産学連携により矢羽根に新たなデザイン

(有)小山矢×愛知産業大学



  矢の製造で全国シェア25%を誇る(有)小山矢と愛知産業大学が、弓道競技用の矢の新しいデザインとして「矢羽根草子」を共同開発しました。
 昨年5月、(有)小山矢の小山氏が愛知産業大学佐藤教授に、“学生の感性をいかした若者向けの矢羽根のデザイン”を依頼したことがスタート。
 弓道経験者も含む6名の学生がデザインに取り組み、昨年夏には80種類の案が出揃い、試作品を製作。矢羽根は6本セットで同じデザインのものを購入するのが通常ですが、今回は学生たちの意見で1本1本違ったデザインに。
 また、それぞれの矢とともに、「日本人が大切にしてきた自然などとの関わりを認識してほしい。」との思いから、日本の伝統的な花や季節や自然の営みを表す言葉を拠り所に矢の1本1本にこだわりの名前を命名し、矢羽根にストーリー性を持たせたとのこと。
 全国の弓道具店へのアンケート調査の結果をふまえ、人気の高かった「花暦」「風暦」「風林火山陰雷」の3シリーズが完成しました。
 価格は1組(6本)18,000円を予定で、それぞれデザインに込められた意味を解説したリーフレットが付き。3月上旬から全国65ヶ所の弓具店で販売されるとのことです。


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