売が堅調なものの、世界的な不況の影響を受ける輸出は下降傾向となった。こうしたなか中小部品メーカーでは、受注量は前年並に推移したが、収益力の回復には今一歩の状況であった。また工作機械関連は、自動車関連など一部に底堅さがみられるが、国内の設備投資抑制傾向に加え、海外受注もけん引役のIT関連の受注落ち込みが影響しており、総じて普通ないしはやや不況という景況感であった。
 今後は、国内では自動車部品関連はメーカーの下方修正の影響懸念があり、また工作機械関連は、発注側の内製化動向と投資意欲の回復が遅行するなかで、ともに米国のテロ事件による輸出の大幅な減退見込も加わって、総じて横ばいないしはやや悪化傾向で推移すると思われる。

*土木建設業*
 土木建設業界では、動き出した公共工事は工事高が概ね前年を下回っており、主力の民間工事は依然として大型物件が少ない状況である。また住宅関連は特に持家系が弱含みで、競争激化により採算性は低下傾向で、総じて普通から不況という景況感であった。
 今後は、地方財政悪化から厳しさが増す公共工事は見直し論と景気対策の間で先行き不透明感が強い。主力の民間工事・住宅関連はともに受注が前年を下回っており、請負単価も底ばい状態が続くなか、総じてやや悪化ないしは悪化傾向で推移すると思われる。

*小売業*
 市内一般小売店舗の9月の動向は、大型店や専門店との競争激化による集客の減少傾向に歯止めがかからず、客単価も低水準にあり、総じて厳しい業況が続いている。
 一方、岡崎市内の主要百貨店・スーパー・共同店舗12店を対象とした大型店販売動向調査によると、9月の販売総額は40億8,319万円、対前年同月比+7.7%となり、前年の調査先主要店舗改装休業と新規大規模大型店出店による落ち込みの反動により、3ヵ月ぶりにプラスに転じた。主力の「衣料品」は対前年同月比+4.4%、もう一方の「食料品」も同+4.3%でともに前年を上回ったが、反動による回復分は限定的であった。
 今回のプラス要因は前年の特殊事情によるもので、消費マインドに大きな変化がみられないなか、新たに「食料品」・「飲食・サービス」は狂牛病問題も危惧されており、オーバーストア状態下にある岡崎市内の大型店にとっては、当面厳しい状況が続くと思われる。



 
業種 9月の景況 景況見通し
◎好況 ○や好 ―普通 △や不 ×不況 ◎好転 ○や転 ―横ばい △や悪 ×悪化
製造業平均 0.0 0.0 26.7 49.9 23.4 0.0 0.0 61.9 36.0 2.1
食品 0.0 0.0 0.0    83.3 16.7 0.0 0.0 8.3 83.3 8.3
繊維 0.0 0.0 7.7 15.4 76.9 0.0 0.0 76.9 23.1 0.0
石製品 0.0 0.0 90.0 10.0 0.0 0.0 0.0 71.4 28.6 0.0
機械・金属 0.0 0.0 9.1 90.9 0.0 0.0 0.0 90.9 9.1 0.0
土木建設業 0.0 0.0 16.7 33.3 50.0 0.0 0.0 0.0 66.7 33.3
小売業 0.0 0.0 0.0 9.0 91.0 0.0 0.0 0.0 18.0 82.0
※や好=やや好況  や不=やや不況  や転=やや好転  や悪=やや悪化

岡崎市内大型店販売動向〔12店舗〕 (平成13年9月分)  
区分 衣料品 身の回り品 家庭用品 雑貨 食料品 飲食・サービス その他 合計
販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比
9月 86.285 4.4 20.667 6.8 60.458 17.8 35.941 10.8 182.471 4.3 15.592 34.6 6.905 △0.9 408.319 7.7
〔注〕 1.販売額の単位は万円、前年比の単位は%。
     2.平成12年8月分から調査先を変更(9社10店舗→11社13店舗)。前年比は11社13店舗対比。
     3.平成12年9月は主要店舗での改装休業有り。
4.平成13年8月分から調査先を変更(11社13店舗→10社12店舗)。前年比は10社12店舗対比。


平成13年8月分
  岡崎商工会議所・中小企業相談所が毎月実施している「岡崎市内景気動向調査」平成13年8月分の調査結果がまとまった。
  製造業では、食品・繊維・石製品・機械金属業界は、総じて明るさがみられず、同業種間においても企業間の格差が拡大傾向となるなど、依然として低調な状況が続いている。
 土木建設業界では、公共工事は財政悪化の影響により低調で、主力の民間工事は大型物件が少なく受注競争は厳しく、住宅関連も持家系が低水準で、総じて不況感が強い。
 小売業では、一般小売店舗では依然として回復傾向がみられず、厳しい業況である。岡崎市内主要大型店(12店舗)の販売動向では、8月の販売総額は44億6,278万円、対前年同月比は−6.0%で、2ヵ月連続の前年割れとなった。

 業種別の概況は次のとおり。

*製造業*

(食 品)
 味噌・菓子を中心とした食品製造業界では、中元贈答用や夏季商品の最終期となったが、生産・出荷ともに前年を下回り、総じてやや不況という景況感であった。
 今後は、需要回復に期待がかかるが、日用品については使用価値に対する消費者の目は厳しく、横ばいないしはやや悪化傾向になると思われる。

