新社屋完成! 〜福祉住環境事業部がパワーアップ〜

星野建設工業株式会社 専務取締役 星野成孝 氏
岡崎市小呂町字マヤシリ8番地 TEL24−4039

福祉住環境事業部の
 名倉淳也 氏
 通路の幅が広くとられた事務所

 一般住宅の設計・施工、公共工事の土木建築請負、福祉住宅リフォーム等幅広い事業を手がける星野建設工業株式会社。この度、福祉住環境事業部をパワーアップさせるために新社屋を造設し、専門のスタッフを置き名称を“ハートモデル”としました。新しい事務所は入り口のスロープが緩やかなことに加え、車イスでの移動がし易いよう通路の幅が広いことが特徴です。同事業部で働く名倉淳也氏は自身が中途で障害者になったという経歴の持ち主で、経験に基づいたアドバイスが可能。また、福祉住環境コーディネーターの資格保有者で建築・福祉・医療分野についての幅広い知識も兼ね備え、CADを用いて製図までをこなします。また事務所のトイレを本人が設計し、障害者はもちろん高齢者や小さなお子さんをつれた方にも使用しやすくなってます。

 「バリアフリーを目的とした住宅リフォーム等は、お金をかけて改修すればいいという訳ではなく本人がどうしたいかが一番大切。現在は医療の現場からのケアマネージャーが多いのですが、当社は建築現場からのケアマネージャーになりたいですね。お客様にとってベストなプランを各専門スタッフの知識を融合しコーディネートしていきたいと思ってます。」とは専務の弁。

 新社屋はバリアフリーで、どのような人でも訪れていただきやすい環境になっています。リフォームに関する相談はもちろん、それ以外にも気軽に立ち寄っていただき人のネットワークづくりが生まれる、そんな事務所にしていきたい、とのことです。


建築板金業の功績に対し黄綬褒章授章
                       (業務に精励して人々の模範たるべき者に与えられる褒章。)

 有限会社山清板金工業 代表取締役 山本 清 氏
 岡崎市庄司田3丁目1−6
 TEL51−0583
 
職業訓練岡崎技術工学院学長等現在も要職を務める


授章されての率直な感想は?
 やはり、“自分一人でいただいた訳ではなく親方や従業員・業界の人等本当に周りの人達に恵まれた、”という思いが強いですね。私の他にも優れた方はたくさんいますが、その方達の代表として授章したと思っています。また、元気で一つのことを継続してこつこつやってきたことに対するご褒美、とも感じています。

 親の勧めで15歳の時から板金の道に入り、半世紀を経たことになりますが、いろいろなことをやらせていただきました。文化財・神社仏閣等の修復も手がけました。文化財の修復は伝統を守っていかなければならない反面、伝統的な手法のみにこだわっているわけにもいきません。例えば銅を原料にしているものの場合、酸性雨には弱いという弱点がありますが、鉛の耐酸の性質を用いることにより弱点をカバーするという手法を考えだしたりしました。他にも仕事上で使用する道具を自分で考えだしたりもしました。この世界、自分が手がけた作品が自分の広告塔になります。自分よりも作品の方が長く世の中に残るわけで、それだけにやりがいがあります。

「昔から職人は一生修行と言われましたが、そのとおりだと思います。特に若いうち(初期)に基礎をしっかりと身につけないとものになりません。若い人達は、新しいものを作り出す無限の力を秘めています。古きよきものとちょっとの後押しによってすばらしいものをつくりだすと思うし、そのように導くのが我々の仕事だと思います。これからも、後進の指導育成に努め、ものづくりの楽しさ・大切さを伝えることで、技能離れの歯止めに多少なりともお役に立てれば、と思っています。将来はアート的要素をもった大きな作品を手がけてみたいですね。」

も ど る