第１回産学共同グループ会議報告（平成９年５月２２日）

１３：３０〜１５：３０ 於 岡崎商工会議所

出席者：５名

オブザーバー：草間晴幸氏

マルチメディアコンテンツ制作支援事業に関する資料について説明

官は基本的に市民に役立つこと、票のあつまること。

＜産学共同に関する提案＞

…アメリカと日本では大学の文化的、歴史的背景が異なる。

…学の国立大は岡崎になくてもよいので、キーとなる教授と組んで進めていく。

１０年以上前から産学の交流は進めているが、産官学となると難しい。

…同じようなことを考える周辺都市と比べると岡崎は孤立しているような気がする。

…ＩＳＯと同様、日本企業は振り回されている。

…ＳＧＭＬのことをもう少し詳しく知りたい。

第２回産学共同Ｇ会議報告（平成９年６月９日）

１２：４５〜１４：５０ 於 岡崎商工会議所

出席者：８名

オブザーバー：草間晴幸氏

1. 前回会議のまとめ
2. ＶＶＣ［フロンティア］形成の経過（服部リーダー）

これにより、産官連携の追求がこの会の重要なテーマであることが明確となった。

1. ディスカッション

第３回産学共同Ｇ会議報告（平成９年８月５日）

１３：３０〜１５：３０ 於 岡崎商工会議所

出席者：９名

1. 最近の動き（服部リーダー）

・６月２７日にインドのソフト会社「インフォテック社」のラオ副社長が来岡、

岡崎市情報ネットワークセンターを訪問後、岡崎商工会議所において本プロジェクト

メンバーを中心に説明会を開催した。ソフト開発要員の人件費の比較においてインド

企業の活用は効率的であり、２０００年問題を始め、ソフト開発、アウトソーシング

を含めて関心が高まっている。

８月１８日から草間先生と一緒に（商工会議所職員も同行）インドへ行きインフォテ

ック社等を訪問する。

インド技術者の来日については、ビザ取得問題で厄介な面がある。

・（財）ニューメディア開発協会により、岡崎市で「知的資産ネットワーク（多様な人

材に蓄積されたノウハウや知見の交流・活用の有機的な結合体）形成調査事業」が始

まる。具体的には、地域で活躍する人材（グループ）の発掘、人材（グループ）

との情報化推進の為の連携・協力体制の形成等が行われることとなる。

• 三河スマートバレー研究会については、８月下旬を目途に世話人会を発足させる見込。

また、岡崎市内４大学による、岡崎大学懇話会（仮称）発足に向けての作業も行なわ

れている。

・バーチャル・ベンチャー・コーポレーション（ＶＶＣ）については、７月７日に「活

用実践グループ」主催による説明会を開催した。

その中で、「将来のおかざきの活性化に役立つ」をキーワードとして「ＶＶＣを使い

たい人が集まって、討議する場所が欲しい」という声が出された。

又、岡崎市の保有するデータのインターネットによる発信の受皿としてＶＶＣが認知

されたことも報告した。

1. 産学共同の展開につきディスカッション

・今の報告を受けて、「ＶＶＣ」が産官学共同のツールとなることが良く分かった。

このグループとして、産学共同に関する具体的な提案を出す必要がある。

• ＶＶＣをきちんと立ち上げるまでが大変。運営委員会を作って動き出すことが必要だ。

しかるべき人がコントロールしているＶＶＣとして、パワーを発揮すべきだ。

Ｑ・アメリカにおける「２０００年問題」はどうなっているか。

Ａ・アメリカではほぼ決着がついている。

（岡崎で、インドの企業とつないで、２０００年問題に対処するサテライト・オフィ

スを９月中に立ち上げる。）

・当社の関連では、２０００年問題での受注は現在のところ少し出ている程度。

・インドのソフト会社の活用にあたっては、日本語＝英語の翻訳の問題が大きい。

日本語の出来るスタッフを揃えたサテライト・オフィスを使って、メンバーの各社が

事業を展開すればよい。

・当社では、２０００年問題への対処はまだこれから。金融機関のシステム変更を見た

上で取組む。

・インフォテック社では、日本だと８ヶ月かかる仕事を、２ヶ月程度で行なう人的パワ

ーがある。サテライト・オフィスにおける人件費は、２０００ドル／人・月。これに日

本人のＳＥがつくのでその分はコストアップとなる。日本語の出来るインド人スタッフ

を揃えたい。また、中国でも日本語のソフト開発は進んでいるし、ロシアはそれより更

にコストが安い。

・言葉の問題が大変だ。

Ｑ・岡崎の情報化の特色づくりのターゲットは何だろうか。

トヨタ自動車のＧＩＳ（＝Geographic Information System地理情報システム）への

