去る、10月24日(金)、竹中平蔵金融・経済財政政策担当大臣をお迎えし、本所正副会頭、部会長と経済全般・地域経済について意見交換を行った。
 竹中大臣は、「全般の景気は大企業を中心に回復基調にあるが、イラク戦争とSARSの影響で『上向きの中で中だるみ』と言った状況にある。しかし、金融機関の不良債権比率は低下し、企業収益も、上場企業に関しては、増益企業の比率が増加しており、設備投資も上向きとなっている。更に、雇用者所得も上向きで、構造改革の成果の一部が現れ始めている。今後の課題は、こうした流れを地方と中小企業に浸透させることだ。政府では地方再生本部を設置し、地方行政における業務のアウトソーシングを促進する。また、活力に富み、安心できる将来社会の形成に向けて、年金、国と地方の役割分担、郵政事業の民間開放、FTA(自由貿易地域)など重要課題に積極的に取り組んでゆく。」と話された。 本所からは、竹中大臣に対し、郵貯問題、観光立国、為替動向などにつき意見・質問が出され、和やかな中で、熱心な意見交換が行われた。

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