●日 時 平成20年3月21日(金) 10:00〜13:00 情報文化部会3月例会は、FMおかざき・YAMASA言語文化研究所・めぐみ幼稚園など、多彩な事業展開をされている服部工業 代表取締役 服部良男氏(本所副会頭)の卓話会、ならびにグループ施設見学会を開催いたしました。 (参加者23名) ●概 要 <服部社長卓話会> 卓話会では、服部工業の歴史からグループの事業展開、また服部社長の経営理念・施設のコンセプト等について語られました。 この中で、めぐみ幼稚園について、「これまでは保護者の目線であったものを園児の目線に変えようと取り組んだ。太陽・水・土の恵みを体で感じてもらうなど、自然と本物を実体験することを重視している。」と説明されました。 またYAMASA言語文化研究所に関しては、「教育はサービス業であり、お客さんに心地よく感じていただくことで、また利用したいと思ってもらえることが大事。そのために、手間ひまをかけて、なるべく効率化しないで心を配ることが大切。お客さんの期待より少しでもサービスが高ければリピーターになってくれる。」と力説されました。 昨年開設した暮らしの学校に関しては、「めぐみ幼稚園で取り組んできたことを、次はこの地域で試してみたい。本当の食の追及をはじめ、心と体の健康・生活の知恵など、自分自身や家族が未来にわたって幸せに暮すために必要なことは何かを学んでほしい。」と語られました。 <グループ施設見学会> 施設見学は、めぐみ幼稚園⇒クッキングシアター⇒FMおかざき⇒YAMASA言語文化研究所⇒暮らしの学校の順に案内により回り、それぞれスタッフの方から説明をいただきました。 めぐみ幼稚園は区画整理のため移転を機にコンセプトを改め、園児と保護者のため様々な工夫を施しており、地元産の杉の木をふんだんに使うなど、子供たちに自然と本物に触れてもらうことに配慮した建物となっています。 YAMASA言語文化研究所では、オープンな各教室での授業風景や、当日は卒業式の様子も垣間見られ、熱気が感じられました。 また、暮らしの学校は大正時代に建てられた服部家の自宅を、昔ながらの造りを活かし改築したカルチャーセンターです。生活している人たちに「本物」を伝えることを目指し現在約130のメニューが用意されており、それぞれ人気を集めています。 <昼食懇親会> 見学終了後は、暮らしの学校内の「くるみ」にて、服部社長を囲み昼食懇親会を開催しました。木の香りを感じ庭の景色を眺めながら、参加者は終始楽しそうに懇談、ゆったりとしたひと時を過ごしました。 ●参加者の声 ■地域に根ざした経営に共感するとともに、これからの企業のあり方について考えさせられる良い機会となった。 ■服部社長の経営理念の素晴らしさに感動すら覚えた。お客さんを大切にする心や、自然の恵みとか本物にこだわる感覚は、これからの時代には必要なことだと改めて感じさせられた。 | |