参入状況に充分注意を払うべきではないか。

岡崎市では、市域の地図のディジタル化は既に完了している。

・トヨタ自動車は、ＩＴＳ（＝Intelligent Transport System次世代交通システム）と

いう枠組みで動いてゆく。

・どんなハイテクでも、最後にはローテク作業が付いてくる。

・ハイレベルで低コストと、ローレベルで低コストの２種類の仕事がある。

・岡崎としてどちらに特化するとよいか。

・今であれば、大企業に対しても提案営業できる。そうしながら、長期的には岡崎のレ

ベルを上げてゆくことが必要だ。いずれにしても、顧客を開拓する意気込みが必要。

・２０００年問題のみに特化しなければ、事業は続く。その段階では、研究レベルの業

務が必要となる。

・地図データをどう使うかがポイントで、地図とＤＢの組合せによるアプリケーション

を付加する需要は多い。

Ｑ・大学の動向についてはどうか。

Ａ・愛知産業大学の「メディア科学研究センター」については、「エフエム岡崎」の事

業化との関連で少し遅れているようだ。

・「愛知県をシリコンバレーに」をねらいとした、愛知県の科学技術交流財団の産官学

のネットワークづくりの試みである「東海スキルネットワーク研究会」が発足する。

ネットワークに何を乗せて、どう流すかが課題となる。

・「インフォテック社」は、ＩＳＯ９０００シリーズの認証を取得しており、我々は、

国際的な標準化の動向もチェックしておく必要がある。

・アメリカの自動車産業は、独自の標準化を進めており、これへの対応も必要だ。

・インドのソフト産業に関しては、技術者派遣という観点から強い関心を持っている。

昨年まで、共同で中国での合弁事業を進めた経験がある。その際の人件費コストは、

２５万円／月（国内での下請けのコストは５０万円／月）であった。

・サテライト・オフィスでは、キー・パーソンが日本に常駐し、サーバーを持って顧客

とつなぎ、インターネット等でデータをやり取りする。

・その際に、官の協力を得る為のアイデアはないか。

・ＣＡＴＶの動向に注目する必要がある。トヨタ自動車の愛知県内のネットワークが出

来上がりつつある。この分野でも、トヨタ自動車の動向を注視する必要がある。まだ、

活用技術が出来上がっているわけではないので、関連ビジネスで参入するチャンスは

ある。

・ハイテクの動向を押さえながら、ローテクはインドで、我々はミドルテクで仕事を確

保する。この分野の需要はたくさん出てくる。

その場合も、大学の役割は大きい。現在の日本の産業そのものがミドルテク的になっ

ているのではないか。我々は、そうした環境下で産学共同の役割を示してゆきたい。

・愛知学泉大学では、「コミュニティー政策学科」を創設する。まさに、この場で検討

していることと同じ事を目的としている。

・大学との連携については、こちらのストーリーが良ければ、世界の大学と連携できる

のではないか。

・「核となる施設、核となる組織、サーバー、ビジネス」を１〜２年以内に立ち上げ、

これらを中心にして人材データ・バンクを創り上げてゆく。

・今、大学側も個人ベースで地縁・血縁をもとにして、地域や組織・企業とのネットワ

ークづくりを盛んに進めている。

第４回産学共同Ｇ会議報告（平成９年９月１１日）

出席者：７名

テーマ．「産学共同の進め方」

• 中村進行担当「当分科会では、１０月を目途に『産学共同の進め方についてのレポート』をとりまとめたい」。ここでは、これまで３つの分科会での論議をまとめた資料を用意しているので、これを参考としつつ、岡崎地域でマルチメディアの分野でいかにして事業を起こすかを視点として自由な意見交換をしてゆきたい。
• （参考資料概要説明…事務局）
• ＶＶＣ「フロンティア」について、市内の大学や企業の方々から「活用したい」との声が具体的に出てきている。この活用を円滑に進める為には、的確に交通整理を進める“委員会”を作る必要がある。
• 産学共同の動きは、日々変化し、進歩している。抽象論にとどまっては時代遅れとなり、意欲のある企業は参加しないだろう。
• 確かにそのとおり。ここでの取りまとめのポイント・レベル・落とし所はどこにすべきだろうか。
• 抽象的な提案は、岡崎でなくてもどこからでも出てくる。ここでは、他の地域の試みが出来なかったことを具体性を持って掘り下げたい。
• 産学共同の、中小企業の事例はたくさんあるのか。支援してくれる大学はあるか。
• 人的ネットワークがあれば、大学への接近は可能。その為の仕組や場を作る事だが、それには、企業のレベルアップへの努力も必要だ。
