□■『厳しいときこそ、夢の実現を!』■□

 明けましておめでとうございます。
 昨年は、いろいろご協力いただき有難うございました。
 さて、2002年の新春を迎え、皆様方もそれぞれいろいろな夢を持って新春を迎えられたことと思います。新しい年を迎えるにあたって人間は、何か希望とか勇気を持たないと生き甲斐がありません。私も新春早々、1月1日の賀詞交歓会を終え、孫とともにグアム島へ行ってプールで泳ぎ、パターゴルフをし、小さな夢ではありますが、今年の最初の夢を実現する事ができました。皆様もどんな小さな夢であっても、厳しい年でありますが何か実現していただきたいと思います。

□■『勇気と知恵を以て、難局を打開!』■□


 昨年の日本経済は、大変厳しい年でありました。では今年はどうかということですが、前半戦はもっともっと昨年より厳しい経済状態になるのではないかと思っております。昨年の仕事を一つ一つ反省してみて、今年こそ勇気を持って、知恵を持って挑戦していただきたい。そして、厳しい難局を乗り越えていただきたいと思います。
 岡崎商工会議所は、今年110周年という記念すべき年を迎えます。考えてみますと110年の間には、いろんなことがありました。特に敗戦による苦しい経済の復興から世界に誇る日本経済を築くことができました。
 ところが、我々が予測もしなかったデフレと不況という厳しい年になりました。これも何とか乗りきらなければならないと思っております。議員の皆様方はそれぞれ古い歴史を持った会社が多いわけです。おそらくその度その度にその難局を乗り越えてこられた方ばかりだと思います。いつの時代にも栄枯盛衰はございます。歴史をみても、信長にしても秀吉、家康にしても永続的に天下を取ることはできませんでした。私は企業も同じだと思います。永続的に勝つことはできない。先日もトヨタの副会長にお会いしましたが、トヨタ自動車も永続的にナンバーワンであることはあり得ないとおっしゃってみえました。本日出席の皆様方の中で、創業が100年を超える立派な企業も多くみえますが、これをもっともっと継続していただくことが大事だと思っております。皆様方も新しい年を迎えられて、新しい企画を持って会社経営をしていただきたいと思っております。

□■『経済のグローバル化を認識して、独自性・先見性ある経営と勇気ある挑戦を!』■□

 小泉内閣が「聖域なき構造改革」を進めれば進めるほど、また、4月1日から始まるペイオフが実施されますと、中小企業にとっては非常に厳しい経営環境になるのではないかと思っております。
 この厳しい状況のなかで、経済がグローバルになり、世界中が一つになってしまった。そのことをよく認識しないと自分の経営は上手にいかないわけです。昔良かったからいいだろうというわけにはいかない。それをよく認識しなければいけない。経済がグローバル化してしまった。中国が世界の工場になると言われています。それは労働賃金の差にあります。技術においても日本と全く同じものを造ってしまう技術を持っているわけです。そのことをよく認識して自分の企業をいかにして経営し、健全なる経営をはかるかということが大事である。そして自分の企業が独自性のある経営をしないと負けてしまう。永久に勝つことはできません。どんなことがあっても企業は生き残っていかなきゃならない。そのためには、岡崎経済発展のために今年こそ自分の会社をよく見極め、計画を立て、先見性ある経営をしていただき勇気ある挑戦をしていただき、岡崎がもっともっと発展する事をお願い申しあげ開会のあいさつといたします。 (文責 事務局)
新春議員懇談会・新年宴会 開催
 1月8日(火)午後4時30分より新春議員懇談会が本所中ホールにて開催されました。
 開会挨拶のなかで、大川会頭は“中小企業を取り巻く現在の厳しい状況下で、これからどのように経営に取り組み、そして成果に繋げていくか”を熱く語られました。
▲議員懇談会の模様
▲「勇気を以て挑戦」と大川会頭