表紙−作者の言葉  生田 薫デザイン室 生田 薫

 カウンターフロー転造盤というなにやら一般人には難しそうな機械は、金属の材料を削るのではなく、圧力でぐぐっと押して形を作る機械なんだそうです。しかも精密。金属の繊維が切れないので丈夫、当然切りくずは出ず生産性も高いといいことづくめ。この地方にはこうしたすごい機械を開発するような会社があちこちに点在しているらしい。創造することはなにも芸術だけとは限らないわけで、人の底力を感じますね。


岡崎の「カウンターフロー転造盤 」

 切りくずを出さない技術で、生産性が高く高品質なネジやスプラインを加工する機械(=カウンターフロー転造盤)を生み出したエヌ.エッチ.ケー.ビルダー株式会社。精密さと耐久性が求められる車のエンジンやトランスミッションの生産現場などで、その技術は活かされています。からこのリサイクルに取り組んでおり、その繊維は作業手袋・自動車のシートクッション、エンジンルームの吸音材など、私達の身近なところで活躍しています。

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