“繁盛店創造セミナー”をテーマに
 小売商業部会長、日野氏(中小企業診断士)語る

新しい試みをはじめられるそうですが‥‥

▲川西部会長

▲日 野 氏



川西部会長:基本的に月1回部会を開催するのですが、小売商業部会は小規模な事業所が多く出席が難しい方もみえます。そういった状況の中、部会に出席していただくからには、“部会に出て得した”“得るものがあった”というような部会でなければ、と思うようになりました。今年度に関して言えば『繁盛店創造セミナー』と銘打った勉強会を開催し、事前勉強会・現地視察会・フォローアップ研修会の3ステップを1企業について行うことにしました。

日野先生:3ヶ月を1パターンとして1つの企業(いわゆる繁盛しているお店)について勉強会を開催し、1つでも役にたつことを持ち帰ってもらい、自分の企業に対して生かしていただければと考えています。

川西部会長:普通の視察会とは異なり、企業の経営に関する部分にまで入りこんだ情報を聞くことができると思います。視察したことを生かすため、視察後日野先生にレポートの提出を行い、その後意見交換等を行う予定です。ぜひ、自社にとって有益な情報を得、企業経営に生かすため、積極的な参加をお待ちしております。

日野先生:1年間コーディネータとしてみなさんのサポートをさせていただきます。視察先は全て私のお勧めの事業所です。ぜひ積極的に「繁盛店創造セミナー」にご参加ください。

日程(月)

コンセプト

視察先(案)

“視察先のポイント”

5月 事前勉強会
6月 現地視察
7月 フィードバック
創業から現在までの業績変化を乗り切るノウハウ マッターホルン(豊橋市) S49年創業の洋菓子店。“マッターホーン”というケーキを中心に売上を伸ばす。景気低迷や市民病院の移転などの環境変化を受け、売上減となるが、現在、売上を回復している。価格と良質素材にこだわりを持ち、販売促進活動を殆どせずして成長。
8月 講演会 販売促進の打開策事例研究・実践付 講演会
宇都宮市 サトーカメラ
       佐藤勝人氏
大手の家電量販店を抑え、栃木県下で ○一眼レフカメラ販売シェア約80% ○ビデオカメラ約45% ○ビデオカメラ約45% ○デジカメ約35%と圧倒的独占シェアを占める。
9月 事前勉強会
10月 現地視察
11月 フィードバック
たくましい個人商店、新しい視点で商品を見る 伊藤くだもの店(大須) 本業(くだもの販売)の経営が揺らぎ始めた時にひらめいた果物をつかった自家製生ジュースの販売が好調。名古屋パルコにも生ジュース店を出店。
12月 事前勉強会
1月 現地視察
2月 フィードバック

新商品導入事例

お客様の心理のつかみ方

リッツ・カールトン大阪ホテル
          (大阪)
各顧客のニーズに応じたきめ細かなサービス提供に定評がある。アメリカの優れた功績クオリティ向上を果たした企業に与えられる国家賞、“マルコム・ボルドリッジ賞”を受賞。
3月 講習会 1年間のまとめ(意見交換と活用方法)「経営方針」を決定する 会議所内  

5月例会結果報告 (事例:洋菓子店 豊橋市 株式会社マッターホルン 代表取締役 河合秀矩 氏)
 「繁盛店」をテーマにした第1回(5月例会)では、株式会社マッターホルンを事例に事業内容の説明を受け、部会員同士で「繁盛店への戦略」についてディスカッションしました。講師の日野氏より開業当時や平成9年の豊橋市民病院の移転等、環境変化への対応等説明を受けた後、主力商品であるケーキ“マッターホーン”の試食を行い、ヒット要因や改善点について話し合い、小売業としての基本である「販売戦略」についてそれぞれが改めて考える機会となりました。6月例会では、河合社長より今後の戦略等についてから卓話を伺い、現地を視察します。

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