第3回岡崎ITマネジメント研究会


「電子申請の現状と今後について」
―電子証明の必要性、行政の動向について

11月17日(金) 岡崎情報開発センターにて


1.電子認証セミナー事前アンケート結果
  有効回答数17名
  1)電子証明を取得されていますか 
  2)会社にインターネット回線を導入していますか。
    「はい」が100%
  3)会社に自分専用のメールアドレスがありますか。
    「はい」が100%
  4)今回のセミナーで知りたい情報(複数回答あり)

    a.なぜ、電子入札をしなくてはいけないのか? 13%
     b.電子証明書のしくみ 25%
     c.電子証明書の購入方法 16%
     d.電子証明書の設定の方法 13%
     e.電子入札の利用者登録の方法 13%
     f.電子入札の方法
 20% 



2.電子証明書の必要性の背景〜ネット社会の到来〜
  企業では3人に1台のパソコン割り当て。
  インターネット普及率は95%超え。
  ビジネスがネット社会で可能になる。


3.電子入札導入状況
   愛知県は平成19年度に全面運用開始予定。
   電子政府での手続き
   自動車保有関係手続き、特殊車両通行許可申請、
   特許庁の電子申請、電子定款の作成、eあいち
   オンライン申請体験デモでサービスを利用してみる。




4.ネット手続き4つのリスク
   盗聴・漏洩:取引をしない第三者にデータをみられてしまう。
   改ざん:取引をしない第三者がネットワークを通じてコンピュータに侵入し、
        Webページやアクセスログなどの情報を管理者の許可を得ずに書き換える行為。
   なりすまし:取引をしない第三者が当事者になりすまして商品などを得ること。
   否認:取引中の錯誤(商品50個注文⇒商品500個の注文を受付)



5.電子認証とは
  ネット上で相手の存在や身元を確認できる技術。
  相手の存在性と本人性を第三者が証明する。

6.電子署名に必要なもの
  公開鍵と秘密鍵


7.アドバイザー所感
  水谷アドバイザー
    今後普及が増える必要な内容であった。普及に伴い利用者側の意識が変化するだろう。
    メリットだけを享受するのでなく、企業のセキュリティ問題や新たなトラブルにも対応していく必要がある。
  中川アドバイザー
    自社のビジネス機会が増え、コスト削減につながるシステム。まずは使ってみることが大事。
    次回研究会は各社の導入事例や抱えている問題の情報を共有しましょう。


8.研究会を終えて

オンライン利用の公共施設予約は随分と普及してきました。もっと進んで家にいながらにして、24時間、住民票が取れたり、印鑑証明が取れるようになれば、高齢者や、小さな子供がいて外出がままならない人、仕事を休めない人にとって便利になります。誰もが間違いなく、簡単に安心して利用できるシステムが早く実現するといいと思います。


  

          

           

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