(繊 維)
 繊維業界では、厳しい環境下に季節要因も重なり、総じてやや不況ないしは不況という景況感であった。部門別では、ニット関連は、秋冬物の出足が低調でスペース空きが多く、製品輸入増と小ロット・短納期の状況に変化はみられない。紡毛紡績は、需給が改善されず各指数ともに低調で、糸値・工賃はともに底ばいで推移している。特紡糸・綿スフ織物関連では、主力の作業用手袋関連は端境期で輸入手袋の影響が大きく生産調整がすすみ、アパレル関連・インテリア関連も末端需要の弱さから前年割れで、総じて厳しい状況が続いている。
 今後は、業界を取り巻く環境に好材料は乏しく、円高基調による輸入増も危惧されるなかで、総じて横ばいまたは悪化傾向になると思われる。

(石製品)
 石製品業界では、主力の墓石は盆と秋の彼岸需要期に入り、一部で回復基調がみられるものの限定的で、灯ろう・彫刻関連は荷動きが極めて少ない。また建設関連も主力の民間受注が依然として冴えず、総じて普通ないしはやや不況という景況感であった。
 今後は、主力の墓石や灯ろう関連は製品輸入の圧力が強く、また建設関連も大型物件にめぐまれず、業者間競争が激化するなど不冴えな状況であることから、当面は横ばいまたは悪化傾向で推移すると思われる。

(機械・金属)
 機械金属業界では、主力の自動車関連はメーカー間の格差が大きいものの国内販売は堅調で、一方、欧米での景気減速の影響を受ける輸出は下降傾向となった。こうしたなか中小部品メーカーでは、受注量は若干上向いたものの売上ベースでは前年並に推移しており、工賃は回復力に乏しい状況であった。また工作機械関連は、自動車関連の一部に底堅さがみられるが限定的で、国内の設備投資抑制傾向に加え、海外受注もけん引役のIT関連の受注落ち込みが影響しており、総じてやや不況ないしは不況という景況感であった。
 今後は、国内では自動車部品関連はメーカーのコスト削減策が進行し、また工作機械関連は、発注側の内製化動向と投資意欲の一巡にはしばらくの時間を要するなかで、ともに米国の同時多発テロ事件による輸出の大幅な減退懸念も加わって、総じて横ばいないしはやや悪化傾向で推移すると思われる。

*土木建設業*
 土木建設業界では、公共工事は未だ端境期色が強く工事高は前年を下回っており、主力の民間工事は依然として大型物件が少ない状況である。また住宅関連は持家系・マンション系ともに弱含みで、競争激化により採算性は低下傾向で、総じてやや不況という景況感であった。
 今後は、地方財政悪化から厳しさが増す公共工事は見直し論と景気対策の間で先行き不透明感が強い。主力の民間工事・住宅関連はともに受注が前年を下回っており、請負単価も低下するなかで、総じてやや悪化傾向で推移すると思われる。

*小売業*
 市内一般小売店舗の8月の動向は、大型店や専門店との競争激化による集客の減少傾向に歯止めがかからず、客単価も低水準にあり、総じて厳しい業況が続いている。
 一方、岡崎市内の主要百貨店・スーパー・共同店舗12店を対象とした大型店販売動向調査によると、8月の販売総額は44億6,278万円、対前年同月比−6.0%となり、2ヵ月連続で前年を下回った。主力の「衣料品」は商品価格帯の引き下げや夏物売り尽くしセールが不調に終始し対前年同月比−20.0%の大幅減、もう一方の「食料品」は同−1.5%で下げ止まり感がみられた。
 株価のバブル崩壊後安値水準、GDPのマイナス基調、失業率の高止まりに加え、大手スーパーの破綻など景況に与える悪材料が山積するなかで、消費マインドはさらに冷え込んでおり、オーバーストア状態下にある岡崎市内の大型店にとっても、当面厳しい状況が続くと思われる。



 
業種 8月の景況 景況見通し
◎好況 ○や好 ―普通 △や不 ×不況 ◎好転 ○や転 ―横ばい △や悪 ×悪化
製造業平均 0.0 0.0 12.5 72.5 15.0 0.0 0.0 51.3 28.2 20.5
食品 0.0 0.0 14.3    85.7 0.0 0.0 0.0 28.6 71.4 0.0
繊維 0.0 0.0 0.0 33.3 66.7 0.0 0.0 50.0 0.0 50.0
石製品 0.0 0.0 61.5 30.8 0.0 0.0 0.0 66.7 0.0 33.3
機械・金属 0.0 0.0 10.0 60.0 30.0 0.0 0.0 58.8 41.2 0.0
土木建設業 0.0 0.0 8.3 91.7 0.0 0.0 0.0 11.1 88.9 0.0
小売業 0.0 0.0 9.0 9.0 82.0 0.0 0.0 0.0 25.0 75.0
※や好=やや好況  や不=やや不況  や転=やや好転  や悪=やや悪化

