《危機管理、こんな対策をとっています。》


〜株式会社岡田鉄工所〜

  10月3日〜4日にかけて開催された「秋の防災研修会」に参加。(機械金属部会・岡崎鉄工会主催)

代表取締役 岡田教志 氏
工作機械部品、産業機械部品製造
岡崎市上三ツ木町字清口27
TEL(0564)43−1122

 地震で実際に被害を受けた場面を目の当たりにしたり体験者の方から直接お話をうかがい、地震は想像以上に凄まじいものだという思いをあらたにしました。事業所が一旦被災してしまうと、再開するのは容易ではありません。とはいえ地震から逃げるわけにはいかないので、いざ地震が起こってしまった時に地域や顧客に迷惑をかけないよう、企業は被害を最小限に抑える努力をする必要があると思います。

《実際の対策》

神戸で視察した企業で行われていた地震対策で、当社においても生かせるところを取り入れています。機械をボルトで固定することはもちろん、できあがった製品を保管する倉庫を新たに設置しました。これは製品を災害から守ると共に、作業場と別の場所で保管することにより作業員の安全を守るという意味もあります。やはりどんな時でも人命より大切なものはありませんから。その他にも、視察に行った先の企業で“事務所に棚を置かない”という話を聞きました。(地震時に棚でケガをしたり、出入り口をふさいでしまう可能性がある)これを実行に移すには、“棚の中に入れる資料”を無くす必要があります。いきなりそこまではできませんが、受け取るFAXをパソコン内に保存し、紙媒体では残さないようにする等しています。今後も、いざ地震が起こってしまった時被害を最少限に食い止めるため、可能な範囲で様々な対策を講じていきたいと思います。

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