• 産学交流が必要だと強く感じたのは、２月の「スマートバレー・シンポジウム」に参加したことによる。シリコンバレーと岡崎の違いは、大学との連携にある。大学のファクターを引き込み、大学が岡崎をターゲットに集まるような仕組を提案したい。そうすれば、産業界はそれに飛びつくことが出来る。
• 「交流サロン」に魅力を感じる。ＳＥも大学との交流が必要と痛感している。
• それは、ブレークスルーの大きなヒントとなる。
• シリコンバレーの大学の貢献の１つだ。
• 簡単ではないが、「交流サロン」から発展して新事業創出へと突破して行く事が重要だ。
• 結論が出た時には、時代遅れとなっている恐れもあり、すばやく具現化すべきだ。「学」が持っているテーマをオープンにしてもらい、「官」が持っている地場産業の課題を提示してもらい、「産」として出来ることを出し合う。個々の企業が協力して活動するのを見て他の企業も参加してくるのではないか。
• そういう仕組や組織が岡崎にあるとよい。
• 「学」の情報は、学会に参加することで入手できる。ホームページでも情報の入手は可能。学会への企業の関心が薄れているのではないか。
• 「学」主導による産学共同への意向は非常に強い。それはそれで良いが、重要なのはアクションプログラムを作成してすぐやる事だ。ＶＶＣ「フロンティア」はその成果物と言える。官も公式ホームページで参入しており、ＶＶＣ「フロンティア」を膨らませることが今取り組むべきことだ。これまでのやり方とは逆に、「産」に「学」が近づくやり方でなければならない。インドの「インフォテック社」とは、市内の企業がジョイントし、今後、「官」から受注が取れれば「産・学・官」連携の成果となる。また、本プロジェクトメンバーの写真現像サービス企業と、ソフトウエア企業が協力して集配情報ネットワークを構築し、リアルタイムの情報収集ソフトを開発する。このように１つずつ産業クラスターを作って行くことだ。「官」から仕事が出て、「学」がそれを手伝い、地域産業を活性化させて行く、これを、ＶＶＣ「フロンティア」を使って行なう。産業クラスターがある程度育ったら、例えば、ＧＩＳに特化するなら、国際学会（シンポジウムやフォーラム）が開催できる様にならなければならない。こうした事を繰り返してゆくことだ。レポートは、実際にアクションを起こしたこと（産学共同の実績）を前面に押し出して、次に基本理念を示し、その展開を示す。
• 「産」から「学」へ働きかけて行く事例も多い。ＶＶＣ「フロンティア」を生かした新しい産学共同の進め方の提案をしてゆきたい。個々の企業で出来ないことをＶＶＣ「フロンティア」を活用して実現し、岡崎の活性化を進めたい。例えば、「産・官・学」が企画、総務、製造、販売など機能を分担しつつ「株式会社岡崎市」をつくり、育てて行く。
• 株式会社コラボレーションセンターは出来ると思う。その基盤がＶＶＣ「フロンティア」。地域の大学等がそれを支える。「官」からプロジェクトを出してもらう事がその第一歩となる。
• それには、営業品目を持たねばならない。それがＧＩＳ。
• これまでうまく行かなかったのは、「官」はハードをつくるだけで、仕事を出さなかったことによる。
• 具体的に何かをつくる為に、有志でＶＶＣ「フロンティア」を創った。これが徐々に興味を持たれ、活用されはじめて、一つの具体例となってきている。その利用を深めてゆくことが必要である。
• ＶＶＣ「フロンティア」を有効に動かす為には、責任が持てる、しっかりした組織が必要で、有効に動かす為の努力と方策を示すことだ。
• これを有効に動かす為には、エージェントが必要で、（総務課長のような立場で）「産・学・官」の求めるものや出来ることなど、情報を整理してゆく必要がある。
• ボランティアでなく、ノン・プロフィットの「岡崎公社」が役割を果たすべきだ。
• 岡崎市の「スマートバレー公社」をＶＶＣ「フロンティア」としたい。そうしながら、産業クラスターを一つ一つ増やして行く。
• その際のキーとなるのは、ＶＶＣ「フロンティア」。部門としては、キャピタル部門を組み込む必要もある。レポートは、ＶＶＣ「フロンティア」から組み立てたい。
• これから始まる「知的資産情報ネットワーク形成事業」のレポートにこちらの意向を盛り込んで行く必要がある。また、大学の中にも学内にコラボレーションセンターを独自に作ろうとする動きもあるので、岡崎の試みに、学に対する魅力を付ける必要もある。大口の学生の受皿ともなる企業誘致も、行政任せにせずに「産」が積極的に関与する必要もある。
• 行政は、組織が大きくなるほど縦割りで動くことから、岡崎市、または、岡崎市を分割したエリアを単位として活性化を進めてゆくべきだ。