岡崎市内大型店販売動向〔12店舗〕 (平成13年8月分)  
区分 衣料品 身の回り品 家庭用品 雑貨 食料品 飲食・サービス その他 合計
販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比
8月 89.592 △20.0 21.010 △10.4 61.045 1.7 41.692 △11.6 204.492 △1.5 19.487 10.3 8.960 26.5 446.278 △6.0
〔注〕 1.販売額の単位は万円、前年比の単位は%。
     2.平成12年8月分から調査先を変更(9社10店舗→11社13店舗)。前年比は11社13店舗対比。
     3.平成12年9月は主要店舗での改装休業有り。
4.平成13年8月分から調査先を変更(11社13店舗→10社12店舗)。前年比は10社12店舗対比。


平成13年7月分
  岡崎商工会議所・中小企業相談所が毎月実施している「岡崎市内景気動向調査」平成13年7月分の調査結果がまとまった。
 製造業では、食品・繊維・石製品・機械金属業界は、総じていずれの業界も回復には至らず、同業種間においても企業間の格差が拡大傾向となるなど、依然として厳しい状況が続いている。
 土木建設業界では、公共工事は動きが出始めたが低調で、主力の民間工事は大型物件が少なく競争激化に拍車がかかり、住宅関連も不冴えで、総じて不況感が強い。
 小売業では、一般小売店舗では依然として下げ止まり傾向がみられず、厳しい業況である。岡崎市内主要大型店(13店舗)の販売動向では7月の販売総額は50億4,491万円、対前年同月比は−8.2%で、前月の36ヵ月ぶりプラスからマイナス基調に反転した。

 業種別の概況は次のとおり。

*製造業*

(食 品)
 味噌・菓子を中心とした食品製造業界では、中元贈答用の最需要期となったが、生産・出荷ともに前年を下回り、総じて普通ないしはやや不況という景況感であった。
 今後は、季節商品や贈答品需要の回復に期待がかかるが受注状況は低調で、消費マインドも依然として低調であるため、横ばいないしはやや悪化傾向になると思われる。

(繊 維)
 繊維業界では、不冴えな状況が続いており、総じてやや不況ないしは不況という景況感であった。部門別では、ニット関連は、秋冬物の受注は低調でスペース空が多く、製品輸入増の状況に変化はみられない。紡毛紡績は、各指数ともに低調で、糸値・工賃はともに低水準で推移している。特紡糸・綿スフ織物関連では、主力の作業用手袋関連は端境期で、工場向けの需要減と輸入手袋の影響が大きく、アパレル関連・インテリア関連も末端需要は弱含みに推移しており、総じて厳しい状況が続いている。
 今後は、業界を取り巻く環境は輸入圧力がさらに強まるなかで、総じて横ばいまたは悪化傾向になると思われる。

(石製品)
 石製品業界では、主力の墓石は盆需要期に入り、一部で回復基調がみられるものの前年並で、灯ろう・彫刻関連は底ばい状況となっている。また建設関連も主力の民間受注が依然として冴えず、総じて普通ないしはやや不況という景況感であった。
 今後は、主力の墓石は秋の彼岸需要に期待がかかるが回復に向かう勢いは弱く、灯ろう・彫刻も住宅事情や消費の低迷により好材料に乏しく、また建設関連も大型物件にめぐまれず、業者間競争が激化するなど、当面は横ばいまたは悪化傾向で推移すると思われる。

(機械・金属)
 機械金属業界では、主力の自動車関連はメーカー間の格差が大きいものの国内販売は前年並で、一方、欧米での景気減速の影響を受ける輸出は下降傾向となった。こうしたなか中小部品メーカーでは、受注量は若干上向いたものの売上ベースでは前年並に推移しており、工賃は回復力に乏しい状況であった。また工作機械関連は、国内の設備投資抑制傾向に加え、海外受注もけん引役のIT関連の受注落ち込みが影響しており、総じてやや不況という景況感であった。
 今後は、自動車部品関連はメーカーのコスト削減やグローバルな部品調達策により明るさはみられない。また工作機械関連は、自動車関連の一部に底堅さがみられるが限定的で、輸出は弱含みの見通しとなるなど、総じて横ばいないしはやや悪化傾向で推移すると思われる。

*土木建設業*
 土木建設業界では、公共工事は動きが出始めたが前年を下回っており、主力の民間工事は依然として大型物件が少ない状況である。また住宅関連は持家系・マンション系ともに弱含みで、貸家系に底堅さがみられるものの、総じてやや不況ないしは不況という景況感であった。
 今後は、公共工事は見直し論が強まるなかで地方財政も厳しく先行きに明るさはみられない。主力の民間工事・住宅関連はともに受注が前年を下回っており、業者間競争激化により採算性はきわめて厳しい状況が続くため、総じて横ばい傾向で推移すると思われる。

