表紙−作者の言葉 生田 薫デザイン室 生田 薫

 最先端のハイテク機械が並ぶ工場だって人の技が大いにいきづいている。開発から供給システムにいたるまで、さまざまな試行錯誤が繰り返される。水に浮くレンズなんて知っていました?僕は眼鏡をかけることがないので、水だけでなく油も付きにくいレンズなんて知らなかった。高屈折率の強化プラスチックレンズや高いコーティング技術など日本のレンズの技術は世界の最先端をゆくもので、そうしたメーカーのひとつが岡崎にあり、そこに熟練の人の技が存在することになにやら誇りを感じる。僕もそろそろ眼鏡のお世話になろうかな。


岡崎の「眼鏡レンズ・光学薄膜」

 眼鏡レンズ国内第4位のシェアを誇る東海光学株式会社は、このほど水や油を良くはじき、皮脂や化粧品、調理時の脂汚れ等が付きにくい眼鏡レンズの新しいコーティング技術を開発し、市場で高い評価を得ている。また、光学薄膜事業にも進出し、液晶プロジェクターやデジタルカメラなどの中枢部品に同社が培ってきたコーティング技術を展開している。

◇ も ど る