●4年前までは、建築事務所で 建築に興味を持ったきっかけは、中学の頃に体験した大阪万博。その時の印象が深く心に残り、自然に建築に興味を持ち、京都大学・大学院において建築学を学びました。その後東京に出て、内井昭蔵という建築家のもとで、高円宮邸や明治学院大学のキャンパス計画などを手がけ、快適で自由な空間づくりを新しいコンセプトで実現することを目指して、デザインに携わってきました。3年前から人間環境大学へ。これまでの経験を生かし、人の関わる様々な空間のデザインについての研究に携わっています。 ●OKAZAKI WALKING MAP 昨年から学生達と共に、実際に岡崎のまちを歩いています。歩きながら実感したのは、元気がないといわれていた岡崎のまちが、実は独特のおもしろさを持った魅力のあるまちだということでした。 まちは、様々な表情を持っていて、見る側の視点をかえることで、新たなまちの魅力を感じられると思っています。それを浮き上がらせるひとつの活動として、(削除)まちを歩きながらそれぞれが気になる方向・惹かれる方向に進んでいき、その軌跡や断片を写真やコメントで地図に記録をしています(OKAZAKI WALKING MAP)。実際のマップにその断片をあらわしていくことで、岡崎のまちについての発見があり、新たな広がりを感じられるのではないかと思っています。 ●先生にとって建築・デザインとは 関わる人たちの多様な思いを組み入れ、新しい価値観を生み出す、また融合させることがデザインであり、建築家の役割であると思っています。この考え方をまちづくりにも生かし、互いにつながりあう、インテリアとエクステリアの両面から、岡崎のまちの新たな価値観を生み出していけたらと思っています。 |