*小売業*
 市内一般小売店舗の7月の動向は、専門店や大型店との競争激化による集客の減少傾向に歯止めがかからず、調査先のなかには、休・廃業を余儀なくされる店舗もみられるなど、総じて厳しい業況が続いている。
 一方、岡崎市内の主要百貨店・スーパー・共同店舗13店を対象とした大型店販売動向調査によると、7月の販売総額は50億4,491万円、対前年同月比−8.2%となり、前月36ヵ月ぶりに前年を上回ったが、マイナス基調に反転した。長引く消費低迷に加え、昨年オープンした大規模大型店の影響が継続している。部門別では、一部調査先における大手家電量販店のテナント誘致により「家庭用品」が下支えしたものの、主力の「衣料品」は対前年同月比−21.2%の大幅減、もう一方の「食料品」は同−2.5%となり、バーゲンやお中元のほか、猛暑による効果はきわめて限定的となった。
 今後、閉店する店舗もみられるなど、消費性向に大きな変化がみられないなかで、大型店にとっても当面厳しい状況が続くと思われる。



 
業種 7月の景況 景況見通し
◎好況 ○や好 ―普通 △や不 ×不況 ◎好転 ○や転 ―横ばい △や悪 ×悪化
製造業平均 0.0 2.1 14.6 68.7 14.6 0.0 0.0 56.3 22.7 21.0
食品 0.0 0.0 12.5    87.5 0.0 0.0 0.0 50.0 50.0 0.0
繊維 0.0 0.0 0.0 33.3 66.7 0.0 0.0 33.3 0.0 66.7
石製品 0.0 9.0 45.5 45.5 0.0 0.0 0.0 54.5 0.0 45.5
機械・金属 0.0 0.0 10.0 80.0 10.0 0.0 0.0 25.0 75.0 0.0
土木建築業 0.0 0.0 8.3 16.6 75.1 0.0 8.3 91.7 0.0 0.0
小売業 0.0 0.0 9.0 27.8 63.2 0.0 0.0 0.0 36.4 63.6
※や好=やや好況  や不=やや不況  や転=やや好転  や悪=やや悪化

岡崎市内大型店販売動向〔13店舗〕 (平成13年7月分)  
区分 衣料品 身の回り品 家庭用品 雑貨 食料品 飲食・サービス その他 合計
販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比
7月 122.108 △21.2 28.110 △16.5 74.144 4.4 45.530 △14.7 210.524 △2.5 15.861 13.2 8.214 24.9 504.491 △8.2
〔注〕1.販売額の単位は万円、前年比の単位は%。      2.平成12年8月分から調査先を変更(9社10店舗→11社13店舗)。前年比は11社13店舗対比。      3.平成12年9月は主要店舗での改装休業有り


平成13年6月分
  岡崎商工会議所・中小企業相談所が毎月実施している「岡崎市内景気動向調査」平成13年6月分の調査結果がまとまった。
 製造業では、食品・繊維・石製品・機械金属業界は、一部で下げ止まり感がみられるものの総じていずれの業界も回復には至らず、依然として不況感が続いている。
 土木建設業界では、公共工事は端境期色が強く、主力の民間工事は受注が低水準ななか競争が激化しており、住宅関連も好材料にめぐまれず、総じて低調で弱含みの業況となった。
小売業では、一般小売店舗では大型店との競争激化や消費の低迷などが基因し、依然として厳しい業況である。岡崎市内主要大型店(13店舗)の販売動向では6月の販売総額は47億1,810万円、対前年同月比は+2.6%で、36ヵ月ぶりに前年を上回った。

 業種別の概況は次のとおり。

*製造業*

(食 品)
味噌・菓子を中心とした食品製造業界では、中元贈答用需要が伸びず、日用品は厳選買いの消費動向に変化がみられなかったため、総じて普通ないしはやや不況という景況感であった。
 今後は、季節商品や贈答品需要の追い込みに期待がかかるが受注状況は低調で、消費マインドも依然として低調であるため、横ばいないしはやや悪化傾向になると思われる。

(繊 維)
繊維業界では、不冴えな状況が続いており、総じて普通から不況という景況感であった。部門別では、ニット関連は、秋冬物の受注が末端需要の弱さにより低調な状況となっている。紡毛紡績は、各指数ともに前年割れの状況で、糸値・工賃はともに低水準で推移している。特紡糸・綿スフ織物関連では、主力の作業用手袋関連は端境期で、工場向けの需要減と輸入手袋の影響が大きく、アパレル関連・インテリア関連も需給環境の改善がみられず、総じて厳しい状況が続いている。
今後は、末端消費が伸びないなかで、少量生産対応や在庫過多を回避するために、期近や期中での短期生産体制にシフトしており、その体制がさらに端境期色を強めるなど、総じて横ばいから悪化傾向になると思われる。

(石製品)
石製品業界では、主力の墓石は盆需要期に向けて低水準ながら一部で回復基調がみられ、灯ろう・彫刻関連は住宅環境の変化や製品輸入の増加により回復力が弱い。また建設関連も主力の民間受注が冴えず、総じて普通または不況という景況感であった。
今後は、輸入製品の増加傾向に歯止めがかからないなか、主力の墓石は盆と秋の彼岸需要に期待がかかるが、灯ろう・彫刻、建設関連は業者間競争が激化するなど、当面は横ばいまたは悪化傾向で推移すると思われる。