第５回産学共同Ｇ会議報告（平成９年９月２９日）

１４：００〜２１：３０

出席者：９名

アドバイザー：草間晴幸 氏

テーマ．「産学共同の具体化と活性化ツールとしてのＶＶＣについて」

第１部（於 岡崎商工会議所特別研修室）

• 服部リーダー「フラットでオープンな論議を行なうマルチメディア・プロジェクトの会合の積み重ねは、新しいプロセスを切り開いて行く第１歩だと思う。この輪の広がりを大きくしてゆきながら、産学官の繋がりを強めてゆきたい。

• 中村進行担当「当分科会では、１０月を目途に『産学共同の進め方についてのレポート』をとりまとめたい。ここでは、ＶＶＣフロンティアという具体例につき、問題点を明らかにしつつ、活性化の為の知恵を出して頂きたい。良い点、悪い点を明確としつつ活用の為の道筋を付けてゆきたい。
• 先日、ＶＶＣフロンティアにアクセスしたが、現時点では活用できていない。参加のメリット、活用のメリット見えてこないので、初心者用の「活用マニュアル」が必要である。
• ＶＶＣフロンティアは、特定の目的を定めて創ったものではない。中身をどうするかを決めずに、イメージとして分かり易い器を先に作り、サーバーを持って、これからソフトを入れて動かしてゆこうとしている段階だ。
• ＶＶＣフロンティアを使ったコラボレーションを支援する仕組を作ることは、簡単に出来ると思うが、現状では、すぐには使えない状態にある。
• ＶＶＣフロンティアを創り上げるにあたってずいぶん論議をしたが、産官学民それぞれの考え方があるので、それを見極められない段階では、その用途開発については、進められなかったという要素もある。
• 当社では、活用してみようという気持ちはあったが、実施すれば、同業他社と比較されるので、エネルギー投入量が十分確保されないとかえってイメージダウンとなる可能性がある。また、その効果が十分予測できないので、エネルギーと資金を投入できないでいる。企業は、効果があることが分かれば資金は投入できる。
• ＶＶＣフロンティアは、地域の産学官民の動きがすべて伝わるようなものとしたい。それぞれの小さなネットワークを１つにまとめたものがあると面白い。岡崎市に関心を持ってもらう為にハイコンプレックス２１をモチーフとして使っている。同様の試みは、三遠南信や上田市で行われているが、ビジネスに繋がるものが日本ではまだ出てきていないことから、いづれも経費負担の面で悩みを抱えている。
• 産学共同の推進の為のツールとしてＶＶＣフロンティアを考える時に、大学には大学の意図があるので、「マネジメントをどうするか」が課題となる。
• いくつかのプロジェクトを立ち上げ、インターネットとＤＢの接続の為にデータを造り込む事を１年ぐらいかけて取り組めないだろうか。
• 価値観が多重化しているので、１つのプロジェクトというわけにはいかないだろう。
• プロジェクトは、やりたい人がやることが大切で、費用の問題は、学生を巻き込むことでクリアー出来る。
• パソコン通信の「ニフティーサーブ」のフォーラムの熱気は大変なものだ。
• 掲示板の仕組は既に創ってある。
• 何かをやりたい人を募集すれば、世界中から集まってくる。そこには、火を付ける人が必要で、時々扇いでやることが必要となる。
• そういう人たちが、人材のＤＢとなる。
• ＩＩＣのメーリングリストでは相当数の書き込みがあり、掘り出し物情報など面白いものがたくさんある。
• やりたい人がすぐ始める事ができることが大切で、交通整理がいるところと、フリーでやるところと分け、行政、ビジネス、学校等に「どうぞ使ってください」という形で提示したい。リンク集と検索エンジンを使って岡崎中の情報を集める。
• どのようにＶＶＣフロンティアを使うか、入り口を入るのが難しい。そこにしかない情報が必要であり、一方、ホームページを仕事でどう使うか、どこまでの情報を載せるか、ビジネス上のプラス面を引き出す為には検討する課題も多い。
• 当社の場合、学生募集や日本語検定試験問題集等のホームページを世界の検索エンジンと結び付けることでアクセスを増やしている。また、安心・安全のホームページをノン・プロフィットで立ち上げている。イントラネットでは、業務日報やユーザー・データを全員がＨＴＭＬで記入し、部品も画像データとして管理している。売上には直接繋がらないが、顧客との接触は急増している。利用が進むにつれ、サーバーの容量拡張が課題となっている。
• ソフト・メーカーとしては、ＶＶＣフロンティアをこう使いたいという考えはあるか。
• 一般の企業と同じだと思う。
• アメリカでもインターネットマーケティングは、ビジネスにはあまり繋がっていない。しかし、双方向機能を活用し顧客のニーズにすばやく対応することで、カスタマイジング、ワン・ツー・ワン・マーケティングに活用され効果を発揮している。

