5.マルチメディアの活用による地域産業の活性化の推進方法


(1)地域の情報通信基盤の構築・整備
 地域にマルチメディア関連企業の集積を図り、地域企業のマルチメディア活用力を高める為には、大容量・低コストで利用出来る通信回線の存在が不可欠となる。地域ネットワークの基盤としては、平成10年10月より第1種通信事業に進出する地元CATVを活用した安価な地域通信環境の形成を行なう。


(2)マルチメディア活用支援体制の構築・整備
 中小企業においては、主として人材の不足によりマルチメディア活用への対応が遅れがちである。情報機器の導入・活用からネットワークの形成・活用に至るまでの具体的な支援を行なう為に、大学やマルチメディア関連企業による地域企業支援体制の構築が必要となる。


(3)マルチメディア技術開発支援体制の構築・整備
 先端技術が複合し、技術開発のスピードが極めて速いマルチメディアの領域において、常に最新情報を集め、その活用を適切に行なう為には、大学の支援が不可欠となる。技術開発及び情報収集支援体制の構築を可能とする産学交流体制の確立を図る。
(岡崎大学懇話会、大阪大学、水野学園・メディア科学研究センター等)



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