(機械・金属)
機械金属業界では、主力の自動車関連はメーカー間の格差が大きいものの国内販売は前年並で、一方、欧米での景気減速の影響を受ける輸出は下降傾向となった。こうしたなか中小部品メーカーでは、受注量は概ね前年並に推移したが売上ベースでは前年を下回り、工賃も不冴えな景況感であった。また工作機械関連は、国内の設備投資抑制傾向に加え、海外受注も景気失速感から弱含みに推移しており、総じてやや不況という景況感であった。
今後は、自動車部品関連はメーカーのコスト削減やグローバルな部品調達策により先行きは不透明。また工作機械関連は、景気を見極める慎重論が強く先行投資意欲が薄らいでおり、総じて横ばいないしはやや悪化傾向で推移すると思われる。

*土木建設業*
 土木建設業界では、公共工事は端境期で、主力の民間工事は依然として大型物件が少ない状況で受注競争は厳しい。また住宅関連は持家系・マンション系ともに着工数ベースでは横ばいながら単価の下げ基調に変わりなく、総じて普通から不況という景況感であった。
 今後は、公共工事は本格期までにはしばらくの時間を要し、財政難の地方分減少の影響も懸念され、主力の民間工事・住宅関連はともに受注減により業者間競争激化しており、採算性はきわめて厳しい状況が続くため、総じてやや悪化傾向で推移すると思われる。

*小売業*
 市内一般小売店舗の6月の動向は、専門店や大型店との競争激化に変化はみられず、売上の減少が続いており、総じて厳しい業況が続いている。
一方、岡崎市内の主要百貨店・スーパー・共同店舗13店を対象とした大型店販売動向調査によると、6月の販売総額は47億1,810万円、対前年同月比+2.6%となり、36ヵ月ぶりに前年を上回った。長引く消費低迷に加え、昨年オープンした大規模大型店の影響が継続していたが、一部調査先における大手家電量販店のテナント誘致により「家庭用品」が大きく伸び、販売高増に寄与した結果となった。部門別では、主力の「衣料品」は対前年同月比−9.4%、もう一方の「食料品」は同−0.6%で、カラ梅雨と猛暑効果は限定的となった。 国内のマクロ経済は、失業率の高止まりや賃金抑制の流れが避けられないなか、社会保障制度の将来像も不透明で、政府支出による景気下支えも材料出尽くし感から、景気回復の最大要因である個人消費は、当面大きな改善は見込めないと考えられる。



 
業種 6月の景況 景況見通し
◎好況 ○や好 ―普通 △や不 ×不況 ◎好転 ○や転 ―横ばい △や悪 ×悪化
製造業平均 0.0 0.0 29.4 52.9 17.7 0.0 0.0 44.4 41.7 13.9
食品 0.0 0.0 42.9 57.1 0.0 0.0 0.0 42.9 57.1 0.0
繊維 0.0 0.0 25.0 50.0 25.0 0.0 0.0 50.0 25.0 25.0
石製品 0.0 0.0 66.7 0.0 33.3 0.0 0.0 66.7 0.0 33.3
機械・金属 0.0 0.0 8.3 83.3 8.3 0.0 0.0 25.0 75.0 0.0
土木建築業 0.0 0.0 25.0 50.0 25.0 0.0 9.1 9.1 91.8 0.0
小売業 0.0 0.0 9.0 27.3 63.6 0.0 0.0 0.0 36.4 63.6
※や好=やや好況  や不=やや不況  や転=やや好転  や悪=やや悪化

岡崎市内大型店販売動向〔13店舗〕 (平成13年6月分)  
区分 衣料品 身の回り品 家庭用品 雑貨 食料品 飲食・サービス その他 合計
販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比
6月 111.597 △ 9.4 26.949 △2.0 86.032 50.7 36.808 △ 11.6 187.697 △ 0.6 15.545 6.5 8.182 3.9 471.810 2.6
〔注〕1.販売額の単位は万円、前年比の単位は%。      2.平成12年8月分から調査先を変更(9社10店舗→11社13店舗)。前年比は11社13店舗対比。      3.平成12年9月は主要店舗での改装休業有り。


平成13年5月分
  岡崎商工会議所・中小企業相談所が毎月実施している「岡崎市内景気動向調査」平成13年5月分の調査結果がまとまった。
 製造業では、食品・繊維・石製品・機械金属業界は、総じていずれの業界も回復には至らず、企業間格差もさらに拡大傾向となるなど、依然として不況感が続いている。
 土木建設業界では、主力の民間工事は低水準なか受注競争に拍車がかかり、公共工事は端境期色が強く、住宅関連も好材料にめぐまれず、総じて低調で弱含みの業況となった。
小売業では、一般小売店舗では大型店との競争激化や消費の低迷などが基因し、依然として厳しい業況である。岡崎市内主要大型店(13店舗)の販売動向では5月の販売総額は44億6,628万円、対前年同月比は−7.8%の減少、35ヵ月連続前年割れとなった。

 業種別の概況は次のとおり。

*製造業*

(食 品)
味噌・菓子を中心とした食品製造業界では、日用品が下支えしたが、厳選買いの消費動向に変化はみられず、生産・出荷高ともに前年を下回り、総じて普通ないしはやや不況という景況感であった。
 今後は、季節商品や贈答品の需要に期待がかかるが受注状況は低調で、消費マインドも依然として低調であるため、横ばいないしはやや悪化傾向になると思われる。

