7.地域企業の情報化対応の現状 ―情報化に関するアンケート調査結果―


 ここまで岡崎地域のマルチメディアに対する取り組みや現状及び今後の課題や方向を整理してきたが、次に、地域の企業はマルチメディア、特に情報化を現実的にはどのように捕らえているのか、また、その対応についてどのように考えているのかを岡崎商工会議所が調査した結果から考えてみたい。
 この調査では、情報化に対する各企業のニーズとシーズを知る上でも貴重な調査であり、個々の企業の対応が「情報化」と言っても様々な段階にあり、目的や方向が業種間によっても異なる事が分かる。しかしながら、、基本的な認識としては「自社の競争力の強化の為」である事は共通している。
 この事は、既存の方法(ソフト)では、他者も同等かそれ以上のシステムを採用して競争力を有する事が出来るであろうし、かと言って単独独自の開発とするのでは、人材などの壁は厚い。
 しかし、競争力を強化しなければ、競争には決して勝てないという事でもある。そこに、情報化支援活動として新事業創出を模索する意義もあり価値もある。コンテンツの1から6で整理したアイテムを産・学・官で協力して、各地域、団体、企業、自治体の具体的な問題に対し作業を進めてゆく事が出来れば、そこにこそ独自の新しい形の事業創出可能性があると考える。


【情報化に関するアンケート調査】結果概要





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