表紙−作者の言葉  生田 薫デザイン室 生田 薫

 最近、和太鼓を演奏するチームが増えていますね。僕も和太鼓をかじったことがありますが、太鼓は聞くより叩くほうがだんぜん楽しい。体と鼓動が一体になった時、チームの皆とぴったり息が合った時、震えるような感動を覚えます。いつか私達の楽しみはシステムの中に追いやられ、体で感じるようなエモーションを見つけにくくなりました。和太鼓は忘れかけていた何かを今、提供してくれているような気がします。




岡崎の匠「和太鼓」

 三河地方に古くから伝わり、演奏の音色からその名がついたといわれる“ちゃらぼこ太鼓(和太鼓の一種)”の製造をこの地域で唯一手がけている三浦太鼓店。昔と変わらぬ欅(けやき)と牛革を使い、全ての工程を手作業で行っています。好みの音色を出すために、客の目の前で作業をすることも。良質の材料・丁寧な仕事にこだわり、100年・200年と使える和太鼓が岡崎の地でつくられています。


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