(繊 維)
繊維業界では、厳しい状況が続いており、総じてやや不況という景況感であった。部門別では、ニット関連は、夏物から秋冬物移行の端境期となり低調な状況となっている。紡毛紡績は、末端消費の弱さから生産調整が継続しており、糸値・工賃もともに低水準で、収益性も悪化している。特紡糸・綿スフ織物関連では、主力の作業用手袋関連は端境期に加え、輸入手袋の影響が続いており、アパレル関連・インテリア関連も需給環境の改善がみられず、総じて厳しい状況が続いている。
今後は、末端消費が伸びないなかで、少量生産対応や在庫過多を回避するために、期近や期中での短期生産体制にシフトしており、その体制がさらに端境期色を強めるなど、総じて横ばいないしはやや悪化傾向になると思われる。

(石製品)
石製品業界では、徐々に下げ止まり感がみられるが、主力の墓石は端境期色が強く、灯ろう・彫刻関連は住宅環境の変化や製品輸入の増加により回復力が弱い。また建設関連も主力の民間受注が冴えず、総じて普通ないしはやや不況という景況感であった。
今後は、輸入製品の増加傾向に歯止めがかからないなか、主力の墓石や灯ろう・彫刻、建設関連とも業者間競争が激化するなど、当面は横ばいから悪化傾向で推移すると思われる。

(機械・金属)
機械金属業界では、主力の自動車関連はメーカー間の格差が大きいものの国内販売は安定基調で、一方、欧米での景気減速の影響を受ける輸出は下降傾向となった。こうしたなか中小部品メーカーでは生産・出荷ともに前年を下回り、工賃も不冴えな景況感であった。また工作機械関連は、設備投資意欲の減退により、堅調であった自動車向けや情報通信向けも頭打ち状態で、総じて普通から不況という景況感であった。
今後は、自動車部品関連はメーカーのコスト削減やグローバルな部品調達策により先行きは不透明。また工作機械関連は、設備投資意欲の回復が遅行するなか受注状況は低水準で、総じて横ばいないしはやや悪化傾向で推移すると思われる。

*土木建設業*
 土木建設業界では、公共工事は端境期に入り、主力の民間工事は依然として回復傾向がみられない状況で受注競争は厳しい。また住宅関連は持家系・マンション系ともに横ばい状況で、総じて普通から不況という景況感であった。
 今後は、公共工事は端境期と財政難の地方分減少の影響が懸念され、主力の民間工事も小口物件が多い。また住宅関連は頭打ち状態の新築に対し、リフォームの需要増に期待がかかるが、好材料はみられず、総じて横ばいからやや悪化傾向で推移すると思われる。

*小売業*
 市内一般小売店舗の5月の動向は、専門店や大型店との競争激化に変化はみられず、売上の減少が続いており、総じて厳しい業況が続いている。
一方、岡崎市内の主要百貨店・スーパー・共同店舗13店を対象とした大型店販売動向調査によると、5月の販売総額は44億6,628万円、対前年同月比−7.8%と減少幅は前月より縮小したものの、35ヵ月連続の前年割れとなった。依然として長引く消費低迷に加え、昨年オープンした大規模大型店の影響が継続していることが大きなマイナスの要因と考えられる。部門別では、主力の「衣料品」は天候不順の影響もあり荷動きが極めて鈍く、また商品単価の低廉化により対前年同月比は−13.4となった。もう一方の「食料品」は同0.2%で、消費者の低価格志向や厳選買いが定着するなか一循環もあり、4ヵ月ぶりにプラスに転じた。 調査先のなかには新規テナント誘致による集客戦略を推進する店舗もみうけられるが、消費者ニーズへの的確な対応と、構造改革への早急な対応が今後のポイントになると思われる。



 
業種 5月の景況 景況見通し
◎好況 ○や好 ―普通 △や不 ×不況 ◎好転 ○や転 ―横ばい △や悪 ×悪化
製造業平均 0.0 2.0 35.3 43.1 19.6 0.0 0.0 45.0 55.0 0.0
食品 0.0 0.0 71.4 28.6 0.0 0.0 0.0 85.7 14.3 0.0
繊維 0.0 0.0 18.2 72.7 9.1 0.0 0.0 50.0 50.0 0.0
石製品 0.0 11.1 22.2 55.7 11.1 0.0 0.0 33.3 66.7 0.0
機械・金属 0.0 0.0 25.0 50.0 25.0 0.0 0.0 50.0 50.0 0.0
土木建築業 0.0 0.0 33.3 33.3 33.3 0.0 7.7 46.2 46.2 0.0
小売業 0.0 0.0 10.0 45.0 45.0 0.0 0.0 25.0 50.0 25.0
※や好=やや好況  や不=やや不況  や転=やや好転  や悪=やや悪化

岡崎市内大型店販売動向〔13店舗〕 (平成13年5月分)  
区分 衣料品 身の回り品 家庭用品 雑貨 食料品 飲食・サービス その他 合計
販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比
5月 114.725 △ 13.4 27.423 △11.0 55.497 △ 22.0 38.773 △ 9.4 185.265 0.2 16.147 11.3 8,798 9.4 446,628 △ 7.8
〔注〕1.販売額の単位は万円、前年比の単位は%。      2.平成12年8月分から調査先を変更(9社10店舗→11社13店舗)。前年比は11社13店舗対比。      3.平成12年9月は主要店舗での改装休業有り。


