地域活性化フォーラム
主催:NPO法人21世紀を創る会・みかわ、岡崎商工会議所、岡崎大学懇話会


日時:平成18年2月21日(火)午後2時〜4時40分
会場:コミュニティ サテライト オフィス
入場無料
オープニングセレモニー(午後2時〜2時15分)
研究発表(午後2時20分〜4時10分)

『岡崎市中心商店街が今後果たし得る機能の研究』
  愛知産業大学  佐藤英達 教授〔専門:経営史・経営学〕
岡崎市の中心商店街の発展を考える研究や調査は、従来、中心商店街にやって来るお客様の意向を伺い、商店街を構成するお店の繁栄を目指すものであった。今回、中心商店街に背を向けてやってこないお客様は、何を考え商店街をどのように見ているのかを探ることとしました。そして、これらの方々から見た今後の岡崎市の中心商店街の望ましいあり方を考えることも今回の研究の目的です。


『市販麦茶、および焙煎程度の異なる麦茶の嗜好性とその効用』
  愛知学泉短期大学  横田 正 講師〔専門:食品学・生化学〕
 「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあ るように、トマトは昔から体によい食べ物とされてきました。 これはトマト中に含まれるリコピンの強い抗酸化作用によるも のと考えられています。このリコピンを中心に、食品中の有用 成分の研究をしています。最近は日本独特の飲料である麦茶の 成分の研究もはじめました。麦茶は大麦を焙煎して熱湯で煮出す飲料ですが、この焙煎の程度 によって有用成分がどうなるのか、また、嗜好性がどのように変化するのかについて研究して います。


『企業活性化への道』
  岡崎女子短期大学   祝田 学 講師〔専門:経営史〕
 「企業の寿命は30年」という言葉がある。その要因の一つに 製品のライフサイクル問題がある。企業が生産する製品は寿命が あるために、既存の製品が市場で衰退する前に何らかの手を打た ないと存続できなくなるというものである。 本研究では、 それら問題を乗り越えて存在している企業の事例調査や産業統計資料を通して、 企業が環境変化にどのように対応していくべきなのか探り、岡崎での産業活性化に資することができるようにと考えている。

『岡崎市の「観光」資源の発掘』
  人間環境大学  石上文正 教授〔専門: 社会・文化環境論〕
 西田正憲氏は、「瀬戸内海の風景を欧米人の近代的風景観で 広く深く賞賛し記述した最初の人」としてシーボルトを挙げて いる。瀬戸内海は、昔からあった。しかし、そこに近代的な 風景美を見つけ、観光地としたのは外国人の眼差しであった。  岡崎は、さまざまな空間体験が可能な、「豊饒な空間」であ る。この「豊饒な空間」は、新しい眼差しによって体験できるようになる。私たちはこの地域がいかに豊饒な空間であるかを示したい。

交流会
(午後4時10分〜4時40分)
問合先:岡崎商工会議所 産学連携担当 加藤・箕浦
 <TEL 0564-53-6161 FAX 0564-53-0101 E-mail minoura@okazakicci.or.jp