産学連携 新しいモノづくりへの取り組み

 「おかざき匠の会」と愛知産業大学とのコラボレーションはじまる。

 ▲「石彫の戸松甚五郎」にて


 伝統産業の新たな可能性を探る初めての試みとして、岡崎の地場産業に携わる職人・作家等による異業種交流組織「おかざき匠の会(会長 上野房男 会員数40)」と愛知産業大学造形学部産業デザイン学科(市内岡町 学科長 佐藤延男教授)との交流・連携事業がスタートしました。
 まず現場を知ることが大切と、6月上旬から7月中旬にかけて大学の先生・学生の数グループが順次「匠の会」会員の工房10軒を訪問。和ろうそくや石工品、表具、草木染めなどの製作現場を見学・体験するとともに、7月16日には会員、先生、学生等約50人がその結果を持ち寄り、報告・交流会を開催しました。
 モノづくりの現場にふれた感動を語る学生、学生の新鮮な発言の中から新たなヒントを得た職人も多く「職人」「先生」「学生」の3者によるコラボレーション作品の制作に向け、その第一歩が踏み出されました。今後は個別に産学連携での新たな商品開発を目指し具体的な作業を進めてゆきます。

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