平成13年4月分
  岡崎商工会議所・中小企業相談所が毎月実施している「岡崎市内景気動向調査」平成13年4月分の調査結果がまとまった。
 製造業では、食品・繊維・石製品・機械金属業界は、総じていずれの業界も回復傾向がみられず、企業間格差もさらに拡大傾向となるなど、依然として不況感が続いている。
 土木建設業界では、主力の民間工事は一部で大口物件による受注増もみられるが限定的で、年度末繁忙期を終えた公共工事が端境期に入り、総じて弱含みの業況となった。
小売業では、一般小売店舗では大型店との競争激化や消費の低迷などが基因し、依然として厳しい業況である。岡崎市内主要大型店(13店舗)の販売動向では4月の販売総額は42億7,526万円、対前年同月比は−11.8%の大幅減、34ヵ月連続前年割れとなった。


 
業種 4月の景況 景況見通し
◎好況 ○や好 ―普通 △や不 ×不況 ◎好転 ○や転 ―横ばい △や悪 ×悪化
製造業平均 0.0 0.0 31.5 62.5 6.0 0.0 2.1 43.9 45.8 8.2
食品 0.0 0.0 22.2 77.8 0.0 0.0 0.0 50.0 50.0 0.0
繊維 0.0 0.0 0.0 80.0 20.0 0.0 7.7 61.5 30.8 0.0
石製品 0.0 0.0 33.3 66.7 0.0 0.0 0.0 33.3 33.3 33.3
機械・金属 0.0 0.0 61.5 30.8 7.7 0.0 0.0 30.8 69.2 0.0
土木建築業 0.0 0.0 50.0 33.3 16.7 0.0 0.0 50.0 25.0 25.0
小売業 0.0 0.0 0.0 33.3 66.7 0.0 0.0 16.7 33.3 50.0
※や好=やや好況  や不=やや不況  や転=やや好転  や悪=やや悪化

岡崎市内大型店販売動向〔13店舗〕 (平成13年4月分)  
区分 衣料品 身の回り品 家庭用品 雑貨 食料品 飲食・サービス その他 合計
販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比
4月 112,740 △ 13.9 25,666 △ 8.8 49,635 △ 31.8 38,119 △ 14.4 177,423 △ 4.9 17,064 22.2 6,879 △ 14.2 427,526 △ 11.8
〔注〕1.販売額の単位は万円、前年比の単位は%。      2.平成12年8月分から調査先を変更(9社10店舗→11社13店舗)。前年比は11社13店舗対比。      3.平成12年9月は主要店舗での改装休業有り。


平成13年3月分
  岡崎商工会議所・中小企業相談所が毎月実施している「岡崎市内景気動向調査」平成13年3月分の調査結果がまとまった。
 製造業では、食品・繊維・石製品・機械金属業界は、一部で季節需要による回復傾向がみられるが、企業間格差もさらに拡大傾向となるなど、総じて不況感から脱しきれない状況である。
 土木建設業界では、主力の民間工事・住宅関連は大きな変化がみられず、年度末最終期の公共工事の下支えも弱く、総じて低調な業況となった。
小売業では、一般小売店舗では大型店との競争や長引く消費の低迷などが基因し、依然として厳しい業況である。岡崎市内主要大型店(13店舗)の販売動向では3月の販売総額は40億1,002万円、対前年同月比は−15.0%の大幅減、33ヵ月連続前年割れとなった。

 
業種 3月の景況 景況見通し
◎好況 ○や好 ―普通 △や不 ×不況 ◎好転 ○や転 ―横ばい △や悪 ×悪化
製造業平均 0.0 0.0 39.5 39.5 21.0 0.0 2.4 46.5 41.8 9.3
食品 0.0 0.0 14.3 85.7 0.0 0.0 0.0 85.7 14.3 0.0
繊維 0.0 0.0 7.7 30.8 61.5 0.0 7.7 7.7 61.5 23.1
石製品 0.0 0.0 70.0 30.0 0.0 0.0 0.0 40.0 60.0 0.0
機械・金属 0.0 0.0 61.5 30.8 7.7 0.0 0.0 69.2 23.1 7.7
土木建築業 0.0 0.0 33.3 33.3 33.3 0.0 0.0 66.7 33.3 0.0
小売業 0.0 0.0 5.9 29.4 63.2 0.0 0.0 17.6 52.9 29.4
※や好=やや好況  や不=やや不況  や転=やや好転  や悪=やや悪化

岡崎市内大型店販売動向〔13店舗〕 (平成13年3月分)  
区分 衣料品 身の回り品 家庭用品 雑貨 食料品 飲食・サービス その他 合計
販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比
3月 102,880 △ 20.7 23,563 △ 14.0 48,749 △ 33.3 36,141 △ 18.0 168,394 △ 4.6 15,048 16.0 6,227 △ 21.9 401,002 △ 15.0
〔注〕1.販売額の単位は万円、前年比の単位は%。      2.平成12年8月分から調査先を変更(9社10店舗→11社13店舗)。前年比は11社13店舗対比。      3.平成12年9月は主要店舗での改装休業有り。