単に商品を羅列するのでなく、オーソリティーがコメントを付けて推奨するものや、

同種の商品を比較できるホームページが人気を集めている。また、カスタマー・プ

ロファイルが処理されて、顧客のニーズに合う情報のみが提示される仕組が活用さ

れている。更に、アメリカの全人口の２０％がインターネットを利用しているが、

特定の商品については、インターネット利用者のシェアーが６０％を超えるものの

あり、この分野ではインターネットマーケティングが非常に有効である。

• 当初は、バーチャルモールと言えば、デパートを目指していたがそれだけではないようだ。
• プロバイダーと組んで、カスタマー・プロファイルを活用することがビジネスとなる。
• 企業が動くには、費用対効果の面で、フローで目にみえる効果が必要となる。ＶＶＣフロンティアはＰＲメニューを用意していない。また、活用を促進し、具体的なビジネスに繋げるエージェントが必要だ。
• 電子エージェントを使いこなせる人材がＶＶＣフロンティアの裏にいて、共同受注などを支援出来るとよい。
• レベルの上の人材を引き付ける魅力が必要で、そうした人材は岡崎にも数１００人レベルでいるはずだ。
• ＶＶＣフロンティア自体が、そうした人材を引き付けるフェロモンを持つ必要がある。
• ＶＶＣフロンティアの素性、仕組、スタンスがわかりにくいので、実はこうなんだときちんと表現する必要がある。
• 既存のホームページを見ても、どんな会社かわからないので危なくて買えないと言う面がある。ＶＶＣフロンティアが、このＥＣのリスクを保証すると支持されるのではないか。当社がＶＶＣフロンティアを使うとすれば、スタンスがどこにあり、メンテナンスをどこで行なうか、アクセスをどのような仕組で増加させるかが問題となる。現在、当社のホームページは、企業ＰＲと求人が中心となっている。
• 色々なものを複合させた価値観をどのように生み出すことが出来るかだ。
• それを生み出したＤＢと、その仕組は世界に販売できる。また、ノウハウや仕掛けを買ってきたとしても、それを使いこなす地域の力が必要となる。
• 市民生活の向上（環境問題・・）、産学共同、インターネット活用ビジネス促進、技術志向等をキーワードとして参加者を募集し、キーパーソンを配置して、アクションを起こしたい。
• ノウハウをオープンにしながら、成果を発信して行く。キーパソンを数名決めて、インターネットで募集する。
• その際、ホームページへの書き込みなどの作業は、学生にもサポートさせる。
• ２００５年の万博に焦点を合わせるのもよい。
• ＶＶＣの中に、ＶＶＣをうまく活用する為の教室を造るのもよい。
• ＩＩＣは、現在１８０名の会員がいる。毎週１回スタッフ会議を開催。毎週金曜日に会合を持っている。
