「インターネットの効果的な活用について」
―意思決定の迅速化・業務の効率化・通信費等経費節減
―効果的なマーケティングツール

12月15日(金) 岡崎商工会議所にて

1.「社内インターネット活用状況」事前アンケート結果  有効回答数17名
  社内でインターネットを導入・活用して、成果・効果が上がったことは?
 

 


  現在、インターネット活用における貴社の課題、および今後の取組みは?

○スパムメール対策
○セキュリティ対策
○ITスキル社員教育、人材不足、求人活動
○Webを利用した商品販売
○業務効率や経費削減を目的としたネット活用
○ネット放送

2.研究会
(1)事前アンケートの結果を受け、セキュリティ対策について
NTT西日本名古屋支店 第三ソリューション営業部営業支援部門 SI担当主査 中川仁志アドバイザーより説明

○顧客の個人情報漏洩事故の発生と対策事例
○事故公表と再発防止策

事故が起こる以前から最悪の事態を想定し内部統制やセキュリティシステムは構築されていたにもかかわらず事故は起きる!

●セキュリティ対策の3つの側面 ⇒技術的・物理的・組織的(人的)対策
技術的→ハードディスクの暗号化、本人認証、
      ウイルス対策・迷惑メール・不正アクセスをシャットアウトできる技術利用
物理的→ドアセキュリティ(入室管理)、監視用カメラ設置
組織的、人的→ポリシー作成、内部外部の監査・診断サービス活用

(2)ミクスネットワークによるインターネット接続サービスの紹介
ミクスネットワーク株式会社 営業部 佐藤豊 氏

(3)グループディスカッション
インターネット導入事例・成果・具体例と活用における課題について

○セキュリティの人的対策→内部監査、研修、e-learning→モラルの醸成
○ハードセキュリティ対策→シンクライアントの導入並びにランスコープ(管理ソフト)
○ウイルス・スパムメール対策→ウイルスに感染した事例を実際に見る、スパムメールはどのレベルまで排除するのか。
○グループウェアの導入→試用版ソフトを活用し、利用検討する。
○HPの作り方→コンテンツ作りを会議で決定しベンダーに依頼。
○システム管理者の気がかり→システム監査をしてくれる人がいない不安


3.研究会を終えて

「人はミスを犯すもの」が今回のキーワードだと実感しました。
情報漏えいの多くが故意であれ、過失であれ人的ミスによるところが大きいということ。スケジュール管理のソフトを導入して、社員を管理するにしても、その入力を怠れば管理できないということ。
そのたびに繰り返して、運用のきまりや研修を行い、モラルを醸成していかなくてはならないという重要性を改めて認識しました。
また、こうしたきまりを決めるときに行う打ち合わせや営業や内部の会議をしても有効な意見が出てこないので困りものだというお話がありました。規模の大小に関わらずどの会社でも同じような状況で同じような問題を抱えていることがわかりました。
ピッチャーはいかにミスを少なくするか、将棋ではいかにミスをしない駒進めを選ぶかで勝敗が決まります。
リスクマネジメントも情報化の進め方も同じなのだと思います。ミスをする怖さ、ミスを防ぐ知恵の出し方などなどミスにまつわるあらゆることを考えると、人はミスを生かし、ミスによって成長させられるものだという結論に達しました。

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