平成13年2月分
 岡崎商工会議所・中小企業相談所が毎月実施している「岡崎市内景気動向調査」平成13年2月分の調査結果がまとまった。 
 製造業では、一部で下げ止まりがみられるものの、食品・繊維・石製品・機械金属業界は総じて低調で、企業間格差も拡大傾向となり、不況感から脱しきれない状況である。
 土木建設業界では、本格期の公共工事が下支えしているが、主力の民間工事・住宅関連は動きが鈍く、総じて弱含みの業況となった。
小売業では、一般小売店舗では長期化する消費の低迷など、売上高の減少傾向が持続しており厳しい業況である。岡崎市内主要大型店(13店舗)の販売動向では2月の販売総額は41億1,403万円、対前年同月比は−12.4%の大幅減、32ヵ月連続前年割れとなった。

 
業種 2月の景況 景況見通し
◎好況 ○や好 ―普通 △や不 ×不況 ◎好転 ○や転 ―横ばい △や悪 ×悪化
製造業平均 0.0 0.0 25.0 44.2 28.8 0.0 2.0 38.8 42.9 16.3
食品 0.0 0.0 42.9 57.1 0.0 0.0 0.0 14.3 85.7 0.0
繊維 0.0 0.0 0.0 57.1 42.9 0.0 7.7 53.8 50.0 38.5
石製品 0.0 0.0 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 36.4 63.6 0.0
機械・金属 0.0 0.0 16.7 44.4 38.9 0.0 0.0 37.5 31.3 31.3
土木建築業 0.0 0.0 30.0 70.0 0.0 0.0 0.0 50.0 40.0 10.0
小売業 0.0 0.0 0.0 36.8 63.2 0.0 0.0 27.3 40.9 31.8
※や好=やや好況  や不=やや不況  や転=やや好転  や悪=やや悪化

岡崎市内大型店販売動向〔13店舗〕 (平成13年2月分)  
区分 衣料品 身の回り品 家庭用品 雑貨 食料品 飲食・サービス その他 合計
販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比
2月 96,246 △ 29.4 20,644 △ 18.1 47,075 △ 10.2 36,612 △ 20.0 189,785 △ 1.5 14,196 44.1 6,845 △ 8.7 411,403 △ 12.4
〔注〕1.販売額の単位は万円、前年比の単位は%。      2.平成12年8月分から調査先を変更(9社10店舗→11社13店舗)。前年比は11社13店舗対比。      3.平成12年9月は主要店舗での改装休業有り。


平成13年1月分
 岡崎商工会議所・中小企業相談所が毎月実施している「岡崎市内景気動向調査」平成13年1月分の調査結果がまとまった。
 製造業では、食品・繊維・石製品・機械金属業界は一部を除いて低調で、企業間格差も拡大傾向となり、景況感は総じてさらに悪化している。
 土木建設業界では、本格化した公共工事や住宅関連が下支えしているが、主力の民間工事は大型物件にめぐまれず低水準で推移しており、総じて不況色が強い。 小売業では、一般小売店舗では大型店の影響と消費者の厳選買いが定着するなか、厳しい業況が続いている。岡崎市内主要大型店(13店舗)の販売動向では、1月の販売総額は52億2,444万円、対前年同月比は−10.2%の大幅減、31ヵ月連続前年割れとなった。
 
業種 1月の景況 景況見通し
◎好況 ○や好 ―普通 △や不 ×不況 ◎好転 ○や転 ―横ばい △や悪 ×悪化
製造業平均 0.0 0.0 34.0 38.0 28.0 0.0 0.0 50.0 35.4 14.6
食品 0.0 0.0 77.8 22.2 0.0 0.0 0.0 55.6 44.4 0.0
繊維 0.0 0.0 0.0 58.3 41.7 0.0 0.0 30.0 50.0 20.0
石製品 0.0 0.0 0.0 69.2 30.8 0.0 0.0 76.9 23.1 0.0
機械・金属 0.0 0.0 62.5 6.3 31.3 0.0 0.0 37.5 31.3 31.3
土木建築業 0.0 0.0 50.0 50.0 0.0 0.0 0.0 90.0 10.0 0.0
小売業 0.0 0.0 0.0 33.3 66.7 0.0 0.0 44.4 22.2 33.3
※や好=やや好況  や不=やや不況  や転=やや好転  や悪=やや悪化

岡崎市内大型店販売動向〔13店舗〕 (平成13年1月分)  
区分 衣料品 身の回り品 家庭用品 雑貨 食料品 飲食・サービス その他 合計
販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比 販売額 前年比
1月 140,448 △ 19.9 27,988 △ 11.0 58,344 △ 22.8 45,551 △ 21.3 223,378 2.8 17,955 18.2 8,780 △ 6.8 522,444 △ 10.2
〔注〕1.販売額の単位は万円、前年比の単位は%。2.平成12年8月分から調査先を変更(9社10店舗→11社13店舗)。前年比は11社13店舗対比。      3.平成12年9月は主要店舗での改装休業有り。

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