第1回会議 会議録





平成10年度第1回新事業創出研究会
平成10年8月18日 14:00より16:00 於岡崎商工会議所402会議室

・ 事務局より、会則案、資料10(岡崎大学懇話会)、資料2(新規成長産業連携支援事業)、資料 3(近未来社会対応型情報通信産業振興事業)、資料4(平成10年度情報関連補正事業=通産省 関係)、資料5(次世代GISモデル事業)を説明。
・ 新規成長産業連携支援事業=コーディネート活動支援事業(この事業は、コーディネーター の活動により、中小企業と外部経営資源の連携を進め、中小企業の新分野進出や競争力強化に 役立てる)については、全国で約430の応募があり、岡崎商工会議所を含め内52件が採択 された。コーディネーターは、草間、服部の両氏が務める。
また、岡崎商工会議所として、愛知県の近未来社会対応型情報通信産業振興事業にも、応募 している。採択されれば、メンバーのパワーを結集して取組みたい。(草間コーディネーター)

【以下、出席者が自己紹介を兼ねて抱負を述べる】
・ 平成9年12月に新事業創出研究会マルチメディア・プロジェクトとして「7つの提案」を 行った。
このところ、国を始めとする提案・公募形式の補助事業が急増しているが、応募に際しては、 書類の作成の難しさや、締切までの期間が限定され、ネットワークをもって活動をしている実 績がないと応募することすら難しい。
新事業創出研究会マルチメディアプロジェクトが組織され、7つの提案が既にあったことが 今回の申請に結びつくこととなった。
こうした公募事業に取組み、着実にこなしてゆくことが次の大きなチャンスにつながって行 く。
岡崎の特徴は、産学官民の協調活動が既に進められていることであり、これを十分意識し、 活用して事業を進めて行くことが大切だ。
・ そうした補助事業は、最初は金額も小さなものだが、これにきちんと取組み、実績を残せば、 その金額も次第に大きなものとなって行く。
・ 愛知県の公募のテーマとしてあげられている「GISをエコロジカルな視点から街づくりに 活用する」ことは非常に良いことと思う。2005年を目標として岡崎を世界に発信してゆき たい。
・ 1つで良いから早く実績を残したい。公募事業等を通して、当社も人材に投資を行ないつつ 力を高めて行きたい。
・ 7つの提案の中では、「ネットワーク活用支援」に取組んで行きたい。
GISに関しては、土地家屋調査士会で開発が行なわれているので、これとのつなぎも必要 であれば行ないたい。
・ 当社では、2年前からディジタル対応の需要が多くなってきており、画像処理や画像伝送の 面で貢献したい。
・ マルチメディアは本業との関連が無いので、技術面ではよくわからないが、技術以外の面で 貢献出来るよう頑張りたい。
・ 当社では、「7つの提案」の内の「海外ソフト開発企業の活用」を既に手がけており、これ を進めて行く。
・ 前任者から引き継いだばかりで、まだ良く理解出来ていないが、第3セクターとしての立場 から、地域活性化に向けて貢献したい。
・ 当社も本業との関連は薄いが、「7つの提案」には、ユーザーとしての視点を持ちつつ参画し て行く。
・ 今回の公募事業によって、本会の具体的な目的が出来た。当社は、マルチメディア・コンテ ンツ等の関連業務もあり、本会での活動を地域貢献と同時に本業にも役立たせたい。
・ 当社の保有する最新の技術を活用して欲しい。
・ 資料を見ても具体的なイメージはわいてこないが、当社でも将来マルチメディア関連業務が 発生する可能性はある。
・ この会での活動を、地域活性化への貢献と同時に、本業への刺激としたい。
【新規成長産業連携支援事業=コーディネート活動支援事業について】

・ 主な事業内容
  1. キックオフセミナー・・・大学の協力体制を確認・理解する。
  2. 産学研究会・交流会の開催・・・産学連携のプロセスを明示する。
  3. 新事業創出研究会の開催・・・メンバーからの事業企画提案を重視する。
  4. 外部経営資源発掘の為の調査・・・DBをネットワークを通じて活用出来るようにする。
  5. 紹介・引き合わせ事業・・・活用出来るDBとVCの具体的システムを構築する。
・ 岡崎大学懇話会の協力体制は整っている。大学との連携は、事業を進める際の「金と人」の 大幅な節約につながる。
・ コーディネート活動=VC(バーチャル・コーポレーション)の構築と考えている。
・ VCは非常に難しい概念だ。
情報の開示や共有を進め、サイバー上で決裁・意思決定を行なうということについては、日 本の文化が壁となっているように思える。この壁をクリアーしないと新しいシステムの構築は 進まない。
・ 知的資産ネットワーク形成事業で構築したDBとの関連はどうなるのか。
・ ただリストを示すだけではなく、DBの本来の形や、仕組を示すことから始めたい。
・ 顧客情報共有システムとは、どのようなものか。
・ 商工会議所の「繁盛店ゼミナール」に参加した若手商業者を核として、共通顧客カードをそ のツールとして用い、顧客情報の共有から、共通販促の実施を始めとする「売れる」仕組の構 築に取組みたい。
・ それはバーチャル・モールにつながり、非常に面白い。

【愛知県の近未来社会対応型情報通信産業振興事業への提案内容について】
・ この提案は、事業所や家庭のエネルギー排出量を地図情報と連結することにより、地域のエ ネルギー排出量を計算し、エコ・シティーの形成に役立たせる
このテーマは、「7つの提案」の環境とコミュニティー、CATVを活用した画像伝送、 フロンティアの多様な活用、に関連するものです。

【GISについて】
・ GISとDBとマーケティングの3つを組み込んでシステムを構築することが重要となる。 顧客のプロフィールをDB化し、カスタマイズし、システムにかけるコストを最小化しつつ、 実際に役立つ仕組を作らなければならない。
・ カスタマイズとは、特定の人や特定の会社の為に、すぐ動き役立つように作り替えること。 こうしたソフト作りは規模の小さい企業でも可能である。

【次回以降の進め方について】
・ 従来のメンバーを中核としつつ、意欲のある新しいメンバーの参加を募る。
・ 必ずしも「7つの提案」の全てに取組むのでなく、ある部分を集中的に狙い撃つのが良い。
・ 第2回には、動ける体制・仕組を作りたい。
・ DBとVCを目にみえる具体的な形を提示して行きたい。
次回会合は、8月28日(金)午後2時より岡崎商工会議所401会議室で開催する。
(以上)





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