• 「議論だけでアクションを起こさなければ、時代遅れのものとなりかねない。」との指摘が前回の会合であったが、まさにその通り。ＶＶＣフロンティアは道具であり、「道具の発達をいかに利益に繋げるか」という視点が大切だ。また、ＶＶＣフロンティアをうまく機能させる為には、多大のエネルギー投入が必要となる。（現在、どうすれば研究室ぐるみで支援体制が組めるかを検討している。）更に、ＶＶＣフロンティアを生きているホームページにする為には、マネジメントとメンテナンスきちんと出来なければいけない。「何をどう見せるか」のコンサルティングを含めて役割を果たしたい。
• そうなるのを待っていては遅くなる。
• 準備をしながらでも、産業クラスターを増やして行くことが必要だ。
• 大学は、情報提供、話し相手、コンサルティングの役割を果たすことが出来る。また、水面下では、大学は産学共同へ向けて、大きく動きはじめている。
• 労働集約の部分は、海外のソフト開発企業を活用するとして、その為に雇用の減少など地域活性化に繋がらない場合も出てくるので、そうならないような手立てを講ずる必要があり、そこにエージェントの役割がある。
• 岡崎大学懇話会が立ち上がる運びとなり、産学共同を進める場としてＶＶＣフロンティアがある。それをどう発展させてゆくかが今後の課題となる。
• 取りあえず、ＶＶＣフロンティアを動かして行くことで、メンバーが役割分担しつつやってみて、考えてゆくことが今出来ることではないか。、ＶＶＣフロンティアを使うという面では、当社は遅れているが、他社との比較データを収集することなど、小さな事からでも第１歩を踏み出したい。
• インターネットやサーバーに関するビジネスを進める時に、ＶＶＣフロンティアの活用を考えて欲しい。
• どのように活用したら良いかを相談する場所がないのが問題だ。
• このグループ以外の企業へアッピールする為には具体例が必要だ。そうした積み重ねにより利用が進む。産官学共同の具体例をレポートにも盛り込みたい。
• 最初は、マルチメディアプロジェクトメンバー主体の活動を展開し、徐々に拡大して行く。産学共同の体制を固めて動き出し、官との連携については、官側の制約もあると思うので緩やかなものとする必要がある。
• 一般市民は、産官の癒着に不信感を持っており、そうならないようにすることが大切だ。
• 岡崎のスマートバレー公社を、ＶＶＣフロンティアとしたい。

第２部（於 鮨の亜津佐）

中村重嗣氏を実行準備コアとして、「ＶＶＣフロンティア」でプロジェクトを立ち上げる為の準備を行なう。

プロジェクトの候補は、�@環境とコミュニティ、�AＣＡＴＶを使った画像伝送、�B集配システムのソフト開発支援、�C海外ソフト開発企業を活用した地域活性化推進、�D「ＶＶＣフロンティア」のビジネス活用

各プロジェクトに、推進担当者を置き、マネジメント＆メンテナンスを行なう。ニーズに応じて、プロジェクトを増減させる。マルチメディアプロジェクト・メンバーに持ち上げ参加を募る。